大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

原子力リテラシー

2012-03-24 21:01:03 | Weblog
椚座圭太郎さんの「民主主義社会の基盤としての原子力リテラシー」の講演があった。
洗脳教育とメディアスピンに弱い日本人。国民投票・多数決のあやうさを指摘された。
責任をとらない官僚国家日本では、瓦礫受け入れ後の環境汚染発生時に首長相手の民事損害賠償の集団告訴予告をすることが大切。炉周辺の住民の髪や爪をしっかり測定しておく方がよい。
5000億円かけて40年しか持たない原発。それも何十万年かかる灰の処理。
それに比べ、ガスタービン発電は、1000億円で240万kwの発電が可能。浜岡原発並である。出力調整、事故修理も簡単。
最近注目されているシェールガスは世界中が産地で、地政学的リスクは少ない。
早くガスタービン発電やシェールガスに変換してほしいものだ。
福島の事故は地震による配管の亀裂だ。住宅の3倍で耐震設計され、長い時間揺れると耐震性なしだった。
砂浜の上に立つ浜岡は一番危険だ。

瓦礫は70億の内40億は運送業者の利益。後は炉の経営者。
現地はほとんど過疎地だったので、綺麗に片づき、瓦礫保管場所はいっぱいある。
宮城も、岩手も放射能に汚染されている。フィルター会社6社は、放射線を取ったことがないという。瓦礫は現地の地盤沈下したところのかさ上げに使えばよい。

原発は、核地雷。北電の社員さえ、テロがこわいという。
目の覚める講演でした。一人一人科学リテラシーをしっかりもち、メディアリテラシー、政治リテラシーをみがいていきたいものです。
コメント (2)
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