ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「限られた医療資源」とは言え、

2022-03-23 06:46:56 | 日記
予報通り朝から雪。
咲き誇っている水仙の群れにも、侘助椿にも、濃い蕾を膨らませた紅梅にも。
「お彼岸は寒(かん)の一つよ」
彼岸に天候が荒れたり冬の天候に見舞われたりすると、母のこうした言葉を思い出します。

お彼岸の墓参は、近所に住む長女が済ませてくれました。
「ありがとう」です。
姉の墓所は昨年2月の地震で土手と言うより崖が崩れて補修されました。
今回の地震による被害はまだ確かめられませんので、
「無理して寄らなくてもいいからね。ご先祖さま方は〈ムリしないで、身の安全が大切よ〉と言ってくれているはずだから。」
と、長女に言った私です。
あれ、この言葉は生前の母や姉がクチにしていた言葉だ、と気付きました。
こんなかたちで、親から子へとコトバが継承されていくことに、心がふっと温かくなりました。
継承と言うよりは、心のDNAにインプットされているのでしょう。

「まん延防止等重点措置」が解除されました。
《新型コロナウイルスの感染拡大「第6波」では、高齢者施設で療養を余儀なくされ、死亡する人が全国各地で相次いだ。
国は医療の逼迫をしのぐため施設内療養を進めてきたが、
・・・・・・中略・・・・・・
全国的にも2月以降のクラスターの発生場所は高齢者施設が最多となった。
識者は現場対応の限界を指摘する。》
          (毎日新聞 2022/3/20 19:49)

と、報じられています。
また、
《淑徳大の結城康博教授は「クラスターの発生で職員の手が回らず、療養中に亡くなるケースが目立つ。
介護施設での医療的なケアには限界があり、現場にこれ以上を求めるのは酷だ」と指摘。
・・・・・・中略・・・・・・
「感染者数は高止まりしており、施設内療養中の死者が多い状態はまだ続く。
政府が要介護者用の宿泊療養ホテルや病院を準備するなどの対策を講じなければ抜本的な問題解決にならない」と話す。》

とも、報じられています。
限られた医療資源です。
すべてが満足できる医療ケアなどは無理な話ですが、施設内療養中の患者が、家族と会う事もなく死へ赴かざるを得ないことは痛ましい限りです。
災害弱者であることからして尚のこと哀しい現実です。

夕方には雪は上がりました。
アスファルト舗装の道路の雪は直ぐに融けてしまいました。
ほんの少し散歩へ。
明日は天気が回復するとのこと。
ウクライナの戦禍も、早く治まってほしいと切に願っています。
コメント
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