喪中ハガキ

　11月の早くから喪中のハガキが届いている。
　言うまでもないが「喪中のため新年のご挨拶を失礼させていただきます」という年賀欠礼のハガキである。
　
　想像するに、99歳で母親を亡くしたという知人はやっとホッとしたかもしれない。60代の知人のハガキには亡くした母の没年は書かれていないが、平均寿命は超しているはずだ。
　一方、元旦当日に75歳の夫が急逝したという元職場の女性や50歳の長女を亡くしたとある知人もいた。突然の死は気持ちの整理に大変だろう。

　「ピンピンコロリ」が理想といわれているが、最近では「ピンピン少しおいてコロリ」がよいとある。「少しおいて」は残される遺族の衝撃を緩和する期間という。2~3か月程度とか。
　そりぁ望ましいが、それはなかなかうまくいかないことのひとつだ。だから、安楽死も考えてほしいと思う。