ガンダルフ名台詞、RotK編に入ります。
まずは、デネソールとの最初の会見の時のこの台詞。
「なぜならかく申すわしもまた執政ですからな。」
結構地味な台詞?で、あまり記憶にない方もいらっしゃるかもしれませんが、この台詞にとても感動した・・・というか「そうなんだ~」と思った私です。
いつ来るのかわからない、いるのかもわからない、本来の王のために、国を治めるのが執政の仕事なんだなと。
ガンダルフの場合は、イルーヴァタールのために、ということになるのでしょうが。キリスト教的ですねー。でも、為政者というのはそうあるべきなんじゃないだろうか、とも思いますね。
お次は会見後のピピンへの台詞。
「お前のしたことは(いうなれば)かれの機嫌を取ったことにもなるが、それだけではない。かれを感動させたのよ。」
ガンダルフの台詞にというよりは、デネソールがピピンに心を動かされたということに感動するのですが、ガンダルフのこういう、全てわかっていて後から解説してくれるというかフォローしてくれるところがいいですよね。と思うとやっぱりガンダルフの名台詞かな。
次は台詞ではないですが・・・ファラミアがフロドたちに会ったことを話す場面でのピピンが見たガンダルフの様子です。
ピピンは彫り物のある肘木をつかんでいるガンダルフの手が震えていることに気づきました。その手は今は白っぽく、そしてとても老人っぽく見えました。そしてそれに目を向けているうちに、不意にピピンはがくがくするような恐ろしさで、ガンダルフが、さしものガンダルフその人が心を痛め、恐れてさえいることを知ったのです。
ガンダルフのフロドたちへの思いとともに、フロドとサムという小さなホビットに本当に全ての望みがかかっているんだ、ということを感じさせられるシーンです。
万能に思えるガンダルフの弱さを見せられることで、読者もピピンのように愕然とするのですが、そんなガンダルフも愛おしく思えて・・・
やっぱり上手いなあトールキン、と思ってしまいます。
続いてはその後のまたもやピピンとの会話。
「そもそもたいして望みがあったわけではない。」(略)「さっき大侯からわしがいわれたように、愚か者の望みにすぎんのじゃ。(略)」
ここも説明不要の名台詞ですが。小さなホビットが使命をやり遂げると信じること・・・そんな「愚か者の望み」を抱いて、フロドを案じながらも信じているガンダルフにグッと来てしまいますね~。
続いてその後、ゴクリについての台詞。あれ、ゴクリのことを直接指してるのではなかったでしたっけ・・・?
「おぼえておこうぞ、裏切り者はおそらく正体を露し、自分では意図しない善をなすことがあるのじゃ。(略)」
全てを見通していたわけではないはずだけれど、それでもゴクリに何か役割があることを信じていた(予測していた?)ガンダルフの偉大さを感じます。
実際にゴクリに会ったらイライラしてたみたいですけどね(笑)←それもまたかわいい(笑)
そして、出陣するファラミアへのこの名台詞。
「ファラミアよ、父君はあんたを愛しておられる。そして最後にあたってそのことを思い出されよう。」
ファラミアへの労わりの言葉であるだけでなく、デネソールのこともまた見通していたガンダルフ。やっぱり偉大ですね。
それでもデネソールに対して比較的厳しかったガンダルフ。(映画ほどではないけれど(汗))ふと、デネソールに厳しかったのは、デネソールがゴンドールの執政という重要な立場にいたからかなと思いました。苦しみは判るけれど、それではいけないのだと。
・・・そう思うとセオデンに優しかったのってローハンを低く見てたってこと? うーむ(汗)
RotKの名台詞多いですねえ。長くなるので後半は次回に回します。
まずは、デネソールとの最初の会見の時のこの台詞。
「なぜならかく申すわしもまた執政ですからな。」
結構地味な台詞?で、あまり記憶にない方もいらっしゃるかもしれませんが、この台詞にとても感動した・・・というか「そうなんだ~」と思った私です。
いつ来るのかわからない、いるのかもわからない、本来の王のために、国を治めるのが執政の仕事なんだなと。
ガンダルフの場合は、イルーヴァタールのために、ということになるのでしょうが。キリスト教的ですねー。でも、為政者というのはそうあるべきなんじゃないだろうか、とも思いますね。
お次は会見後のピピンへの台詞。
「お前のしたことは(いうなれば)かれの機嫌を取ったことにもなるが、それだけではない。かれを感動させたのよ。」
ガンダルフの台詞にというよりは、デネソールがピピンに心を動かされたということに感動するのですが、ガンダルフのこういう、全てわかっていて後から解説してくれるというかフォローしてくれるところがいいですよね。と思うとやっぱりガンダルフの名台詞かな。
次は台詞ではないですが・・・ファラミアがフロドたちに会ったことを話す場面でのピピンが見たガンダルフの様子です。
ピピンは彫り物のある肘木をつかんでいるガンダルフの手が震えていることに気づきました。その手は今は白っぽく、そしてとても老人っぽく見えました。そしてそれに目を向けているうちに、不意にピピンはがくがくするような恐ろしさで、ガンダルフが、さしものガンダルフその人が心を痛め、恐れてさえいることを知ったのです。
ガンダルフのフロドたちへの思いとともに、フロドとサムという小さなホビットに本当に全ての望みがかかっているんだ、ということを感じさせられるシーンです。
万能に思えるガンダルフの弱さを見せられることで、読者もピピンのように愕然とするのですが、そんなガンダルフも愛おしく思えて・・・
やっぱり上手いなあトールキン、と思ってしまいます。
続いてはその後のまたもやピピンとの会話。
「そもそもたいして望みがあったわけではない。」(略)「さっき大侯からわしがいわれたように、愚か者の望みにすぎんのじゃ。(略)」
ここも説明不要の名台詞ですが。小さなホビットが使命をやり遂げると信じること・・・そんな「愚か者の望み」を抱いて、フロドを案じながらも信じているガンダルフにグッと来てしまいますね~。
続いてその後、ゴクリについての台詞。あれ、ゴクリのことを直接指してるのではなかったでしたっけ・・・?
「おぼえておこうぞ、裏切り者はおそらく正体を露し、自分では意図しない善をなすことがあるのじゃ。(略)」
全てを見通していたわけではないはずだけれど、それでもゴクリに何か役割があることを信じていた(予測していた?)ガンダルフの偉大さを感じます。
実際にゴクリに会ったらイライラしてたみたいですけどね(笑)←それもまたかわいい(笑)
そして、出陣するファラミアへのこの名台詞。
「ファラミアよ、父君はあんたを愛しておられる。そして最後にあたってそのことを思い出されよう。」
ファラミアへの労わりの言葉であるだけでなく、デネソールのこともまた見通していたガンダルフ。やっぱり偉大ですね。
それでもデネソールに対して比較的厳しかったガンダルフ。(映画ほどではないけれど(汗))ふと、デネソールに厳しかったのは、デネソールがゴンドールの執政という重要な立場にいたからかなと思いました。苦しみは判るけれど、それではいけないのだと。
・・・そう思うとセオデンに優しかったのってローハンを低く見てたってこと? うーむ(汗)
RotKの名台詞多いですねえ。長くなるので後半は次回に回します。
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