ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

聴き手のいない朗読を、

2022-03-25 06:52:16 | 日記
もう少し待とうか、とも考えましたが、厚手の冬物のコートを仕舞うことに。
二、三回、袖を通したものばかりの3~4着ほどの手入れです。
お日さまがピッカピッカですので、まずは天日に当てて丁寧にブラッシングすれば、OK。
来年の真冬までロッカーの奥でお休みなさいです。

ニ、三日前の雪と寒さで咲き誇っていた水仙は頭を垂れていましたが、上へ向かって花をもたげています。
草や木は強いなぁ、と改めて花木のそれぞれを眺めました。
自然に逆らう事もなく弱々しく見えても内に秘めた強靭な生命力。
地球に住んでいる生命体としては人間よりずっとずっと長く自然の中で生きて来たのですから、自然との向き合い方については深い共生感覚を身に付けているからなのでしょう。

ニュースでは、各地の桜開花宣言の映像などが映されていますが、ここ南東北の桜は、まだ固い蕾の状態です。
〈あたたかくなったら、どこかへ出かけよう〉
いつものこの時期なら、そんなことを考える私ですが、今年は、なかなか・・・・・・
「まん延防止等重点措置」は解除となりましたが、居住地での新規感染者数は一向に少なくならないのです。
三回目のワクチンは接種済んではいますが、やっぱり出歩くことは躊躇してしまう感染者数です。
気弱なのかもしれませんが。

今日は少し、ゆっくりとした時間がありました。
『NHKこころの時代』で、再放されている『コヘレトの言葉』を、今回もじっくり傾聴しています。
解説下さる小友聡氏も、若松英輔氏も私の大好きな先生方ですから。
誰も居ない自室と言う舞台で、窓の外の明るい日差しを眺めながら、聴き手のいない朗読を自分に向かってしてみました。

   太陽の下(もと)、なされるあらゆる労苦は
   人に何の益をもたらすのか。
   一代が過ぎ、また一代が興る。
   地はとこしえに変わらない。
   日は昇り、日は沈む。
   元の所に急ぎゆき、再び昇る。
   南へ向かい、北を巡り
   巡り巡って風は吹く。
   風は巡り続けて、また帰りゆく。
   すべての川は海に注ぐが
   海は満ちることがない。
   どの川も行くべき所へ向かい
   耐えることなく流れゆく。
     (「コヘレトの言葉」1章3~7節〈聖書協会共同訳〉より)


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