golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ブルックナー「交響曲第8番」インバル

2010-09-20 22:24:21 | Weblog
奇跡は起こるか?

起こってくれぃ!

ソフトバンクホークスの大逆転優勝であります。

3.5ゲーム差を付けられ迎えた首位西武との3連戦。

嗚呼、こりゃもうだめか、と思いましたよ。

ところが、いずれも逆転による3連勝!

0.5ゲーム差と肉薄致しました。

依然首位で、残りゲーム数も多い西武が有利な状況に変わりありませんが、残り3試合も勝利して奇跡の逆転優勝を飾って欲しいものです。

物心ついて以来、うん十年来のホークスファンとしては切に願っております。

打線と共にこの躍進を支える投手陣は、攝津(せっつ)、ファルケンボーグ、馬原(まはら)という「勝利の方程式」に加え、称賛されるべきはそこに至るまでの中継ぎ陣。

先発が崩れても、甲藤(かっとう)、森福(もりふく)、金沢といった投手がきちんと試合を立て直ししてくれています。

昔のプロ野球は、先発ピッチャーに続く2番手以降は最後のクローザーを別格として、どうしても「格落ち」感がありましたが、今は全く違いますね。

先発投手に負けず劣らず、場合によっては先発を凌ぐ中継ぎ投手が試合を引き締まったものにしてくれています。

交響曲で言えば、第1楽章、第4楽章も勿論重要だけれど、名曲と認定される為には第2、第3楽章も非常に大きな役割を果たしているのです。(と、無理矢理音楽に結び付ける)

いずれにしても、祈念ホークス優勝!

エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団(TELDEC盤)

年の初めにディスクユニオンの100円市で入手したCD。

「第1稿」による演奏。

時々聴き慣れない箇所が現れるが、このとてつもなくスケールの大きい音楽を前にすると、版の違いなど些細な事はどうでも良く思えて来てしまいます。

そして、この曲でも「中継ぎ楽章」は素晴らしい音楽。

第2楽章は、ブルックナーを象徴するスケルツォ。「野人」ブルックナーの真骨頂。素朴さと荒々しさが混ざったブルックナーしか書けない音楽。

そして、感動的な第3楽章アダージョ。息の長い弦にハープが絡む箇所など涙が出そう。

この中継ぎ2楽章が屈指の音楽だからこそ、第1、第4楽章の巨大さがより映える。

インバルの明晰な音楽は、ブルックナーの音楽に茫洋とした巨塊を期待される方には、或いは違和感あるのかもしれませんが、私は好きですこの演奏。

一見クールな中に、真摯な音づくりと熱い情熱のたぎる演奏です。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
逆転優勝なるか? (木曽のあばら屋)
2010-09-20 22:56:54
こんにちは。
3連勝すごいですね。
しかし馬原にはハラハラさせられます・・・。
返信する
馬原 (golf130)
2010-09-20 23:03:01
木曽さん
コメント有難うございます。
シーズン前半は安心して見ていられた馬原ですが、さすがに疲れが溜まってか、ヒヤヒヤさせられることが時々あります。
ピシッと抑えてくれないと、馬原原って呼んじゃうぞ~。
返信する

コメントを投稿