とても面白い。「刺青殺人事件」や「能面殺人事件」よりも出来が良いではないか?
アマチュアマジシャン大会の楽屋で、大勢の目があったのにもかかわらず、マジックの小道具・人形の首が突如消えた。
その後しばらくして成城のアトリエで無残な首なし死体が発見される。その血の池の中には、消えたはずの人形の首が転がっていた。
いつもはパッパと事件を解決していく神津恭介が、珍しく金田一耕助状態になっている。
次々と起こる殺人を防げないので、恭介は関係者から「神津さん、あんたもヤキがまわったね」とか「あんたの探偵のウデもたいしたことない」とか、色々言われ面目丸つぶれ。
いつも感じる事だが、金田一耕助の依頼人ってどうしてあんなに寛容なんだろう。次々と人が殺され最後に残った人間を『君が犯人だ』と指摘しても当たり前じゃないか。
それを「さすが金田一先生」とか「名探偵」とか持ち上げるのは不思議。怒ったりなじったりするのが普通なのに。
とにかく、この物語のトリックを解こうと思ったら「人形はなぜ殺されるのか?」をじっくり考える事。ただの怪奇趣味で人形は殺されているのではない。それはトリックにとって絶対必要だから。
特に第2幕のトリックは本当に見事なものだと思う。難易度高し!!
私、トリックは分からなかったけど、珍しく犯人は当たりました。動機から考えるとこの人しかいないよ。
アマチュアマジシャン大会の楽屋で、大勢の目があったのにもかかわらず、マジックの小道具・人形の首が突如消えた。
その後しばらくして成城のアトリエで無残な首なし死体が発見される。その血の池の中には、消えたはずの人形の首が転がっていた。
いつもはパッパと事件を解決していく神津恭介が、珍しく金田一耕助状態になっている。
次々と起こる殺人を防げないので、恭介は関係者から「神津さん、あんたもヤキがまわったね」とか「あんたの探偵のウデもたいしたことない」とか、色々言われ面目丸つぶれ。
いつも感じる事だが、金田一耕助の依頼人ってどうしてあんなに寛容なんだろう。次々と人が殺され最後に残った人間を『君が犯人だ』と指摘しても当たり前じゃないか。
それを「さすが金田一先生」とか「名探偵」とか持ち上げるのは不思議。怒ったりなじったりするのが普通なのに。
とにかく、この物語のトリックを解こうと思ったら「人形はなぜ殺されるのか?」をじっくり考える事。ただの怪奇趣味で人形は殺されているのではない。それはトリックにとって絶対必要だから。
特に第2幕のトリックは本当に見事なものだと思う。難易度高し!!
私、トリックは分からなかったけど、珍しく犯人は当たりました。動機から考えるとこの人しかいないよ。
私も読みたいです。ちゃんと探してみます。
ボロボロな神津恭介を見るのはアレですけど、
出番は多そうですよね!(オイ)
私も図書館で借りる時、ちょっと苦労しました。図書館の検索機で、書名で検索しても出なかったのです。
いくらなんでもこんな有名な本がないわけないと思い直し、著者名で検索してその中から探しました。
ボロボロの神津恭介もまたいいもんです。グッときます。この人、白皙の美青年なんですね。
トリックというか、アイデアには感動します。
ちなみに、島田荘司が『夜は千の鈴を鳴らす』という作品で、このアイデアをパクったと言われても仕方ないようなことをやっちゃってます。
島田荘司の『夜は千の鈴を鳴らす』ですか。今度読んでみますね。タイトルはとってもロマンチックなんですね。
神津、金田一化してますよね(苦笑)。
やはり、連続殺人物だとこうなっちゃうんでしょうか。神津のモデル(の一人)になっていると思われるファイロ・ヴァンスも、『グリーン家~』とかでは、かなり金田一ですし(笑)。
ファイロ・ヴァンスも本当に解決までもたつきますね。それとも初期の作品では、パッパと事件を解決していくんだろうか?