golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「カンタータ第105,179,186番」鈴木雅明

2010-09-25 01:11:07 | Weblog
だいぶ涼しくなりましたね。

しかし、超暑がりの私にはまだまだ暑い。

昨夜は、「白上げて、赤上げない」ならぬ「冷房掛けて、布団掛けない」状態でほとんど寝ておりました。

それでも、結構な寝汗を…。

まだまだ、暫くは冷房無しでは過ごせません。

ミア・パーション(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、櫻田亮(テノール)、ペーター・コーイ(バス)、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(BIS盤)

第105番「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいなもうなかれ」
第179番「心せよ、汝の敬神の偽りならざるかを」
第186番「魂よ、つまづくなかれ」

3曲とも初めて聴くカンタータかな?

いずれも、有名カンタータとは言えないかと思いますが、ここでもまたバッハの素晴らしい音楽が聴けます。

中でも、第105番は傑作。

前奏曲とフーガの形式の合唱。これだけで1つの曲として存立出来る盛り上がりと様式感を有していますね。

アルト(カウンターテナー)のレチタティーヴォを経て、3曲目ソプラノのアリア。オーボエと細やかな弦に彩られ、不安と安らぎがない交ぜになったように歌う様は絶品。

続くバスの、アリアの様に表情豊かなレチタティーヴォ。

喜ばしいテノールのアリアを経て、弦の伴奏が不安感を掻き立てる特異な響きが魅力的なドラマチックなコラールで終曲。

約20分と短い曲ながら、聴き所満載です。

いやいや、第179番だってなかなか。

伸びやかの中に半音階進行が翳りを与える壮麗な合唱に始まり、レチタティーヴォを経てテノールのキリリと引き締まったアリア。

バスのレチタティーヴォに続くソプラノのアリア。2本のオーボエ・ダ・カッチャを伴い憂いの表情で歌い、最後コラールが締めくくる。

2部構成でやや長い第186番にも魅力的な音楽が詰まっている。

先の2曲に比べると緊迫感には欠けますが、その分気楽に聴ける穏やかな音楽です。

特に、第2部第4曲ソプラノとアルトのデュエットによるアリアは、オペラ・アリアの様な華のある音楽。

今日も、「バッハ・カンタータは宝の山」を実感しました。

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