ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

小さな春は見つけられず、

2023-02-04 08:20:59 | 日記
立春・立夏・立秋・立冬
私の好きな「季節の言葉」たちです。
それぞれの季節が、名もない草の端々や空や山の佇まいに、ふと、顔を覗かせていたりして。

今年の小さな春が見つけられるかも、と散歩に出てみました。
私の好きな田んぼの在る散歩道コースへ出るために、国道バイパスの歩道を歩いて行ったのです。
と、前方から犬の散歩をさせている女性が歩いてくる姿が目に留まりました。
散歩の際、時々出会う方です。
知り合いではありません。
出会った時は、ちょっと会釈を。

歩道にはクルマ等の侵入を防ぐため、所々にアーチ状のポールが道の真ん中に設えてあります。
歩行者は、ポールの両端を通らなくてはなりません。
私も、犬の散歩の方も、それぞれが進行方向右側を歩いていましたので、互いに道を避けるでもなく、ゆっくりと歩いて互いの距離が近づいて来ました。
ところが、私が目の前のアーチ状のポールの脇を通ろうとしたところ、犬が、突然、猛烈な力で私の側にダッシュ。
犬のリード紐を掴んでいた飼い主は、「アララララ」の言葉と一緒に引きずられ、私が通ろうとしていた側を通らざるを得なくなったのです。
幼い頃、犬に噛まれたトラウマを抱えている私です。
犬の突然のダッシュにビックリ仰天。足がもつれて転倒しそうになりました。
飼い主の女性も、かなり驚いた様子で、「ごめんなさい」という言葉もそこそこに、犬に引きずられるようにして歩み去って行きました。
何のことは、ありません。
犬は常日頃の散歩の際、私の歩いて行く側を、いつも通っていたのでしょう。
犬にとって、こちら側は自分が歩くべき道だったのです。

私が犬に道を譲ったわけでも、犬が私に意地悪をしたわけではありません。
犬は、「いつもの通り」に歩いただけ。
でも、かなりビックリさせられた立春の散歩でした。

小さな春は見つけられず、夜になって踝が少し痛くなったりして・・・
コメント
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