ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

せっかちガンダルフ(笑)の名台詞集その1

2007年02月01日 | 指輪物語&トールキン
ネタがないので、ついにいつか指輪サイトに載せるつもりで溜めておいたネタを放出することにします・・・(汗)
いや、どうせサイトの更新なんていつできるかわからないし、更新できるようになったら、ブログに書いたのを載せちゃえばいいや、と考え方を変えることにしまして。
好きな台詞や好きなシーンについて語るコンテンツを作りたいと思ってたんですよね。で、4回目を読んだ時に、付箋紙片手に好きなシーンや台詞があるところに印をつけておいて、後でメモに転記する、という暇なことをやってました(笑)実はまだ「ホビット」の分ができてないんですけど。
その中から、「ガンダルフ名台詞集」をお届けしたいと思います(笑)
ガンダルフの名台詞は数あれど、ここでお送りするのは、ガンダルフの気の短さ、怒りっぽさを表す言葉ばかりです(笑)
実は私、ガンダルフのせっかちなところが好きなんですよね~。偉大なイスタリで何千年も生きてるくせしてこの気の短さって・・・って(笑)
イアン・マッケランの映画のガンダルフは、せっかちで短気なところがあまりクローズアップされていなかったのが残念でした。むしろ白になってからの方が短気なところが出ていて好きだったりもしました。(まあRotKでのデネソールに対する仕打ちとか魔王に負けたりとかはあれですが・・・)
そんなわけで、私がピックアップしたガンダルフのせっかち名台詞集をお届けしたいと思います(笑)
本当は「ホビット」の台詞こそないと、という感じなんですが、まだまとめてないんで、「指輪」の中の台詞ということで。

まずは「旅の仲間」から。ビルボの誕生日パーティーの翌日の混乱のあと、ホッと一息ついたフロドが、ガンダルフがドアをノックする音をロベリアだと思って無視していたら、のこの台詞です。

「フロド、あんたがわしを入れてくれなければ、わしはここのドアを、この屋敷から吹き飛ばして、山のむこうへうっちゃってくれるぞ」

「うっちゃって」という相撲用語(?)が出てくるあたり、古風な瀬田訳ならではですが(笑)
ちょっと「開けて~」と言えばいいところなのに、ドアを吹き飛ばすほどイライラしているガンダルフの気の短さが伺えますね(笑)

続いては、旅に出る決意をしたフロドに注意を与える?場面。

「それから、サム・ギャムジーにしゃべらせないようにな。もし、あいつがしゃべりでもしたら、わしはほんとにひきがえるに変えてやるわ」

なんだかひらがなが多いな、この台詞・・・「ホビット」をひきずってる?
ホビットの庭師くんだりをひきがえるに変えてやるなど、大人げないですな・・・(笑)

お次はバタバーさんに託した手紙の中の一文。

「バタバーがこの手紙を即刻送り届けてくれるように願っている。立派な男だが、頭の中の雑然たることがらくた置場に等しい。頼まれたことをいつも忘れてしまうのだ。もしこれを忘れたら、火焙りにしてくれるつもり。」

最後の「火焙りにしてくれるつもり。」という終わり方が好きです(笑)せっかちガンダルフの魅力の一端は、瀬田訳にあるような気もします。
バタバーさんの頭の中を「がらくた置場に等しい」とばっさり切って捨てているあたりも小気味良いです(笑)
しかし、そんな危なっかしい人に手紙を預けるなよ・・・(汗)ガンダルフの慌てぶりも伺えるような。

続いては、手紙を忘れたバタバーさんの運命やいかに!? なガンダルフの回想シーン。

「『あいつはバタバーと呼ばれてるが、』と、わしは思った。『フロドの旅立ちがこんなにおそくなったのがあいつのせいなら、あいつの中身のバターをすっかり溶かしてくれるぞ。あの物忘れじじいを弱火でじっくり焙ってやるぞ。』」

「中身のバター」って、バタバーさんのスペルにButterという文字が入っているからですよね。このあたり邦訳だとわかりづらい・・・というか、私英語のスペルを知るまで気づきませんでした。「バーリマン・バターバー」なら良かったのに・・・ってやっぱり語呂が悪いかな。
ちなみに台湾版ではバタバーは「女乃油伯」(女と乃は一文字です。女偏に乃)。おお、ちゃんと名前にバターが入っている! というか意味で訳したんですねー。これならこのシーンの意味が通りますね。
しかし、じっくり弱火で焙るって・・・結構陰湿ですねー(汗)意外と短気でもない???
慌てたフロドがバタバーさんをかばうと、こう続けます。

「心配しなさんな! わしはかみつきもしなかったし、たいして吠えもしなかった。あのじじいがやっと震えを止めて、わしの話したことの中でわしを狂喜させることがあった。わしは喜ばしさのあまり、あのおやじを抱きしめた。(略)」
「『このばか! とんま! いともりっぱな愛するバーリマンよ!』とわしはいった。『この夏以来耳にしたことの中で一番いいしらせじゃ。(略)来る七年間、あんたのとこのビールの出来が飛び切り上等であるように魔法をかけて進ぜよう!』」


「かみつきもしなかった」って・・・かみつくんですか、もっと怒ると(汗)
「たいして吠えもしなかった」って、バタバーさんが震えるくらいは吠えたんですね(笑)
この喜びのあまりバタバーさんに抱きつくガンダルフって映像で見てみたかったです(笑)
そして、嬉しいからってビールがよくなる魔法をかけてしまうガンダルフ・・・そんなことに魔法使っていいんですか~(汗)というあたりがまた好きです

いやー、いいですねえ、せっかちガンダルフ(笑)
というわけでしばらくこのシリーズが続きます♪ まだまだありますからね~
コメント
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