クライドルフの世界

富山県立近代美術館で開催されているスイスの絵本作家クライドルフの世界を鑑賞した。
アルプスの美しい花と昆虫たちが擬人化され、楽しく写真のように微細に描かれていた。
本当は、このような夢の世界が、自然の中で展開されているような楽しい気分になれた。
３歳と６歳の子供を連れた祖母。６歳の子は、ひらがなが読め、美しい絵本の世界にタップリ浸っていた。子供達が美術館で、ゆったり、本物の美術や絵本に触れれるのは、幸せなことです。２３０点もの多くの作品があり、ゆっくり鑑賞できた。
特に「人生は夢」という作品に惹かれた。子供達が芝生に寝転び、楽しそうにはしゃいでいる。横には青春を生きる男女の姿。画面奥には墓場が見られ、老人達が人生を歩み出したばかりの子供や若者をうらやましそうに眺めている。１枚の絵で、人生を見事にあらわしていて、感心しました。