フォルツァ総曲輪で「中国残留孤児の父」といわれた長野県阿智村の山本慈昭(長岳寺の住職)の生涯を描いた感動的な映画「望郷の海」を見ました。
映画の冒頭に、「国家が総力を挙げて作り上げる大きな嘘は、いつの時代でも見破ることは容易ではない」という字幕が映され、ドキッとします。今の状況に似ているから・・・。
貧農の阿智村の農民は、満州へ行けば豊かになれるという宣伝を信じて、終戦3か月前に、満蒙開拓団が派遣される。彼は頼まれ、教師として家族をつれ、ソ連近くの満州に行きます。
8月9日のソ連参戦の中で妻子を失い、自らもシベリア抑留を得て帰国し、中国に残された残留孤児、残留婦人救出に奔走する。
そして自分の娘と再会できた。
国策によって27万人という人々が、満州に開拓民などとして渡り、敗戦によって死の逃避行といわれるような、人間としての極限状況の中、多くの人が犠牲になりました。
普通の人間が、戦争の被害者でもあり、加害者にもなった満蒙開拓団の現実が描かれていた。
内藤剛志さんは、本物の山本さんのようでした。素晴らしい俳優さんです。子供たちも熱演でした。
2年前の満蒙開拓団資料館を訪れた感動がよみがえりました。
日中友好を願う多くの人々の協力でできた映画。軍事国家へと走り出した日本の多くの人々に見てもらいたい映画です。
帰りの城址公園では、彼らの御霊をなぐさめるように彼岸花が満開でした。
映画の冒頭に、「国家が総力を挙げて作り上げる大きな嘘は、いつの時代でも見破ることは容易ではない」という字幕が映され、ドキッとします。今の状況に似ているから・・・。
貧農の阿智村の農民は、満州へ行けば豊かになれるという宣伝を信じて、終戦3か月前に、満蒙開拓団が派遣される。彼は頼まれ、教師として家族をつれ、ソ連近くの満州に行きます。
8月9日のソ連参戦の中で妻子を失い、自らもシベリア抑留を得て帰国し、中国に残された残留孤児、残留婦人救出に奔走する。
そして自分の娘と再会できた。
国策によって27万人という人々が、満州に開拓民などとして渡り、敗戦によって死の逃避行といわれるような、人間としての極限状況の中、多くの人が犠牲になりました。
普通の人間が、戦争の被害者でもあり、加害者にもなった満蒙開拓団の現実が描かれていた。
内藤剛志さんは、本物の山本さんのようでした。素晴らしい俳優さんです。子供たちも熱演でした。
2年前の満蒙開拓団資料館を訪れた感動がよみがえりました。
日中友好を願う多くの人々の協力でできた映画。軍事国家へと走り出した日本の多くの人々に見てもらいたい映画です。
帰りの城址公園では、彼らの御霊をなぐさめるように彼岸花が満開でした。
彼岸花すばらしい群生。
婦中まちにも彼岸花群生スポットがあります。
昨日、撮ろうとしたらカメラがトラぶりました。
残念。私の父は中国で戦死。が、母はなぜか「戦争」
のことは一切、話さないまま死にました。
県立図書館の横の公園も彼岸花がきれいです。