大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

中日新聞社社長の講演会

2012-06-21 20:48:35 | 文化
富山県保険医協会主催で、中日新聞社社長の小出宣昭さんの講演「混迷する政治、経済状況とメディアの功罪」があった。
6年間編集局長を務めていただけあって、迫力があり、ユーモアがあってわかりやすく、混迷する政治、経済、メディアの動きがわかった。
ユーロは、出発点がイタリア、フランスによるドイツ封じ込めから起こったので、きっとユーロは崩壊し、自国の貨幣にもどるだろう。
日本は1000兆赤字と言うが、350億は建設国債なので実際の赤字は650億ぐらい。
対外資産もあり、国債の95%は日本人が所有なので、今後も円高は続くだろう。経済成長からいえば元がよいのだが、政治がどうなるかわからない。
中日新聞は、脱原発の立場を明確にしているが、経済より命と環境を大切にするからだ。
ジャーナリズムとは池に石を投げることである。イラク戦争にも反対し、濁流に白いバラを投げている。
人生はアナログだ。ネットもラジオも国家に規制されている。最後に残るのは記録性のある新聞である。さすが気骨の新聞社の社長でした。
コメント (2)
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