今月の演劇鑑賞会は、こんにゃく座のオペラ「さよなら、ドン・キホーテ!」でした。
1940年代フランスの田舎町。古い厩舎で馬を飼って暮らすトーマスとベルの父娘。
ベルは、学校へ行かず、いつか男になって世界を旅する騎士になることを夢見ている。
ある夜、家族と離れて逃げてきたユダヤ人のサラを厩で見つけ、「僕が守ってあげる」と約束する。
馬丁のルイ、ベルの担任のオードリー、馬のロシナンテとサンチョ。近ずく戦争の影におびえながら、それぞれの境遇を生き抜く人々と馬の物語。
美しい歌声と熱演、ユーモア。とても楽しい迫力のある舞台でした。特に最後の歌は圧巻でした。
「様々な困難があろうとも、勇気と夢それから愛を胸に自分らしく生きよう」
女の人が女の人を好きになる。ジェンダーも描かれていました。
まさに戦争の足音が近ずく日本の今。私たちも今こそ立ち上がり、自分らしく生きていこうという気持ちが高まる素晴らしいオペラでした。
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