〈それでも笑って ま、いいとするか〉

足掛け１０年、ほぼ毎日ブログを書いてきました。
脈絡もなく書き綴ってきたブログでした。
私の暮らしの中では、ひとつの「張り合い」でもありましたが、まるっと一ヶ月間書かないで過ごしたのは今回が初めて。

今月末には８６歳を迎える私です。
身体的な退化と言うか劣化が目立つ昨今です。
そんなこともあって、あれやこれや考えたり、時間の用い方を選んだりして過ごした一月でした。
結果、けっこう書籍は数冊読むことができました。

面白く読めたのは、
　　【虫とゴリラ】　　養老孟司・山極寿一　著
好きな先生方ですので、〈そうそう、私も同感〉って感じで読みました。

　　【ジーン・シャープ『独裁体制から民主主義へ』
　　　　　　ＮＨＫ　１００分で名著、１月放送のテキスト。
中見真理・清泉女子大学名誉教授が解説されています。
ロシアのウクライナ侵攻の衝撃の中に在る私にとっては、〈シャープの非暴力論＝戦略的非暴力闘争論〉は、とても得ることが多くありました。

そして、
　　【いてくれてありがとう】関根一夫著
の中で紹介されていた詩。
　　
　　　『晩年』
　　　老年ボケやすく
　　　学ほとんど成らず
　　　トンチンカンな人生
　　　終幕の未来も
　　　なんだかヤバイ
　　　それでも笑って
　　　ま、いいとするか

「アンパンマン」の作者・やなせたかし氏の詩集『たそがれ詩集』から抜粋された詩です。
何だか、力が抜けそうですが、
〈それでも笑って　ま、いいとするか〉
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