ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

こんなに澄んだ空の下で、

2022-03-11 06:52:08 | 日記
薄雲は広がりましたが、今日もいいお天気でした。
こんなに澄んだ空の下で、ウクライナでは小児病棟まで空爆されているとか。
悲しく、やり切れない気持ちに落ち込みます。

77年前の3月10日、東京大空襲があって10万人もの市民が殺されました。
5年前に他界した長姉は、当時亀戸に住んでいました。
その辺りの避難場所は亀戸天神さまだったとか。
姉は逃げ遅れて避難所までは行けずに、家の前を流れていた川に飛び込んで迫る火炎から辛うじて逃げ失せ命が助かりました。
全身に火傷(致命傷になるほどのものではありませんでしたが)を負い、着物(標準服)のあちこちが焼け焦げている姿で、逃げてきた姿は今でも忘れられません。
私は、姉に聞いたのです。
「水泳ぎが出来たから、川に入っても助かったの?」
長姉は苦笑いを浮かべて、
「学校のプールごっこじゃないのよ」
と、答えましたが、その後に至っても当時の模様は聞かせてくれませんでした。
恐らく、地獄絵を見た筈です。
クチにしたく無いほどの。
ウクライナの映像が放映されるせいか、今日は東京大空襲のことを強く思い起こしてしまっています。
どんな戦争であれ、戦争は悲惨そのものです。

田中秀征・元経済企画庁長官は、毎日新聞(3/10)で、『ウクライナ侵攻はプーチン大統領の性格に起因する』と述べています。
《今回のウクライナ侵攻以来、われわれがプーチン大統領の映像を見るのは、彼が記者会見するときか、あるいはマクロン仏大統領やラブロフ露外相らと会談するときだ。
あの細くて長い奇妙なテーブルは一体、何なのか。この異様さにこそ、プーチン大統領の性格が表れているようだ。
・・・・・・中略・・・・・・
彼独特の雰囲気から、彼がかなり猜疑心の強い性格だという印象を受けてきた。
それと同時に恐怖心も人並み以上に強いかもしれないとも思われた。
・・・・・・中略・・・・・・
プーチン大統領は、ウクライナの武装解除と中立化は決して譲らないと言っている。
・・・・・・中略・・・・・・
プーチン大統領とマクロン大統領の間の長いテーブルの空間こそ、相手と距離を置く緩衝地帯のようなもの。
ウクライナやベラルーシに期待するのもそんな役割なのだ。
もしもウクライナが彼の手に落ちたら、プーチン大統領はさらに新たな緩衝地帯の拡大を求めて動くだろう。》

と。
いい得ているかもしれません。
政治家ではない私などは、ただただ、祈るほかありません。
とにかく、まずは停戦して欲しいと願い、為政者の方々に和平への希求が広がることを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする