ケイの読書日記

個人が書く書評

奥田英朗「空中ブランコ」

2008-10-21 13:23:01 | Weblog
 主人公の精神科医・伊良部先生は、ロッテからヤンキースへ行った伊良部元投手に似てますね。性格ではなく容姿が。(元ヤンキースの伊良部がどんな性格か私は知らないが、ひょっとしたら性格も似ているのかもしれない)

 偶然なのかと思っていたが、この作者の奥田英朗はスポーツにも造詣が深く、プロ野球も大好きらしいので、やっぱり野球選手だった伊良部をモデルにしてるんじゃない? 伊良部という姓自体めずらしいし。

 その元ヤンキースの伊良部がどんな容貌かというと…N.Y.の地元紙に「ヒキガエル」と書かれたそうだから…立派な胴回りの人なんだろう。


 その元野球選手の伊良部を初めてテレビで見た時、私は山上たつひこの『こまわり君』に何となく似てるなぁ、こまわり君が大人になったら、こんなカンジじゃないかしら、と思ったことを覚えている。
 ということは精神科医の伊良部は、こまわり君の成れの果て…じゃなくて成人して立派になった姿?!

 いや、絶対違う!精神科医・伊良部のお父さんは、日本医師会のエライ人らしい。こまわり君の家庭はそんな裕福でもなかったゾ!
 そんな事を考えながら、1冊読み終えた。

 面白かったが評判ほどではない。伊良部先生よりも看護婦マユミに興味がわく。超ミニスカートの白衣を着て、くわえタバコで注射を打つマユミ。いったい過去になにがあったんだろうか?

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