本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

古本は断捨離

2021-07-01 09:05:39 | Weblog
 東京では勤務先までの通勤時間は約1時間。通勤電車でずいぶん文庫本を読んだ。およそ800冊の文庫本は通勤中の成果かもしれない。
 もちろん、単行本も全集もあるので、本の一切合切を処分せずに転居先まで持ってきた。二度も読み直す気がないのだが、物置小屋が広いのでその二階に格納したままだった。
 
 自治会の集まりのときに「いつでも本を貸します」と話したが、この「私設図書館」は閑古鳥が鳴いた。
 里山的地域の住民は活字に親しまないのか、いや、全集をのぞけばほとんどが外国の推理小説、冒険小説、スパイ小説といったジャンルだから関心をもたなかったかもしれない。とはいえ面白い小説の要素はストーリ、サスペンス、サプライズの3Sといわれる。このジャンルの良質な小説は3Sに該当するのだが。

 その後、大阪の古書店に引き取ってもらった。ダンボール何個分になったか忘れたが千五百冊はあったと思う。
 運送費は先方が負担することだったが、総額六千円程度にしかならなかった。運送費を差っ引いたのか、大阪商法なのか判じかねないが、古本処分は断捨離と思えばよいのだ。
 
 ただ、転居したあとにたまった文庫本をブックオフに持ち込むと意外によい値で引き取られた。