golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

マーラー「交響曲第7番《夜の歌》」アバド、ベルリン・フィル

2010-09-15 22:27:34 | Weblog
帰宅途上、先週末新装オープンした三越銀座店を覗いてみました。

何と言うか、今まで抱いていた百貨店のイメージと違う店内に驚き。

子供の頃、デパートって非日常的なハレの場所で、大食堂でお子様ランチを食べたり屋上遊園地で遊んだりと、それはもうパラダイスであった訳ですが、それだけにどこか庶民的な香りも漂っていたように思います。

以来、店内はオシャレに変わっても、百貨店のイメージはその延長線上にありました。

ところが、三越の新店は「欧米か!?」(古い)という雰囲気。

ブランドショップも色々入っているし、店内装飾も落ち着いたシックな基調で、ザワザワした既成のデパートイメージと全く違う。

店内全体が綺麗な美術館のよう。

バーゲンセールの似合わないデパートでありました。

クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(GRAMMOPHON盤)

今日は、夏以来初めて、帰宅後自室の冷房を付けずにおります。

漸く、マーラーの交響曲を聴くに相応しい季節になって参りました。

マーラーは大好きですが、真夏の酷暑の季節は厚手のオーケストラ曲には手を出しづらい。

それが、秋ともなればマーラーが非常にしっくり来る季節であります。

このCD、数ヶ月前に購入(ブックオフ500円物)したものですが、「ちょっと健康的に過ぎないか?」と感じ暫く聴いておりませんでした。

久しぶりに取出し、今朝から3回目を聴いておりますが、素晴らしい!

7番のシンフォニーは、大好きなマーラーの中でも特に好きな曲の一つ。

第1楽章冒頭から開始される妖しげな世界が堪りません。

そして、第2、第4楽章の「夜曲」。妖しさは更に増し不可思議な虫達が蠢く雰囲気。第4楽章はギターやマンドリンが入るのも大好きな一因。

終楽章で一転明るい世界に変わるハチャメチャさが評価が別れる所でしょうが、私は勿論「賛」。

支離滅裂さもこの曲の本質でしょう。

こういう音楽ですから、ドロドロした演奏が大好きですが、タイプの異なるこのアバド盤も気に入りました。

ベルリン・フィルという名器を快速にドライブ。第5楽章などオモチャ箱をひっくり返したような賑やかさだけれど、それが破綻を来さない。一つ一つの楽器、一音一音が全て意味を持って有機的に連なっている。ライブの勢いと完成度の高さ。

「夜曲」も、妖しさは薄いがそれを補う歌がある。

アバド初心者の私も、彼の他のマーラーも是非聴きたくなりました。

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