ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ガンダルフの普通の名台詞集その2

2007年02月11日 | 指輪物語&トールキン
ガンダルフの普通の(汗)名台詞集、TTT編に入ります。
まずは復活後、サムがフロドと一緒に行ったと聞いてのこの台詞。

「行ってくれたか!」と、ガンダルフはいました。目が輝き、微笑が浮かびました。「本当に行ってくれたんじゃろうな? 初耳じゃぞ。が、驚きはせん。けっこう! おおいにけっこうじゃわい! あんたたちはわしの心を明るくしてくれた(略)」

数少ない映画でも出てきた台詞ですね・・・(汗)とにかく初めて読んだ時にはすごく感動した台詞です。今ももちろん大好きですが。
ガンダルフがサムのことを重要に思っていることも嬉しいのですが、鷲たちにもガラドリエルにも見通せなかった、本当に小さな存在であるサムが重要なのだということに「すごい!」と思ったものですね。このあたりは映画では違っちゃってましたが・・・
続いてはその後のボロミアの死について語るシーン。ここ初めて読んだ時から感動したものです。

「ボロミアよ、かわいそうに! わしにはかれの身に起きたことは見えなかった。武人にして人の上に立つべき貴人たるかれのような男には、辛い試練であったろう。ガラドリエルがわしに言ってくれた。かれは危険にさらされていると。だが結局は逃れ得たな。よかった。ボロミアの為だけにも、若いホビットたちがわしらと一緒に来たことはむだではなかった。(略)」

ガンダルフのボロミアに対する理解と労わりの言葉にほろっとしてしまいます。ボロミアがメリーとピピンを救おうとしたことで自身が救われたのだということもわかって・・・。
この時点ではまだ何の役にも立っていなさそうだったメリピピにもちゃんと役割があったのだということもうれしかったですね。
そしてそれを全て見抜いているガンダルフってやっぱり偉大だなあと思うのでした。
しかし、ガンダルフはこの理解と労わりの言葉を、デネソールにだけは言ってくれないんですね・・・草稿の段階では言っていたのに。
デネソールに対しては、救いのない描き方をする方向にしたんですかねえ・・・
それを拡大解釈した映画ってば・・・とつい思ってしまいます。

話がかなり逸れました(汗)
続いてはエドラスでセオデンを癒した後、二人でモルドールの方向を見るシーンです。

ガンダルフもセオデンと並んで立ち、二人はともにこの高所から東の方を眺め渡しました。
「げに、」ガンダルフは今度は声を大きくしていいました。「あの方向にこそわしらの望みはある。してまた最大の懸念も。(略)」


後の方で出て来る場面とも被りますが、ガンダルフが常にフロドのことを心に懸けていたことがわかります。ローハンやゴンドールで起こる様々な出来事が全てフロドとサムの旅をサポートするものなのだということを感じさせて、初読時にはかなり感動したものでした。
こういうの、映画ではほとんど感じられなかったんですよね・・・ってまた話が逸れそう(汗)

しかしかの思いは、たとえ最後の決定的な言葉をサルマンに話している時でも、そしてパランティアが火と燃えてオルサンクの階段にぶつかった時でも、絶えずフロドとサムに向けられていたのです。何リーグもの長い距離を越えて、かれの心は望みと憐みをこめてかれらを探し求めていました。
おそらくフロドはそれとは知らずにその心を感じていたのでしょう。(略)たとえかれがガンダルフはもういなくなってしまった、遥かかなたのモリアの暗闇に永久に姿を没してしまったと信じていたにせよ。


ここも感動しましたね~。ガンダルフがフロドたちのことをずっと心にかけていたということも、それをフロドが知らず知らずに感じとっていたのだということも・・・
ゴクリに対した時にガンダルフの言葉を思い出したシーンもありましたね。ガンダルフとフロドの絆・・・映画では1作目で終わってしまいましたが(汗)

TTT分はこれで終了。やっぱり以外に少ない・・・?
次回はRotK分の名台詞集です。
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