本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

ニューカレドニア

2013-09-07 09:19:05 | Weblog
 ニュージーランドからの帰途、眼下に島が見えた。フライトアテンダントに尋ねると「ニューカレドニア」だった。天国に一番近い国といわれ、南太平洋の平和な島の印象がある。
 
 ところが、フランスからの独立を目指す先住民と紛争がたびたび起こっている。特に先住民の過激派が軍事施設を襲って軍人を殺害し、かつ人質を連れ去った事件があった。
 
 この事件が「裏切りの戦場」というフランス映画になっている。映画はどこまでが事実か知らないが、人質解放の交渉が解決に向かう矢先に軍隊が突入して双方に犠牲者が出たことは事実だ。

 当時、ミッテランとシラクが大統領選を争っていた。この事件にシラクは軍事強硬手段を主張したが、ミッテラン大統領は慎重だったらしい。それが、選挙日の何日か前に突入を指令した。選挙上有利と判断したというから人の命も選挙次第か。

 来年に独立かフランス従属かで国民投票がある。間違いなく独立になると思うが。