本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

2014-08-16 10:01:12 | Weblog
 側溝で小さなかえるが飛び跳ねていた。雨が続いて喜んでいるのか。
 
 かえると言えば小林一茶の「痩せ蛙まけるな一茶ここにあり」が思い浮かぶ。
 相撲に興ずる痩せがえるを応援しているイメージだ。鳥獣戯画の蛙と兎の相撲の図を彷彿させる。一茶はそれを知って作句したのか、後世の解釈なのか知らない。
 
 現実的な解釈では、蛙が相撲を取るわけがないから、メスの蛙をめぐるオス蛙同士の争いのことのようだ。
 滑稽味のあるのどかな句と思いきや、実は生々しい争奪戦というわけだ。強いオスだけが子孫を残すことができる。痩せ蛙なんぞに勝たれるはずがない。

休眠口座

2014-08-15 09:38:18 | Weblog
 まったく利用していない銀行口座がいくつかある。東京に住んでいたころの都市銀行の口座である。この市には支店がない。カネの出し入れに不便だから放置している。取引に不便なのだ。
 
 なんでも、最終取引から10年を経過しても取引のない場合は、銀行サイドで処分するらしい。大して残高がないから解約手続きなしで始末してくれるのはありがたい。

 聞けば、期限が切れて処分される口座のカネは、毎年800億以上になるとか。
 今は預かり先の銀行の利益になっているようだが、英米や韓国などは公的な基金に移管して社会的事業に活用しているという。

 日本もこれに目を付けて、休眠預金活用推進議員連盟なるものが議員立法で法制化するそうだ。そのカネで災害復興などの原資になれば、銀行の埋蔵金にするよりいいと思いますね。

結果目的語

2014-08-14 09:21:30 | Weblog
「目的語+を+動作・行為」の「お茶を飲む」、「テレビを観る」、「ご飯を食べる」などは、当たり前ながら普通の文である。

 ところが「お湯をわかす」、「ご飯を炊く」、「てんぷらを揚げる」などは論理的ではない。お湯をわかせば蒸発するし、ご飯を炊けば真っ黒に焦げてしまうからだ。

 このお湯やご飯やてんぷらや墓のような目的語に動作・行為の動詞が付くと、この目的語は動作・行為の結果を表すと説明されている。単に目的語ではなく「結果目的語」と呼ばれている。これで論理的な説明になるわけだ。

 では「タクシーを拾う」や「頭を刈る」はどうだろう。これがよくわからない。
 先のお湯やご飯は動作・行為によって水や米から変化した結果だが、タクシーや頭は動作・行為で何かが変化した結果ではないからだ。
 やはり「タクシーを手配する」、「頭の毛(髪の毛)を刈る」と正確な文にするべきではないだろうか。

ツアー参加者の集い

2014-08-13 09:24:30 | Weblog
 メールが届いた。「ツアーから来月で丸24年」とある。そのツアーの同窓会の案内である。アメリカの企業視察を目的としたツアーで、参加者は30名ほどだったか。もう現役はほとんどいないだろうし、物故者もいる。
 
 それでも同窓会に7、8人は顔を出すそうだ。私のように首都圏に在住していない人もいるので、それだけの参加でもすごい。なおすごいのは世話役がいることだ。二昔半も懇談会を続けているのだから。
 
 そのツアーにはボストンは美術館見学、ニューヨークはミュージカル観劇、タンパはゴルフ、サンフランシスコは野球観戦が含まれており、それで和気あいあいになったか。
 
 高いツアー料金だけに、ビジネス・クラスの飛行機、高級なホテルやレストラン、レジャーも込みこみだった。バブル時代でしたもの。

ユダヤの姓

2014-08-12 10:34:27 | Weblog
 ユダヤ人にドイツ風の姓名を名乗ることを法制化した。1787年のことのようだから、ドイツはずいぶん古くから創氏改名をしていたことになる。
 さて、その姓はラング、グロス、ウェーバー、カッツ、カーン、セガール、ロイチャイルド、バーンスタイン、ホフマン、フリードマン等々。

 これらのユダヤ系苗字は、アメリカでは俳優にも作家にもいるが、ユダヤ商法に長けた実業界にも相当数いるだろう。
 その隠然たる影響力を無視できないから、アメリカはパレスチナ人を無差別に殺戮するイスラエルを擁護する。これではアラブ民族の反感がますます強くならないか。