新聞の投稿欄で、若い人の日本語に苦言を呈していた。
例えば「全然」の後は否定語なのに「全然おいしい」と話している。たしかに全然は、思ったほど、決して、まったくなどと同様に、「打ち消し」の予告的副詞である。正しく呼応させるには「全然おいしくない」となる。「断然(又はとても)おいしい」ならばよいが。
ただし、話し言葉では認める方向にあるようだ。目くじら立てることもない。
ついでながら、「打ち消し」のほかの予告的副詞を挙げる。
断定 きっと、必ず、絶対に
希望 どうか、ぜひ
推量 多分、おそらく、
仮定 もし、たとえ、万一
疑問 なぜ、どうして
日本文は話の判断が文末の動作によりかかる。そのため最後まで読まないと内容が判断できないのだ。それで予告的副詞が文末を暗示する効果になる。
「彼は昼飯を」だけではどうしたいのか判断ではないということ。「食べた」、「食べていない」の文末まで待たねばならない。「必ず彼は昼飯を」とすれば、ほぼ食べたと断定できそうだ。
例えば「全然」の後は否定語なのに「全然おいしい」と話している。たしかに全然は、思ったほど、決して、まったくなどと同様に、「打ち消し」の予告的副詞である。正しく呼応させるには「全然おいしくない」となる。「断然(又はとても)おいしい」ならばよいが。
ただし、話し言葉では認める方向にあるようだ。目くじら立てることもない。
ついでながら、「打ち消し」のほかの予告的副詞を挙げる。
断定 きっと、必ず、絶対に
希望 どうか、ぜひ
推量 多分、おそらく、
仮定 もし、たとえ、万一
疑問 なぜ、どうして
日本文は話の判断が文末の動作によりかかる。そのため最後まで読まないと内容が判断できないのだ。それで予告的副詞が文末を暗示する効果になる。
「彼は昼飯を」だけではどうしたいのか判断ではないということ。「食べた」、「食べていない」の文末まで待たねばならない。「必ず彼は昼飯を」とすれば、ほぼ食べたと断定できそうだ。