本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

容疑者の猿

2021-07-02 09:02:17 | Weblog
 前にサルが出没した話を書いた。その数日後、隣家のおばさんが裏の畑に出ているとき、突如現れたサルに腕をかまれた。枝豆だかインゲンだか喰っていたらしい。
 パトカーは来るわ、救急車は来るわ、と大騒ぎだった。うちのかみさんはとびだして野次馬になったが、私は奥ゆかしいからそんなマネはしない。

 つい最近、その隣家に警官が訪ねてきたという。警官はサルの写真を持ち出して、被害者のおばさんに「かみついたサルはこれでしたか」と訊いたそうだ。

 バカじゃないか。とっさの出来事だったからではないだろう。容疑者のサルなんぞの顔かたちがわかるはずもない。
 「わかりません」と答えれば「じゃぁ、署に専門家がいますので似顔絵書きに協力してください」とでも言うのかな。