本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

2014-08-07 09:43:19 | Weblog
 今年は裏年らしく、庭の柿の木には、実はほとんどついていない。たしかに去年はたくさん実をつけた。ただし、2,3個食べただけ。大抵は熟して落ちるままにした。

 柿が赤くなれば、医者は青くなるというくらい栄養価は高いだろうが、果物の嗜好としては格段に下がった気がする。
 
 柿の話に「てっぺんの柿は小鳥のもの。手の届くところは旅人のもの。持ち主は中ぐらいのところを食べるもの」とあった。このオツな趣向で「里ふけて柿の木持たぬ家もなし」の芭蕉もひとつ喰ったかもしれない。また、子規もひとつ失敬してかじりながら法隆寺の鐘を聴き入ったのだろう。
 今では人もカラスなどの鳥も見向きもしなくなった。
 
 もう立秋ですよ。