本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

胎児と人2

2021-07-18 09:20:09 | Weblog
 胎児はこの世に出てくる出産のプロセスで、いつから「人」になるのか。いろいろな学説がある。

 まず、妊婦の股間から胎児の頭が出た瞬間から「人」になるという説。これ、一部露出説というようだ。「人」としてはちょっと無理そうに思う。

 いや、胎児の体が半分この世に出てきたときが「人」であるという説。上半身出現説とでもいうのか。五体が出揃わないと「人」としてはどうか。誤解されては困るが、サリドマイド被害などで身体不自由になった人のことではない。

 いやいや、母体から完全に離れたときが「人」だという説。全身離脱説というらしい
この説は納得できる。

 まてまて、母体とへその緒がつながっていては全身離脱とはいえない。へその緒が切れてはじめて「人」になるのだという説。臍帯切り離し説とでもいうらしい。
 なるほど、へその緒をプツンと切ったときが、母胎からの完全離脱ですね。

 ときに親に隠してこっそり産み落として罪を問われるという報道がある。その罪は人殺しだろうから、たとえ赤ん坊にへその緒がついていたとしても「人」となるのではないか。

 ところで、小生、おふくろが寄こした桐の小箱に入った自分のへその緒を持っている。