ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ミュージカルとかオペラの話題

2007年02月20日 | 指輪物語&トールキン
今日は指輪ミュージカルとか、ショアとかトールキン関連のオペラの話を書いてみます。
まずはロンドンの指輪ミュージカル。2/9?にDurury Lane劇場で記者会見?が行われたようですね。
こちらのロイターの動画がみやすくて色々出ています。(アラゴルン役のジェローム・プラドンさんのファンのSiosizさんのブログから情報いただきました~)
インタビューはディレクターのMatthew Warchusとガラドリエル役のRaula Michelle Kellyだけですが、フロド役のJames Loyeやゴラム役のMichael Terriaultさんの姿が見えます♪
ちなみにアラゴルンのJarome Pradonさんは後ろの方にいて顔が映ってないそうです・・・(汗)
オーク役の人がアクロバットとかやっていて、これみてるとなかなかすごいんですが、劇中で見ると・・・なんだよなあ(汗)
舞台の映像はもちろんトロントのものですが、こうしてみるとカッコイイんですよねえ・・・ビジュアル的にはかなりきれいなのかな。
うーん、私がトロントで観た時よりもよくなっていると良いのですが。
ステージにおおがかりな装置を作っている様子などもみられて、なかなか面白い映像でした。

続いてはショアのオペラのお話。
ハワード・ショアがThe Flyのオペラを作っている、という話は随分前から聞いていましたが、このほど制作記者会見が行われたそうです。
L.A.でやると聞いてましたが、なんとワールドプレミアはパリで、来年7月1日にやるんだそうです。で、9月7日にはL.A.オペラでやるんだそうです。
演出は映画も監督したディヴィッド・クローネンバーグで、指揮はなんとプラシド・ドミンゴがやるんだそうな。すごいですねえ。
作品としてどうなんだろう・・・というのはなんとも言えませんが(汗)ショア初のオペラ作品、聴いてみたいなーという気はします。CDとか出ないですかねえ。日程が合えば行ってもみたいけど・・・でもL.A.はあんまり行きたくないけど・・・

最後に、オペラがらみで。大分前の情報なんですが。TORnからの情報です。
昨年7月に、「シルマリル」の中のべレンとルシアンの物語をオペラにした「Leithian」がN.Y.で上演されました。この時は前半だけだったそうですが、今年4月14日、15日に後半が上演されるそうです。
興味がある方はこちらをご覧くださいませ。
このオペラについてはこちらこちらの記事に書いてますので、英語読むのが面倒な方はどうぞご覧ください(笑)
面白そうなので、聞いてみたくはあるのですが、なかなか日程が合いませんねえ。この時期行けるならウィーンのLotRシンフォニー行ってるし・・・(笑)
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GENERATIONS

2007年02月19日 | ミュージカル・演劇
銀河劇場でやってたGENERATIONSの千秋楽に行って来ました。
ほのかさんが出るというので観に行っただけで、あんまり期待してなかったんですが・・・これがなかなか良くて。拾い物した気分でした。
まずバンドが上手い! 安心して聴いていられるだけでなく、音楽として堪能できました。ホーンセクションが上手いのが感動だったなあ・・・ミュージカルのオケではあのレベルではちょっと聴けない(汗)
そして、出演者の皆さんが本当に皆上手くて。ほとんどの方が知っている方で、上手いのは知ってましたが、改めて上手い人たちだなあと感心しました。
しかも、ちゃんとロックしてたんですよね。ミュージカルの人ってロックは歌えない人が結構いるので、そのあたりも新鮮でした。
まあ、ほのかさんとか伊東恵里さんあたりが一番微妙なところでしたが・・・(汗)でも二人とも好きなのでいいです(笑)もっと微妙というか、「無理してロック歌わんでも・・・」という人に比べたら全然OKですし。
そんなわけで、ミュージカルのコンサート、ではあるんですが、普通にライヴ感覚で楽しめたのも良かったですね。知らない曲も結構ありましたが、(GOD SPELL見てなかったし)いい曲はいい曲として楽しめましたし。
全然知らなかったんですが、石原慎一さんが構成・演出をやってたんですねー。メンバー集めたのも石原さんっぽかったかな。
石原慎一さん久々に見ましたが・・・いや~カッコイイですよねえ。忘れてました・・・ごめんなさい(汗)
最後に見たのは石井一孝さんのバックコーラスやってた時か(よく知らずにバックコーラス頼む石井さんもすごいけど、ひきうけちゃう石原さんもいい人だ(笑))、アニメタルと一緒のイベントだったか・・・(汗)
トークの司会?は石原さんとニイロさんに分かれてやってましたが、二人とも面白くて(笑)MCも楽しかったです。
God Spell初演に出ていた山本耕史さんの話題になった時、「今は万俵家の次男として・・・」とか「新宿で女装してる」とか言いたい放題だったのもおかしかった(笑)
あと、ニイロさんがGod Spellのオーディションで「ルパン三世のテーマ」を歌って合格したというエピソードにも爆笑(笑)
出演者の中では、高橋洋子さんが圧巻でしたねー。好きです
最初に歌ったFameのナンバーOutside on my own、話も曲も全然知らなかったのに、歌詞の意味もいまひとつわからないのに、聴いていて涙が出て来てしまいました・・・
全然知らなかったんですが、「残酷な天使のテーゼ」歌ってた方なんですね・・・うーんどんな声だったか今ひとつ記憶が(汗)「エヴァンゲリオン」見たことないし・・・(アニメタルの英三さんの声しか思い出せないよ(笑))
「ジーザス・クライスト-」のI don't Know how to Love himはいつかほのかさんで聴いてみたいと思っていたのですが、今回は花木左千子さんと伊東恵里さんで。良かったけれど、個人的には高橋洋子さんかTinaさんで聴いてみたかったかな。
ほのかさんが歌った中では、God Spellの中のBy My Sideが良かったです。伊東恵里さんとデュエットというのも嬉しかったし。
あ、ほのかさんの衣装はピンクのカウボーイスタイル(笑)で、ジーンズの両脇のスリットが思いっきり開いているセクシー?な格好でした。なんでもニイロさんと真織由希さんのコーディネイトだそうで。
そうそう、Tinaさんが出るのは知ってたのに、見ていて突然「あ、TinaがSeasons of Love歌うんだ・・・」という事実に震えてしまった私(笑)またTinaのSeasons of Loveが聴けるなんて・・・
ラストナンバーでしたが、実際に聴けて感無量でした。
日本語歌詞で聴けたのも懐かしくて・・・東宝では多分歌詞変わるだろうからなあ・・・
そして、石原慎一さんがニコニコしながら歌っているのを見てたら、あー、コリンズだ、と・・・
というわけですっかり泣いてしまいました(笑)
話が前後しますが、石原さんが歌うI'll Cover You-repliesも・・・。曲名を見た時は「どうせRENTなら他の曲の方が・・・」なんて思ってしまったのですが、ホンモノのコリンズが歌うI'll Cover Youは圧巻でした・・・なんだか昔に戻った気がして・・・懐かしかったなあ。
RENTの2曲はそんなわけで泣いてしまったのですが、この間の来日公演であんまり泣けなかったことを考えると、やっぱりJapan RENTかなり良かったなあと・・・(まあ今回のメンバーが皆参加していたわけではありませんが(汗))
今度はRENTのガラコンサートもやって欲しいなあなんて思ってしまいましたが、無理かなあ。
となんかRENTの話になってしまいましたが(汗)「音楽っていいなー」と素直に思えるステージでした。楽しかった!
7月にはシアター1010でまたやるようなので、行けたら行きたいです。旅行と被る可能性あるけど・・・
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墨攻(ネタバレ)

2007年02月19日 | 映画
酒見賢一原作ということで気になっていたのですが、(と言っても私はデビュー作の「後宮小説」しか読んだことありませんが・・・)行く気になったのはポスターで見たアン・ソンギがカッコ良かったから、です(笑)
公開2週目なのにもう平日夜はレイトショーしか無理な時間帯になっていた地元のシネコン・・・もしかして評判悪い?(汗)と思いつつレイトショーで行って来ました。
いつもより男性が多いなあ・・・と「それでもボクはやってない」を見た時にも思いましたが、今回気がつきました。レディースデーじゃないからだということに・・・(笑)

基本的にネタバレですが、重大なネタバレと思われるところは反転文字にしてみます。
さて、見てみて・・・映画の出来としては今ひとつというかもう一息というか(汗)構成が良くないというか、まとめ方が上手くないなーとは思ったのですが、ストーリー自体はなかなか面白かったです。これは原作の力なんでしょうが。
戦った結果残るのは悲惨な結末だけ、という非情でシビアなところがよく描かれていたと思います。
戦いには参加しない、非戦闘員であるはずの民衆がいかに残酷になるか、というあたりも。どこにも絶対的な正義も絶対的な悪もない、というあたりが良かったですね。
最後に生き残るのが梁王だったり、ヒロインを助けられなかったりというあたり、甘さのない厳しい展開で斬新で良かったと思います。
こういうの日本人的発想かなあと思うのですが・・・中華圏でもこの展開は受け入れられるものなんでしょうかね?
印象的なシーンもところどころ出てきました。
梁適に「殺さないから武器を捨てろ」と言われた趙の隊長?が迷いながら最後には剣を捨てるシーン、隊長の演技が良かったです。人間なんだなあと共感できて・・・
最後の方の、弓隊のメンバーが歩き去りながら武器を捨てて行くところもカッコ良かったなあ。
逃亡した人たちの家族が串刺しにされて、嘆き悲しむシーンも・・・シビアで、残酷さが中国っぽい?あたりも良かったですね。
実際に戦うのは初めての革離が、自分の作戦のためにたくさんの兵士が苦しみ死んで行く姿を目の当たりにして愕然とする姿も・・・
最初は戦意高揚するようなことを民衆に対して言っていて、あれーと思ったんですが、あれも後の展開を考えるとなるほど、なシーンでした。
最初と最後に出てきた小肖のエピソードは、ありがちかもしれませんが、最後はちょっと泣けてしまいました。
役者の演技で「いいなあ」と思うシーンも色々ありましたね。
アンディ・ラウはやっぱり上手いしカッコイイですねー。画面にひきつけられる感じ。(この人が便器?の歌を歌ってたなんて・・・(汗))
アン・ソンギも期待どおりカッコ良かった~。韓国の役者さんて目で語れる人が多いですよね。
ヒロインは、かわいいけど、戦闘シーンで甲高い声出してたのがちょっと・・・(汗)アジアってどうも女性はカワイイ高い声が良い、という風潮がありますよね。LotRの韓国語吹き替え見た時も思いましたが・・・(アルウェンとか思いっきりお姫様声だった・・・)
まあ最後助からなかったのが新鮮だったのでいいです(笑)
そう言えば、気になるのが、地下で硫黄?を掘っていた元奴隷の人、やっぱりあれで死んじゃったんでしょうか・・・最後いなかったし・・・
いや、皆バタバタ死んでいくので今さら、なんですが、あれで死んだということは、最初から死ぬのわかっててやってたってことで・・・それは悲しすぎじゃないでしょうか・・・死ぬのわかっててやらせた革離ひどい・・・(汗)彼のことだけはどうも気になってしまうのでした(汗)
いやでも、話が結構面白かったので、映画としての出来が今ひとつだったのが残念・・・もうちょっと上手く作れたとも思うんですけどね。
もっと出来が良かったら、世界に出したいと思うような作品ではありました。今度原作も読もう・・・
そう言えば、アン・ソンギやチェ・シウォンは北京語吹き替えだったのかな? 時々口と声が合ってない時ありましたが、単に皆後からアフレコしてる可能性もありますが・・・(アンディ・ラウは北京語喋れるんですよね?)
Promiseで自分で北京語喋ってたらしい真田広之とチャン・ドンゴンは偉かったなあと思ったり・・・映画の出来はこっちの方が全然いいと思いますけど(汗)

てな訳で今年見た映画の順位です。
1.ディパーテッド / 2.それでもボクはやってない / 3.マリー・アントワネット / 4.墨攻
映画としての出来というかまとまりが今ひとつだったのが響いてこの順位になりました。
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ビルボと私

2007年02月19日 | 指輪物語&トールキン
今日はキャラ語りです。前回の予告どおりビルボについて。
ビルボとの出会いは、原作の誕生日パーティー直前のあたりです。そう、「ホビット」よりも先に「指輪」を読んでいたので、「ホビット」のビルボは知らなかったんですね。序章のあらすじは読んだものの。
「指輪」本編しか読んでいない頃のビルボのイメージは、「かわいいおじいちゃん」という感じでしたね。最初の方はそうでもないんですが、裂け谷で再会した時にかなりボケて来ていたのが、ちょっと悲しくもかわくて。
そんなビルボの、エルロンドの会議での「私に指輪を持って行けというんですね」というあたりには感動しましたが・・・
最後の方、再び裂け谷で再会した時は、つらぬき丸とミスリルの鎖帷子を与えたのを忘れてもう一度フロドに与えたり・・・とますますボケてしまったのが悲しかったですね。でも、切なくもどこかかわいいというか・・・
灰色港に向かうところでも、馬の上で眠っていたりして、微笑ましくも物悲しく・・・私のビルボのイメージってなんだかそんな感じですね。
そのまま、確か「ホビット」は読まないで映画FotRを見たんだったかな。イアン・ホルムのビルボは、見事にイメージそのままで感動したものでした。
裂け谷でフロドと再会する直前、ベンチから足をブラブラさせながら書き物をしている姿がとっても好きです。
そして、映画を見た後に「ホビット」を読んだのでした、確か。
ここでビルボに対する見方がかなり変わりましたね~。
冒頭から、ガンダルフやドワーフたちに振り回される、一人で真っ当な(?)ビルボがおかしくて(笑)「苦労人だな~」と思いながら読んでました。
冒険に実は心惹かれながらも、常に「家に帰りたい」と思う弱気なビルボは、とても共感できるキャラクターでしたね。
そして、トーリンたちがはなれ山に立てこもったあたりからの、戦いを避けたい、仲間たちを助けたいというビルボの行動には感動しましたね~。エルフの王やバルドがビルボを賛嘆するのが嬉しくて。このあたりから、「指輪」本編にも出てきた、小さなホビットに大きい人たちが敬意を示す、というコンセプトが出て来たのですね。
ガンダルフのビルボへの優しさはもちろんですが。
最後のトーリンとの別れも泣けましたねえ。
なんだか「ホビット」の感想になってしまいましたけど(汗)そんなこんなで「ホビット」を読んでから「指輪」を読んだら・・・ビルボが取り出した古ぼけた緑のマントが、「ホビット」の旅立ちの時にドワーフからもらったものだということに気づいて、感動したものでした。
ビルボの「楽しいなあ! またドワーフたちと行くんだ」という台詞にも感慨が・・・。やっぱ「ホビット」読んでから読んだ方がいいですね~。
「ホビット」を読んでからだと、ビルボが鷲たちを見たのは五軍の戦いが最後だった、というのもそのとおりになっているなあ、なんてことにも感心したりしました。
そして、「ホビット」の最後の、ビルボがとてつもなく長い人生を幸せに生きた、と言う言葉が、ああいう終わり方になるのか・・・と、ハズレてはいないけれど、なんだか切ない気持ちになったものです。
その後、「ビルボの別れの歌」をみかけて読んで・・・。灰色港は悲しいイメージだったけれど、ビルボにとっては新しい旅立ちだったんだ、と、切なくも暖かいような不思議な気持ちになりました。
この歌は、BBCラジオドラマの物悲しい曲よりも、ドナルド・スワンのThe Road Goes Ever onに入っている曲の方が、希望を感じさせる明るさがいいなあと思います。明るさがむしろ泣けるというか・・・
どうも余計な話が入ってしまいましたが(汗)ビルボというと、どうも個人のキャラクターというよりも、どこか「ホビット」でも「指輪」でも、物語自体を象徴しているような気もしてしまうんですよね、私の印象では・・・
そんなこんなで最後に映画RotKを見たんですが、ビルボ老けすぎだ! FotR裂け谷くらいの老け方で良かったのに・・・イアン・ホルムの演技はとても良かったので非情に残念です。
馬車の中でフロドにもたれて眠ってしまうところ大好きです・・・
そして、灰色港で海を見て喜んでいるところも、「新しい冒険に行けるというものだ」といいながらよたよたと歩いて行くところも。
しかし、「ホビット」を後から読んだせいかもしれませんが、どうも「ホビット」のビルボと「指輪」のビルボがあまりつながらないような気もするのですよね。
うーん、どうも私にとってビルボは、フロドといい勝負で掴みきれていないキャラクターなのかも・・・(汗)主人公だからかなあ???

次回のキャラ語りはゴクリ(ゴラム)の予定です。
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朗読CDその6

2007年02月17日 | 指輪物語&トールキン
朗読CDはついに馳夫さんが出てきました馳夫さんが出てくるとやはり俄然話が面白くなりますねー。
今回ゆっくり読んでいるので、厳密にいうと馳夫さんがフロドたちの部屋に来るところからが面白いんだということがわかりました。原文ながらぐいぐいと読めました。まあ台詞が多いからというのもあるかなー。
と言っても、平日夜に読んでるとついつい眠くなってしまうので、進度はあまり変わりませんが(汗)
どんなかなーと楽しみだったバタバーさん、ラジオドラマほどの超早口ではありませんでした(笑)このくらいならまだ聞き取れるかな(笑)
ちゃんとノブの声色も分けていて・・・すごいです。
そして、いよいよ登場の馳夫さんの声が・・・カッコイイ・・・!
Rob Ingrisさん、こんな男前の声もできたんですかー、という感じ。カッコイイんだけど年輪も感じさせて。
静かな話し方は、ラジオドラマの馳夫さんやヴィゴにも通じるものがありました。うん、馳夫さんて感じするな~。
ラジオドラマの馳夫さんも気さくで豪快な感じが大好きなんですが、Rob Ingrisさんの馳夫さんが一番イメージに合うかも! これは今後も聴くのが楽しみです。
Rob Ingrisさん、ガンダルフやトムがはまり役と思ってましたが、アラゴルンもいいとは。今後他のキャラが出てくるのも楽しみです。木の鬚とか楽しみだなーホントに。
そうして、色々なキャラクターが出て来ると、フロドの喋り方も区別されて来るというか。物静かで知性的な話し方は、イアン・ホルムとも似てますね。
英語で読んでいると、馳夫さんが言った言葉をサムがそのまま使って反駁?しているのがよくわかって面白いですね。
サムの疑い深さがかわいい
そして、ホビットたちの疑いの言葉に静かに答える馳夫さんがやっぱりカッコイイ~
最終的に馳夫さんのことを信じるというフロドの言葉も、フロドの知性を感じさせていいですねえ。
でもこれに答える馳夫さん、ラジオドラマの豪快な笑い声が好きだなあ、やっぱり(笑)原作からははずれてるかもしれませんけどね。
ガンダルフの手紙、「火焙りにしてくれるつもり」のところが英語だとroastなのが、なんだか料理するイメージでかわいいですね。邦訳の言葉遣いも好きなんですけど。
そして、話がついたとたん「眠い」と言い出すピピン・・・やっぱりピピンってすごいなあと思いました(笑)原作でもホビット4人の個性はしっかり描かれてるんですね。演技しているのを聴いているとよりわかりやすいです。
さて、この後はメリーが帰ってくるんですが、どんなかなー。
そして、馳夫さんとホビットたちの旅やいかに。いよいよ楽しみになって来ました。これで少しはペース上がるといいんですが・・・(汗)
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ガンダルフの普通の名台詞集その4

2007年02月15日 | 指輪物語&トールキン
ガンダルフの名台詞RotK編後編です。
まずは最終戦略会議での台詞。

「(略)じゃがこの世の時の流れをすべて支配するのがわしらの役目ではない。わしらの役目はわしらの置かれた時代のためによしらのよく知る田野の悪を根絶すぺく持てる力をつくすことであり、そうしてこそ後代に生きる者たちがきれいになった土地で耕作ができようというものじゃ。その時の天気までは責任が持てぬが。(略)」

前回書いた「中つ国の執政」発言(「わしもまた執政ですからな」のことですが)と同じく、為政者(かな、この場合・・・)のあるべき姿を語っているように思います。こういうのもキリスト教的、なんでしょうかね?
そしてその後のこの台詞もとても好きなんです。

「(略)わしらは指輪は持っておらぬ。叡智の極みか、大愚の果てか、それは消滅させられるべく遠く送られた。(略)」

フロドに指輪を捨てるという使命を任せたことがいかに大きな賭けだったのか、ということを感じさせる言葉です。
それも、フロドとサムだけに行かせるつもりではなかった、不可抗力だったというあたりに、何か大きな力を感じるように思います。運命でも、信じている人にとっては「神」でもいいと思いますが。
今手元に指輪があったらどうしていたかわからないけれど、指輪は行ってしまった・・・このあたりの運命の力というか、導かれているような感じが私は好きなのですが。
映画では皆でフロドを送り出しちゃってるので、あれはあれで感動的な気もしますが、原作とは違うな~と改めて思いますね。

続いては、ホビット庄に帰る途中、フロドたちと別れる前の言葉です。

「(略)お前さんたちにはまだわかっておらんのかな? わしの時は終わったのじゃよ。ことを正すことも、あるいはみなに力を貸してそうさせることも、もはやわしの任務ではないのじゃ。(略)」

一度死んだガンダルフが、白のガンダルフとして送り返されてきたのは、中つ国を救う手助けをするためだけだったんだ、だからもうガンダルフとはお別れなんだ・・・と思って悲しくなってしまいます。というのは初めて読んだ時には全く思わなかったことですが・・・

そして、灰色港での最後の名台詞。

「(略)では親愛な友人たちよ、いよいよここなる大海の岸辺において、中つ国でのわしらの仲間の縁が終わることになった。恙なく行かれよ! わしはいわぬ、泣くなとはな。すべての涙が悪しきものではないからじゃ。」

台詞らしい台詞があまりない灰色港で、最後の締めの言葉がこのガンダルフの言葉ですね。(一番最後はホビット庄に戻ったサムですが)
ガンダルフらしいな・・・と思いつつもやっぱり切なくなってしまいます。
原作ではガンダルフとホビットたちの別れが描かれてなかったのが残念だと思っていたので、映画のガンダルフはちょっと嬉しかったですね。(ギムリの台詞も混ざってたし(笑))
でも、感情的な描写をしていない原作の灰色港も、読んでいてしんしんと悲しみが染みて来るというか・・・やはり原作には原作の良さがありますね・・・

ガンダルフの名台詞、RotKが多いなあと実感しました。せっかち名台詞はFotRが多いというのも、ガンダルフの変化を感じるなあと思いました。
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ガンダルフの普通の名台詞集その3

2007年02月13日 | 指輪物語&トールキン
ガンダルフ名台詞、RotK編に入ります。
まずは、デネソールとの最初の会見の時のこの台詞。

「なぜならかく申すわしもまた執政ですからな。」

結構地味な台詞?で、あまり記憶にない方もいらっしゃるかもしれませんが、この台詞にとても感動した・・・というか「そうなんだ~」と思った私です。
いつ来るのかわからない、いるのかもわからない、本来の王のために、国を治めるのが執政の仕事なんだなと。
ガンダルフの場合は、イルーヴァタールのために、ということになるのでしょうが。キリスト教的ですねー。でも、為政者というのはそうあるべきなんじゃないだろうか、とも思いますね。

お次は会見後のピピンへの台詞。

「お前のしたことは(いうなれば)かれの機嫌を取ったことにもなるが、それだけではない。かれを感動させたのよ。」

ガンダルフの台詞にというよりは、デネソールがピピンに心を動かされたということに感動するのですが、ガンダルフのこういう、全てわかっていて後から解説してくれるというかフォローしてくれるところがいいですよね。と思うとやっぱりガンダルフの名台詞かな。

次は台詞ではないですが・・・ファラミアがフロドたちに会ったことを話す場面でのピピンが見たガンダルフの様子です。

ピピンは彫り物のある肘木をつかんでいるガンダルフの手が震えていることに気づきました。その手は今は白っぽく、そしてとても老人っぽく見えました。そしてそれに目を向けているうちに、不意にピピンはがくがくするような恐ろしさで、ガンダルフが、さしものガンダルフその人が心を痛め、恐れてさえいることを知ったのです。

ガンダルフのフロドたちへの思いとともに、フロドとサムという小さなホビットに本当に全ての望みがかかっているんだ、ということを感じさせられるシーンです。
万能に思えるガンダルフの弱さを見せられることで、読者もピピンのように愕然とするのですが、そんなガンダルフも愛おしく思えて・・・
やっぱり上手いなあトールキン、と思ってしまいます。

続いてはその後のまたもやピピンとの会話。

「そもそもたいして望みがあったわけではない。」(略)「さっき大侯からわしがいわれたように、愚か者の望みにすぎんのじゃ。(略)」

ここも説明不要の名台詞ですが。小さなホビットが使命をやり遂げると信じること・・・そんな「愚か者の望み」を抱いて、フロドを案じながらも信じているガンダルフにグッと来てしまいますね~。

続いてその後、ゴクリについての台詞。あれ、ゴクリのことを直接指してるのではなかったでしたっけ・・・?

「おぼえておこうぞ、裏切り者はおそらく正体を露し、自分では意図しない善をなすことがあるのじゃ。(略)」

全てを見通していたわけではないはずだけれど、それでもゴクリに何か役割があることを信じていた(予測していた?)ガンダルフの偉大さを感じます。
実際にゴクリに会ったらイライラしてたみたいですけどね(笑)←それもまたかわいい(笑)

そして、出陣するファラミアへのこの名台詞。

「ファラミアよ、父君はあんたを愛しておられる。そして最後にあたってそのことを思い出されよう。」

ファラミアへの労わりの言葉であるだけでなく、デネソールのこともまた見通していたガンダルフ。やっぱり偉大ですね。
それでもデネソールに対して比較的厳しかったガンダルフ。(映画ほどではないけれど(汗))ふと、デネソールに厳しかったのは、デネソールがゴンドールの執政という重要な立場にいたからかなと思いました。苦しみは判るけれど、それではいけないのだと。
・・・そう思うとセオデンに優しかったのってローハンを低く見てたってこと? うーむ(汗)

RotKの名台詞多いですねえ。長くなるので後半は次回に回します。
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こんなところにアンディ?!

2007年02月11日 | 旅行
さて、今回から台湾旅行の話です。
まずはこの写真。アンディ・ラウなのはおわかりかと思いますが、このシールどこに貼ってあるのでしょうか。
答えは・・・ホテルのトイレの便器です(爆)
何で便器にアンディ・・・(汗)
写真は撮らなかったけれど、街中の看板やテレビのCMでは、ケリー・チャンがウォッシュレットの宣伝をやってました・・・(汗)中華圏のモデル起用の基準がよくわかりません・・・美男美女がトイレのCMってありなんですねえ。

さて、台湾旅行の準備の話も書けなかったので、ここでちょっと書いておきます。
もともと正月はドイツに行くはずだったんたですが、諸事情により行けないことに・・・
せっかく旅行行く気になっていたので、どこかかわりに・・・と思い、N.Y.をと考えていたんですが、同行に誘った妹が「寒いところはヤダ」というので、(この時点で韓国もなくなりましたね)結局台湾になりました。まあN.Y.よりはかなり安くあがりましたけど。
最初はツアーで探したんですが、動き出しが遅かったので皆満員・・・
しかも、ツアーだと4日間までしかないんですが、年末年始のピーク時には延泊はできないということにきがつきまして。5日間は行きたかったんで。
ツアーが満員なのは飛行機の座席だけ、と言っていたのを思い出し、便が限定されるツアーよりも航空券だけ取ったほうが取れるのでは・・・と思ってHISに行ったら、あっさり取れました。まあ残り3席とかでしたけど・・・
ホテルは、ツアーでよく使う麒麟ホテルとかもいいかなと思ったんですが、せっかく航空券だけにしたんだから、と、安宿に挑戦することに。台北ナビで金財神旅館というところを予約しました。
予約いるかな、と思ったのですが、現地で泊まろうとして断られている人もいたので、予約しておいて良かったかも。
台北ナビで紹介されているせいか、日本人ばかり泊まっていましたが、スタッフも日本人慣れしていて、フレンドリーで感じも良くて、良かったです。
部屋も普通のビジネスホテルと変わらないくらいで清潔でしたし。(ビジネスホテルというかラブホテル兼用なんですけどね、台湾の安宿は)
しかし、ゴキブリは出ましたが・・・それも食堂にいるような小さい奴・・・大きいゴキブリよりは怖くないけど・・・(汗)
それから、トイレに紙を流していたら、便器から漏水が(汗)紙を流すのをやめたら漏れなくなったので、やっぱりあれ下水・・・!?
それ以外は居心地いい宿でした。冬の台湾や香港で悩ましい冷房も各部屋で止められるようになってたので、夜も寒くなかったし。(ホテルの寒さ対策で厚めのパジャマ持って行って、かえって暑かったくらいでした)
台北駅や西門からも歩ける場所で、ロケーションも良かったですし。ソウルで苦労したことを思うと楽々でしたね。

てなわけで、しばらくまた台湾旅行の話が続く予定です。
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ガンダルフの普通の名台詞集その2

2007年02月11日 | 指輪物語&トールキン
ガンダルフの普通の(汗)名台詞集、TTT編に入ります。
まずは復活後、サムがフロドと一緒に行ったと聞いてのこの台詞。

「行ってくれたか!」と、ガンダルフはいました。目が輝き、微笑が浮かびました。「本当に行ってくれたんじゃろうな? 初耳じゃぞ。が、驚きはせん。けっこう! おおいにけっこうじゃわい! あんたたちはわしの心を明るくしてくれた(略)」

数少ない映画でも出てきた台詞ですね・・・(汗)とにかく初めて読んだ時にはすごく感動した台詞です。今ももちろん大好きですが。
ガンダルフがサムのことを重要に思っていることも嬉しいのですが、鷲たちにもガラドリエルにも見通せなかった、本当に小さな存在であるサムが重要なのだということに「すごい!」と思ったものですね。このあたりは映画では違っちゃってましたが・・・
続いてはその後のボロミアの死について語るシーン。ここ初めて読んだ時から感動したものです。

「ボロミアよ、かわいそうに! わしにはかれの身に起きたことは見えなかった。武人にして人の上に立つべき貴人たるかれのような男には、辛い試練であったろう。ガラドリエルがわしに言ってくれた。かれは危険にさらされていると。だが結局は逃れ得たな。よかった。ボロミアの為だけにも、若いホビットたちがわしらと一緒に来たことはむだではなかった。(略)」

ガンダルフのボロミアに対する理解と労わりの言葉にほろっとしてしまいます。ボロミアがメリーとピピンを救おうとしたことで自身が救われたのだということもわかって・・・。
この時点ではまだ何の役にも立っていなさそうだったメリピピにもちゃんと役割があったのだということもうれしかったですね。
そしてそれを全て見抜いているガンダルフってやっぱり偉大だなあと思うのでした。
しかし、ガンダルフはこの理解と労わりの言葉を、デネソールにだけは言ってくれないんですね・・・草稿の段階では言っていたのに。
デネソールに対しては、救いのない描き方をする方向にしたんですかねえ・・・
それを拡大解釈した映画ってば・・・とつい思ってしまいます。

話がかなり逸れました(汗)
続いてはエドラスでセオデンを癒した後、二人でモルドールの方向を見るシーンです。

ガンダルフもセオデンと並んで立ち、二人はともにこの高所から東の方を眺め渡しました。
「げに、」ガンダルフは今度は声を大きくしていいました。「あの方向にこそわしらの望みはある。してまた最大の懸念も。(略)」


後の方で出て来る場面とも被りますが、ガンダルフが常にフロドのことを心に懸けていたことがわかります。ローハンやゴンドールで起こる様々な出来事が全てフロドとサムの旅をサポートするものなのだということを感じさせて、初読時にはかなり感動したものでした。
こういうの、映画ではほとんど感じられなかったんですよね・・・ってまた話が逸れそう(汗)

しかしかの思いは、たとえ最後の決定的な言葉をサルマンに話している時でも、そしてパランティアが火と燃えてオルサンクの階段にぶつかった時でも、絶えずフロドとサムに向けられていたのです。何リーグもの長い距離を越えて、かれの心は望みと憐みをこめてかれらを探し求めていました。
おそらくフロドはそれとは知らずにその心を感じていたのでしょう。(略)たとえかれがガンダルフはもういなくなってしまった、遥かかなたのモリアの暗闇に永久に姿を没してしまったと信じていたにせよ。


ここも感動しましたね~。ガンダルフがフロドたちのことをずっと心にかけていたということも、それをフロドが知らず知らずに感じとっていたのだということも・・・
ゴクリに対した時にガンダルフの言葉を思い出したシーンもありましたね。ガンダルフとフロドの絆・・・映画では1作目で終わってしまいましたが(汗)

TTT分はこれで終了。やっぱり以外に少ない・・・?
次回はRotK分の名台詞集です。
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ドイツでLotRシンフォニー連続公演!

2007年02月10日 | 指輪物語&トールキン
ガンダルフ名台詞集の途中ではありますが、LotRシンフォニー情報がまた入ったので・・・情報源はHowardShore.comです。
なんと、ドイツで4月にたて続けにコンサートがあるそうです!
日程は4/12ミュンヘン、15日ベルリン、18日エアフルト、19日マグデブルク、21日ケルン、22日フランクフルト、だそうです。
うーん、こんなにたて続けって・・・同じ企画・・・なんでしょうねえ。
この間、13日には同じドイツ語圏ということでウィーンでもコンサートがありますが、これはオケもコーラスもウィーンのだし、別なのかな・・・と思ったら、こちらでは一緒くたに扱われてる・・・あれー?
でも、ドイツはDer Herr der RingeなのにウィーンだけLord of the Ringsなところが、やっぱりウィーンは別モノかなー、と思わせますが・・・
果たしてオケはどこがやるんでしょうか。ドイツ国内は同じところなんでしょうか? 場所が散ってるから違うかもって気もしますが・・・少なくとも少年コーラスは地元でやるでしょうねえ。
大人コーラスはSchleswich-Holstein Festival Chorだったりしたら素晴らしいですが・・・でもこんな連続公演ってありかなー?
そう言えば、ケルンでは昨年5月にもやってるんでした。会場も同じレルンアレーナで・・・そうするとオケもその時のNeue Philharmonie Westfalenの可能性が高いでしょうかねえ?
考えてみたら、LotRシンフォニー最多指揮のMarkus Huberさんがドイツ人ということで、最近ドイツ語圏のコンサートが多いんでしょうねえ。(スイスの指揮は違う人ですが)ということは、やっぱり指揮は全部Huberさん? だとしたらすごいハードスケジュールですが・・・
しかし、やはりというか、会場がことごとくスポーツアリーナとかメッセホールとかなんですけど・・・(汗)音響がな~(汗)まあ私は行かないからいいけど。
そうそう、ベルリンでは4月29日までLotR展をやってるんですよね。詳しくはこちら。LotR展とセットで行くのも楽しいかもしれませんね。
まだオケ等わかりませんが、この中で行くならウィーンがおススメって気がします。ウィーン少年合唱団らしいし・・・
でも、今の時期こんなにやってしまうと、ドイツでのコンサートはこれでおしまいかなーという気がしないでもないですが・・・それも寂しいような。いやまだわかりませんけどね。
さて、夏にはどんなところでコンサートやってくれるでしょうか。・・・なかったりしたら寂しいですけど・・・(汗)まあ、今年の夏はロンドンの予定なので、いけないところで良さそうなコンサートやられても悩むだけなんですけど(笑)
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