golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「平均率クラヴィーア曲集第1、2 巻」より、レオンハルト

2009-06-21 18:47:24 | Weblog
昨日は、ショックと疲労プラスアルコールで、ゴルフからの帰宅後バタンキューで爆睡、更新をさぼってしまいました。

昨日のゴルフ、スコアがボロボロだったのみならず、構え方が違うと上手い方から指摘を受け、戸惑ってしまいました。

私的にはスクールで教えて貰った様にやっているつもりなのですが…。

こうやって構えるんだ、ボールとクラブの位置はこう、と教えられた内容は、ゴルフスクールで聞いているものとかなり違う。一体どっちが正しいの?

「ゴルフスクール行ってるって、金をドブに捨ててるだけじゃない」
「スクールの良いカモになってるんとちゃう?」
「コーチって、レッスンプロじゃ無くて、実はそこらのゴルフ好きのオッサンなんじゃない?」
などと、そこらのゴルフ好きのオッサン達からさんざんいじられた訳であります。(笑)

んで、今朝スクール。

早速、構え方について質問してみました。

「昨日、ハンドファースト(ボールより手が前に出ている)になっていておかしい、と指摘されたのですが?」

「それは誰からですか?」

「そこらのゴルフ好きのオッサン、じゃなかった、一緒に行ったゴルフの上手い人です。アマチュアです」

「貴方は神を信じ無いのですか?、信心が足りないのではありませんか?」
とは言われなかったのですが、ゴルフクラブの構造からみた自然な構え方の理屈を再説明してくれました。

じゃあ、そこらのゴルフ好きのオッサン、じゃなかった、上手な会社の先輩の指摘が間違っていたかと言うとそうでも無く、クラブフェース(スプーン状の所)の開き方の指摘は的確だった様子。

昨日の疑問はそれなりに解けました。

しかし、じゃあ上手く打てる様になったかと言うと、そこがゴルフの奥深いところ…。(爆)

練習あるのみです。

グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)(Deutsche Harmonia Mundi原盤)

引き続き、バロック60枚BOXからです。

オリジナル楽器演奏を嗜好するクラシック原理主義者でありながら、お恥ずかしいことに、LP時代以来、この曲集ピアノ演奏しか持っていなかったですね。

ということで、我が家に初めてやって来たチェンバロ盤。

平均率の第1巻から第1、2、3、4、15、17、21、24曲、第2巻から第1、6、7、12、13、15、18、19曲が収録されています。

各巻24曲ですから、ちょうど3分の1。

クラシック原理主義者としてはこういう抜粋もちょっと気持ち悪いのですが、独立した各曲の集合体と曲解して納得致しましょう。

レオンハルトのいつもの正攻法の楷書の演奏。

奇を衒ったり、意外な驚きの解釈は無いですが、真摯で良い意味で模範的な解釈で、昔から好きな演奏家です。

抜粋なのが悔しい!

この曲集、ピアノで聴いても良いけど、やはりチェンバロ盤良いですね。

廉価盤ででもチェンバロの全曲欲しいです。

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バッハ「無伴奏チェロ組曲第1、3、6番」シーフェン

2009-06-19 22:58:54 | Weblog
今日は帰宅後、練習場へ行き、明日のゴルフの最終調整。

調整って言うと何だかプロっぽいけど、要は下手くそだから少しでも練習しなきゃってこと。

一昨日、練習でボロボロだったので、今日また行った訳ですな。

ちょっとは修正出来たか?

まあ、明日コースに出てみないと分からないけど。

明日の天気は悪く無さそうだし、朝はゴルフにしては遅いので睡眠も十分取れそう。直前の練習もやった。

悪いスコアの言い訳の理由が見付からない!まずい。(笑)

グイド・シーフェン(チェロ)(ARTE NOVA原盤)

バロック60枚BOXから。

若手チェリストの演奏。確かドイツ人だったかな?なかなか良さそうな演奏ということをどこかで読んだし、廉価盤のARTE NOVAだから買ってみようかなと思わなくもなかったのですが、まあわざわざ買うまでもないかな、とそのままになっていました。

ところが、60枚BOXに入っていて期せずして聴けることに。

こういうところもBOX盤の有り難み。

現代チェロによる演奏ですが、伸びやかで素直な演奏で好感が持てます。

所々、チェロの音が素のまま出ていると言うか音色とかもう少し工夫が欲しい感じの部分もありますが、テクニックはあるし、ダイナミックでもあって、知名度の低いチェリストですが、なかなかの演奏です。

少し聴き込んでみれば、また良さを発見出来そうです。

それにしても、昔に比べて随分演奏家の層が厚くなったものだと改めて思いました。

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ドビュッシー「チェロ・ソナタ」ロストロポーヴィチ、ブリテン

2009-06-18 23:29:54 | Weblog
今日も帰り掛け、「馴染みの」帝国ホテルに寄らせて貰いました。

残業していたら携帯が鳴り「焼き鳥屋に居るから」。

ゴルフ好きの先輩2人からの呼び出しでした。

安くて旨いと人気の店。遅れて参戦の為座席無く、椅子を持って来て貰い、通路にはみ出して飲み食いしてましたから、他のお客さんからは相当邪魔だったでしょうね。

お二人ともかなり上手い方なのでゴルフ談義で盛り上がるのですが、上級者のノウハウに関する話が多くて、下手くそな私には「話は分かるけど自分じゃとても出来ない」という内容も結構ありました。

ホッピーをかなり飲んで、帰る途中、こちら方面で呑んだ時には馴染みの「帝国ホテル」に寄る。

まあ早い話が、この辺りまで歩いて来ると何故かいつもトイレに行きたくなるんですな。(笑)

それでちょっと寄らせて貰いました。「勝手知ったる」帝国ホテルへ。知っているのは、トイレの近傍のみですが。

他の用事じゃ入った事無いも~ん!

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、ベンジャミン・ブリテン(ピアノ)(DECCA盤)

シューベルト「アルペジョーネ・ソナタ」を聴こうかと取り出したCD。

今まで真面目に聴いていなかったこの曲が面白くって。今朝から何回か繰り返し聴いております。

特に第2楽章。チェロのピッチカートが無調っぽい、ジャズっぽい。面白い!

印象派を飛び出しちゃっている?

ドビュッシーにこんな曲があるんだ!ということを認識致しました。

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コレルリ「ソナタOp.5-7~12」ブリュッヘン、ビルスマ、レオンハルト

2009-06-17 23:02:36 | Weblog
今日はノー残業デーで定時退社し、帰宅後ゴルフ練習場へ。

今週末コースに行くので、その前の最終調整ということで。

先週のスクールでコーチから指摘されフォームを直したら、時々おかしな球が出る様になっちゃって。

それが気になって練習に行ったのですが、やはりたまにシャンクと言って極端に右の方へ行っちゃう球が混ざってしまうのであります。

これはヤバイ!深刻。

また金曜日の夜に再度の最終練習しないとダメかな。

考えないで打つとダメだし、考え過ぎるとおかしくなってしまうし、ゴルフって難しいです。なかなか上手くならないです。(単に私が運動神経が鈍いだけという説も有力だが…)

フランス・ブリュッヘン(リコーダー)、アンナー・ビルスマ(チェロ)、グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)(SEON原盤)

バロック60枚BOXから。

今朝出掛けに急いでディスクマンにセットしたCD。

コレルリにリコーダーを含んだソナタがあったのかな?と思って見たらOp.5、ヴァイオリンソナタの編曲ですね。

編曲、という頭もあって、最初ちょっと違和感を感じましたが、名手ブリュッヘンの高度なテクニックとそもそも曲の素晴らしさで楽しく聴けました。

完璧主義者アルカンジェロ・コレルリ(1653~1713)は、満足行かない作品を破棄してしまったそうで作品は少ないけれど、均整のとれた美しい音楽を残してくれていますよね。

このOp.5の曲集もしかり。

通勤の行き帰り、余りの心地良さに途中から爆睡してしまいました。

元来ヴァイオリンに無理強いしない自然な音楽だと思いますが、リコーダーになってもそれは共通。

繰り返し聴いているうちに、編曲という違和感は全く無くなり、リコーダーの為に書かれた曲の様な気さえしました。

最後の12番は有名な「ラ・フォリア」。

それまでの曲は、旋律楽器に極度のテクニックは要求しなかったものが、ここで一気に超絶技巧の世界に。

この熱狂もたまりません。

マラン・マレのヴィオールの為の作品と並んで、大好きなフォリア変奏曲です。

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ブラームス「ピアノ五重奏曲」レオンスカヤ、アルバン・ベルク Q.

2009-06-16 22:36:15 | Weblog
良くない事なんですが、最近全然本を読んでいません。

本どころか新聞もまともに読まない日も多い。

実はこれブログの弊害。

って、別にブログがいけない訳じゃなくて、私がいけない。

以前は通勤電車で新聞位は読んでいたけれども、ついつい携帯で色々な方のサイトを見ちゃうのですな。

昔から余り本を読まなかった方で、特に小中学校で読んだ冊数は6+3=9冊位かな?夏休みの読書感想文用ですな。まあ、流石にもう少しは読んでいるとは思うけどせいぜい20冊位でしょうか。

だから、結構古典と言われる本も読んだ事無いものが多いのですよ、恥ずかしながら。

それでふとある時、これはイカン!と思い、「古典を読もう運動」を始めたのですが、思い返してみれば、三島由紀夫の「金閣寺」1冊を読んだのみで中断しゃっているんですね、10数年。まあ、中断ではなく挫折と呼ぶのでしょうが、世間的には。(爆)

今日は、会社で昼食時、宮本武蔵の「五輪書」の話になりまして。(いつもはそんな話題には決してならない)

それで、岩波文庫で確か「薄くて安く」出ていたな、と思い出し、会社帰りに購入し最初の「地之巻」だけざっと読んでみました。

昔の文章なので、当然、意味が分からない言葉もあるのですが意外にも読み易いというか、リズムの良い文章に驚きました。

非常に深い内容なのでしょうが、表面的には意外にシンプル。

何故、「二刀流」なのか?

武士ってさ、刀二本差してるよね。それなのに、一本しか使わないで殺されちゃったら悔しいじゃん。

だそうです。

心を入れ替えて、少し本を読もうと思った本日であります。これぞ「本日」。

エリザベート・レオンスカヤ(ピアノ)、アルバン・ベルク四重奏曲(EMI盤)

先日、木曽さんの記事(ポリーニ、イタリア四重奏団盤)に刺激され、図書館で借りて来た1枚。

交響曲や一部の曲以外苦手系で、克服を目論んでいる作曲家ブラームス。

今までLPもCDも持っていなかったし、きちんと聴いたことの無かった名曲。

今日はこの曲にしようと、ディスクマンに装填し出社したところ、上記の通り「五輪書」の話に。「五つながり」が奇遇ですね!(それほどのものか)

先日来、数回聴いていますが、室内楽らしい落ち着いた風情の中に情熱的な楽想があり、やはりこれは素晴らしい名曲。

座右にCD置いて、時々聴きたくなる曲ですね。

こんな梅雨の日に静かに読書しながら聴くに相応しい音楽。

苦手ブラームスの一角が崩せたかな。

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P.M.デイヴィス「さらば、ストロムネス」デヴァイン

2009-06-15 22:25:08 | Weblog
今日は飲み会帰りなので、短い曲を短く。(笑)

音楽も同じかもしれないけれど、飲み会の料理も「後半充実型」の方が満足度高いですね。

今日も、締めのご飯が美味しかった。デザートはまあ普通でしたが…。

アサリと枝豆の炊き込みご飯でしたが、味付けもともかく、具がたくさん入っているのが超好感度。

「質より量」的性向の高い私はにはとても嬉しかったですね。

グレアム・アンソニー・デヴァイン(ギター)(NAXOS盤)

たった3分半強の曲。

イギリスのピーター・マックスウェル・デイヴィスの作品。

今日の一曲は「量より質」ですね。

短いギター曲ですが、そのメロディのなんと優しく美しいこと。

ウラン汚染により町を追われた住民の別離の歌らしいですが、そんな悲痛な現実を微塵も感じさせぬ懐かしい響き。

いいなあ~、イギリス音楽!

苦手系のイギリス音楽を一気に引き寄せる素敵な曲です。

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ヒナステラ「ピアノ協奏曲第1番、第2番」マリニス、マラヴァル

2009-06-14 20:59:36 | Weblog
今日はカミサンが外出で娘と2人で昼食。

こういう時は手っ取り早く食べられるので、乾麺を茹でて蕎麦とかにしちゃうのですが、このパターンが多過ぎるので、「お昼何がいい?」、「何でもいいけど、蕎麦以外」との会話が最近は定着してしまっています。

んで、今日は冷やし中華に。

更に豪華な一品とデザートも付けちゃおう、ということで、「ウニ」(写真左)と「メロン」(写真右)も。

とにかく合うんだな、冷やし中華にはウニとメロンが。(ホンマかいな)

ところが、せっかく用意した豪華な2品なのですが、娘は「きしょい」とかのたまわって、「メロン」にちょっと手を付けただけで食べないんですよね。

「冷蔵庫に『材料』がたっぷりあるから、どんどん食べろ」と言っても食が進まない様子。

まあ、「ウニ」は醤油味がしょっぱくって、磯の香り風と言えなくもないけど、やっぱプリンは醤油掛けないで普通に食った方が旨いよな。

「メロン」の方が万人向きで無難な味(爆)だが、「和菓子の練り切りの味がする」との娘の評の通り、やはりちょっと違うなあ~。近所のディスカウントショップで買ったアルゼンチン産というハチミツがキュウリと相性悪かったのだろうか?

ドラ・デ・マリニス(ピアノ)、フリオ・マラヴァル指揮スロヴァキア放送交響楽団(NAXOS盤)

アルゼンチン産のハチミツに敬意を表して(表して無いっうの)、アルゼンチンの作曲家アルベルト・ヒナステラ(1916~1983)を聴こう。

ヒナステラのオーケストラ曲ってダイナミックレンジが広すぎて、通勤電車には不向きなんです。

ピアニシモとか全くと言って良いほど聞こえない。

ですから、休日に自宅で聴く訳ですね。

2曲とも似た曲調。まあ、ヒナステラの音楽は似た感じの物が多いかもしれないですけど。

アルゼンチンのバルトークとも言われ、鍵盤を暴力的に叩き付ける様なバーバリースティックな楽想と、アマゾンの密林の夜の様な(勿論行ったこと無いけど、たぶんそんな感じ)神秘的楽想が交互します。

第1番の終楽章トッカータはEL&P(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)によりロックに編曲され、「恐怖の頭脳改革」というアルバムに収録されているそう。(未聴)

クラシックがロックに変わるんだったら、プリンがウニに、キュウリがメロンに変わっても何も不思議じゃ無いのだけれど。

えっ!その為には「恐怖の頭脳改革」が必要だって。(爆)

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ルクレール「ヴァイオリン・ソナタOp.5-4,6,7,8,10,11 」寺神戸、ルセ、上村、鈴木

2009-06-13 23:33:21 | Weblog
REIKOさんからお題を頂戴した(http://m.webry.info/at/handel/cmtlist.htm;jsessionid=A3F2C3B6358B5740AF327D9FCD553B0B.1028bblog403?id=0801f6d4c7&i=&p=&c=m&page=1&guid=on)ので考えてみました。

いわゆる「大岡裁判」のニューバージョンです。

昔、あるところに長い間行方不明になっていた子の親権を争う2人の女性がおりました。

1人は大商人の奥方のカネ子、一方は長屋に住む貧乏な職人のおかみさんのトメ。

大岡「どちらがこの子に対する愛情が深いか、どちらの家に帰るのがこの子の幸せになるかを見極める為、2人に料理を作ることを命ずる」

カネ子は、この子が戻って来てくれたらと、大きな鯛の尾頭付きにお刺身やら蒲鉾やらたいそう豪勢な料理を作り始めました。

しかし、トメにはお金がありません。小さな目刺しが3尾のみ。これを七輪で焼いておりました。

小さな目刺しと言えども炭火に当り、芳ばしい香りが辺り一面に漂います。

と、そこに三毛猫が素早く七輪に近付き、目刺しを掠め取ってしまいました。

「こら!」、カネ子が制したから1尾は残ったものの2尾はあっという間に三毛猫の胃袋に。

ほどなく、大岡の「はい、制限時間一杯!」という野太い声が響き渡りました。

カネ子の用意したお膳には鯛の尾頭付きが光っており、その周りを豪華なおかずが取り巻いております。

一方、トメの方は貧相な目刺し1尾にアワとヒエのご飯が縁の欠けた茶碗に入っているのみ。

勝ち誇った表情のカネ子。俯き加減のトメ。

誰の目にも彼我の差は明白、財力の差は歴然。

大岡「この子がどちらの家に戻った方が幸せかは皆の者にも良く判ったじゃろ」

そういうと大岡は、2人が争っていた三毛猫をトメの手に渡しました。

大岡「やはり日頃食べ慣れた物が一番じゃ。畜生と言えども我が家の『味』は良く憶えておるものじゃのう」

トメ「畏れながら、大岡様」

大岡「なんじゃ?トメ」

トメ「大岡様、これはアジではなく、イワシにごぜえます」

お後がよろしいようで…。

寺神戸亮(バロック・ヴァイオリン)、クリストフ・ルセ(チェンバロ)、上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鈴木秀美(バロック・チェロ)(DENON盤)

REIKOさんの「三大ヴァイオリンソナタ」の一つがルクレール、とのことで先日図書館から借りたCDです。

前から気になっていたジャン=マリ・ルクレール(1697~1764)のヴァイオリンソナタ。未聴だったのでこの機会に聴いてみました。

優美で微笑みの様な明るさを湛えていて良いですね~。

寺神戸さん始め、このシリーズの常連メンバーの素晴らしい古楽器演奏が心地良いです。

今度このCDも買わなきゃ。!

ところで、見直ししたら、REIKOさんご推奨はOp.9-3なんですね~!

そちらも是非とも聴いてみなくちゃ。

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ビゼー「アルルの女第1組曲、第2組曲」カラヤン

2009-06-13 00:57:36 | Weblog
今日は家の近くの方のお客様まで夕方外出で直帰。(へへへ)

お陰様で、開店直後の、他にお客さんのいない居酒屋で明るい内から飲めました。

暑くなるとやはり冷たいビールが最高!

しかも自宅近くで呑んでいると楽ですねえ。

定年近いゴルフ好きの先輩と一緒だったのですが、意外にも上手くなったのはここ数年とのこと。

じゃあ、私もまだ希望が持てますねえと言ったら、才能が無い奴(私)はダメだって。ちっくしょ~!(小梅太夫最近見ていないなあ~)

ビール生大3杯ほど+焼酎2杯ほどかな?たいして呑んでいないのですが、帰って来てバタンキュー。

このCD聴きながら横になっていたら眠ってしまい、カップリングされているグリーグのペール・ギュント「朝」のところで目覚めました。(笑)

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(GRAMMOPHON原盤)

第1組曲
前奏曲、メヌエット、アダージェット、鐘(カリヨン)
第2組曲
パストラール、間奏曲、メヌエット、フアランドール

たまにはこういう曲も良いでしょう。

今晩帰り掛けに調達したブックオフ250円品。

個人的には大変懐かしい音楽です。

私がクラシックを聴き始めた中学生の頃、特にクラシックなど聴かない父親がLPを購入した曲です。コロンビアの「ダイヤモンドシリーズ」という、当時ほぼ唯一と言って良い廉価盤(1,000円)のシリーズで、渡邉暁雄さん指揮の日本フィル(新日本フィルと分裂前)の演奏でした。まだ欧米のオケに比べると力量が劣っている時代でしたが、意外に(失礼)頑張っている演奏だった記憶があります。

こういう曲は、カラヤン良いですねえ~。

アンチだった昔のトラウマがあっていまだ聴くことの少ない指揮者ですが、このポピュラーな音楽を単に流麗ゴージャスに演奏している(昔はそういうイメージありました)のではなく、誠実に堅実に演奏している印象を受け、そこに大変好感を持ちました。

やはり真面目に聴き直してみないといけない指揮者ですね。

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レスピーギ「弦楽四重奏曲、ドリア旋法の四重奏曲」ニュー・ヘレニックQ.

2009-06-11 23:25:03 | Weblog
もう明日は金曜日か。

最近、1週間がとても早いです。

深夜残業、休日出勤も日常茶飯事、徹夜も、という生活を社会人になってから結構長く過ごして来たので、健康管理だの不況だのに起因する最近の労働環境の激変で、1週間があっという間です。

だからこうして呑気にブログなどやっていられるのでありますが。

まあ、身体が既に慣れてしまったので、もう昔には戻れませんね。(笑)

ニュー・ヘレニック弦楽四重奏団(BIS盤)

以前、同じ作曲家の「日没」(夕暮れ)という弦楽四重奏を伴奏にメゾソプラノが歌う美しい曲を取り上げたことがあり、そのCDにカップリングされている作品です。

オットリーノ・レスピーギ(1879~1936)は最近ちょっと気になっている作曲家。

シェーンベルク(1874~1951)、バルトーク(1881~1945)、ストラヴィンスキー(1882~1971)とほぼ同世代でありながら、保守的な分かりやすい、新古典主義の楽曲を書いていますよね。

ローマ三部作に代表される色彩感豊かで、華やかな作品の印象も強いでしょう。

しかし、「弦楽四重奏曲」はそういうレスピーギの印象とはちょっと違います。

弦楽四重奏というジャンルのゆえもあるでしょうが、やや内省的で技法的にも少し新しさを感じます。

内容的にもなかなかの力作です。

第1楽章はヴァイオリンを中心とした伸びやかな歌。

第2楽章も緩やかで穏やかな息の長い歌。中間部、低弦の強奏で盛り上がりも見せますが、平穏さがかき乱される訳ではありません。

第3楽章、弦の細やかでややバーバリースティックな動きがほんの少しですが、バルトーク的な新しさも感じさせます。しかし、基調は明快で古典的。

第4楽章冒頭の荒々しいリズムも新鮮。しかし、伸びやかな楽想が現れ、従来の音楽の枠組みから外れることはありません。

一方、単一楽章の「ドリア旋法の四重奏曲」は、イタリア的な明快な歌の要素もより目立つ作品。

「ローマ三部作」や「リュートの為の古風な舞曲とアリア」などの一部の有名管弦楽曲が目立ってしまっていますが、他にも色々良い曲がありそうです。

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