能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

土門拳の写真は

2009-05-15 06:55:21 | 粟谷明生の日常
昨日はよい写真を撮影するには構図が大事だというので、
「構図のコツ」の特集を組んでいる写真誌を読んで機内でもお勉強。

庄内空港に到着する直前機体は大揺れ
死ぬかと思った。
で無事到着して外に出ると、冷たい風がピューピュー
やはり東北地方ですね、東京とは大違い寒い。

いつも稽古まで時間がある。
今日は~構図の勉強のためにも~~
天才、いや努力の神・土門拳の記念館に行き、やはり本物を見て構図のお勉強をしよう!
と記念館に向かった。
ちょうど今年は生誕100年。

ここは何回も来ていて館内は見慣れているが、
いつも、はっと心がときめく写真が必ずある。

中には何度も見たことのあるものもあるが
それでもまた感動する

また、あれ!これははじめて見る~という掘り出しものもあるから、
また来たくなるのだ。
きっと写真の保管枚数は相当な量なんでしょうね~


「あ~、このように撮影出来ればな~」

「あ! このようなアングルで撮るのか~」

と感動と勉強と癒やしの三点盛だ!

ここにある写真は、
じ~~~~~~~~~っと
長時間見ていられる不思議な力がある。

時間が経つうちに何か写真がモノを言い出すんですよ

もし写真なんかで見るよりも、実物を肉眼で見ればいいじゃないの!
と言う輩がいたら、僕はこう応える。

僕は実物にここまで近寄れない、
僕には、ここまで実物を見抜く力がまだない
僕に、実物のよさを教えてくれる

だから domon 


土門拳の写真を見ると必ず自分もどこかに撮影しに行きたくなる
すると~
実物・・・・・・ジツブツ・・・・・・
本物・・・・・・ホンモノ・・・・・・
被写体・・・・・・・ひしゃ~~
なんかないかね~~~
???
と考え始めて~~

そうだ!
僕にしか出来ないこと!
何か能関連のものを撮影しよう!

ん?
我が家には、それらしきものがあるじゃないの
ね~~
まずはそれらを撮影してお勉強だ!

まずは小鼓があるから、次ぎに面、そして小道具類なども撮ってみよう!

これからブログに写真コーナーを追加して皆様に無理矢理観てもらおう!
そして
こうしたら?
あれはだめ!あ~~しなきゃ!
とコメント批評をもらうコーナーを作ろう!

皆様、協力してね

こう、ご期待あれ

kobusiのawan

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2 コメント

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土門拳大好きです (森口ミツル)
2009-05-15 07:32:49
明生先生
ウワ~~「土門拳」の記念館に行かれたんですね。
私も、土門拳の「筑豊こどもたち」や「文楽」の写真集を見て、
写真がやりたくなっり、文楽を撮影し始めたんです。
土門先生が、大阪を撮影される時に拝見しました。
車いすに乗られて、言葉も不自由でしたが、ものすごい気迫でした。
少しでも真似がしたくて、今でも撮影する時は、人物撮影でも、物撮りの時でも、シャッターを押す時に気合いの声を発しています。
ただし、舞台撮影では気合いだけで、声は出しておりませんので......。
面や小道具のお写真楽しみにしております。
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速攻のお返事 (粟谷明生)
2009-05-15 08:21:26
森口ミツル様
超スピードのコメント有難うございます。
私がまだ文章を直している最中でのコメント、ビックリ仰天です。でも嬉しいです。

土門拳の撮影風景をご覧になられているのですね、
いい体験なさいましたね。
いずれその時のこと話して下さい、お願いします。

私と土門拳先生とは無関係ですが
土門さんは14世喜多六平太先生を撮影されていますが、そのときの喜多先生のコメントがここでは紹介できませんが、面白かったですよ。
お逢いした時にお話します。

また、酒田の村山の伯父が幼少のころ、明治神宮で七五三のお参りをしている時、まだ若い土門さんが撮影した写真が伯父の家に飾ってあります。
裏にdomonって書いてありましたから本物です。

能の撮影について御相談があります。
明日メールいたしますので、よろしくお願いします。
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