本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

臨終の始末

2013-09-16 09:36:13 | Weblog
 高齢化社会といわれて久しい。
 舟橋聖一の『雪夫人絵図』で、父親の死に「歳に不足はありません」といったセリフがあった。その歳は70代の前半だったと思うが、当時(昭和初期)は天寿を全うしたわけだ。

 今や長寿国になったけれど、早晩、死は近い。ということは高齢化社会になって葬儀屋やお寺は繁盛する。
 お棺は5万、7万、10万などとグレードがある。戒名も高額と聞く。「地獄の沙汰も金次第」どころか「現世の沙汰もカネ次第」というわけだ。バカバカしい。

 近々、樹木葬の墓地を入手するつもりでいる。
 火葬まで最低24時間の安置は必要だが、葬儀不要。葬儀屋には安いお棺の調達、役所の手続き、火葬場までの配送の依頼だけ。遺灰は樹木葬墓地に直行。
 これだけを遺言として書いておこうと思っている。