golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シューベルト「白鳥の歌」他、フィッシャー=ディースカウ、ムーア

2010-09-25 21:20:10 | Weblog
実は、会社の仲間とちょっと秘密プロジェクトをやっております。

と言っても仕事とは全く関係ありませんが。

(仮称)「ヒット曲???製作プロジェクト」(笑)。

数ヶ月前に、一曲作ったのですよ。

私が30分ほどでチョロチョロと演歌調の詞もどきを書いて。

ところがこれが評判悪かった。

曰く、「暗過ぎる!」って。

何人かに作曲を断られる。

漸く作曲者が見付かって曲は出来たが、今度は歌ってくれる人がいない。

結局、作曲者(勿論、素人)の弾き語りで録音。

大胆不敵にも、ダメ元でレコード会社にCDも送ってみたけれど、当然なしのつぶて。

ちなみに、作詞者(私)と作曲者はお互いに顔を知らないのであります。当プロジェクトリーダーの先輩経由での作曲依頼。

そして、今度は第二弾。

職場に昔バンドをやっていた後輩がいて、当プロジェクトリーダーのコンセプトに基づき彼が作詞作曲。

2番と4番を空けておいてくれたので、私が1時間ほどでチョロチョロっと作詞。先ほどメール致しました。

ボーカロイドに歌わせるべく、彼が今設定してくれています。

今度は、子供から大人まで楽しめる愉快な曲です。

それでは、来年の「紅白」をお楽しみにって(爆)。

こんなアホなこともやっております。

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)(EMI盤)

EMIのフィッシャー=ディースカウ11枚BOXから。

1.白鳥の歌
2.草原の歌
3.セレナード「聞け、青空にいるひばりを」
4.孤独

歌曲集「白鳥の歌」の余白に3曲が収録されています。

やはり、作詞するにゃ「歌曲王」の歌を聴きながらとかが良かろうか(笑)と取り出したCDです。

愛の使い/戦士の予感/春の憧れ/セレナード/すみか/遠い地にて/別れ/アトラス/彼女の肖像/漁師の娘/都会/浜辺にて/影法師/鳩の便り、の14曲から成る「白鳥の歌」。

シューベルトが連作歌曲として作曲した物では無く、レルシュタープ、ハイネ、ザイドルという3人の詩人の詩に付けた歌をシューベルトの死後纏めて出版された物だけれど、一つの歌曲集として結構良くまとまっていると思うのです。

最終曲の「鳩の便り」が、趣きが違って違和感あるとも言われますが、シューベルトの遺作を一つの曲集として纏めてくれたことに感謝。

何時聴いても、「完成された」一つの素晴らしい歌曲集として味わえます。

「影法師」の沈鬱さを「鳩の便り」の飛翔感で晴らす終り方だって決して悪く無いと思います。

フィッシャー=ディースカウは、この曲集を4回ですか?録音しているようですが、ここでは1962年のまだ若々しい声です。

「草原の歌」と「孤独」は初めて聴いたかもしれません。

「草原の歌」は、文字通り伸びやかで柔らかな肌合い。

「孤独」(D620)は、19分弱の深い美しい曲。

ピアノ伴奏の附点リズムが印象的な、「聞け、青空にいるひばりを」(きけ、きけ、ひばり)は、何時聴いても楽しい曲。ただ、その楽しさの影にどこか表裏一体の寂しさも感じるのが如何にもシューベルト。

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バッハ「カンタータ第105,179,186番」鈴木雅明

2010-09-25 01:11:07 | Weblog
だいぶ涼しくなりましたね。

しかし、超暑がりの私にはまだまだ暑い。

昨夜は、「白上げて、赤上げない」ならぬ「冷房掛けて、布団掛けない」状態でほとんど寝ておりました。

それでも、結構な寝汗を…。

まだまだ、暫くは冷房無しでは過ごせません。

ミア・パーション(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、櫻田亮(テノール)、ペーター・コーイ(バス)、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(BIS盤)

第105番「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいなもうなかれ」
第179番「心せよ、汝の敬神の偽りならざるかを」
第186番「魂よ、つまづくなかれ」

3曲とも初めて聴くカンタータかな?

いずれも、有名カンタータとは言えないかと思いますが、ここでもまたバッハの素晴らしい音楽が聴けます。

中でも、第105番は傑作。

前奏曲とフーガの形式の合唱。これだけで1つの曲として存立出来る盛り上がりと様式感を有していますね。

アルト(カウンターテナー)のレチタティーヴォを経て、3曲目ソプラノのアリア。オーボエと細やかな弦に彩られ、不安と安らぎがない交ぜになったように歌う様は絶品。

続くバスの、アリアの様に表情豊かなレチタティーヴォ。

喜ばしいテノールのアリアを経て、弦の伴奏が不安感を掻き立てる特異な響きが魅力的なドラマチックなコラールで終曲。

約20分と短い曲ながら、聴き所満載です。

いやいや、第179番だってなかなか。

伸びやかの中に半音階進行が翳りを与える壮麗な合唱に始まり、レチタティーヴォを経てテノールのキリリと引き締まったアリア。

バスのレチタティーヴォに続くソプラノのアリア。2本のオーボエ・ダ・カッチャを伴い憂いの表情で歌い、最後コラールが締めくくる。

2部構成でやや長い第186番にも魅力的な音楽が詰まっている。

先の2曲に比べると緊迫感には欠けますが、その分気楽に聴ける穏やかな音楽です。

特に、第2部第4曲ソプラノとアルトのデュエットによるアリアは、オペラ・アリアの様な華のある音楽。

今日も、「バッハ・カンタータは宝の山」を実感しました。

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