golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シュッツ「ダビデ詩篇集」より、ベルニウス

2009-06-10 21:45:44 | Weblog
「宇宙一効果」でしょうか?本日、写真のブツが全くというほど辛さを感じませんでした。

先日、やぐら亭の「宇宙一辛い味噌ラーメンほたる」に玉砕して以来の激辛。

否!

私的には、蒙古タンメン中本の「冷やし味噌ラーメン」や「北極」クラスはもう『激辛』の旗印を降ろしてしまっても良いのかなとも思います。

「ほたる」に比べればお子ちゃま向きのチョロい辛さ。

しかしやはり、まいう~!

中本は、普通に「凄く旨い辛口ラーメン」位でいいんじゃないのかな、と思った今日でございました。

デイヴィッド・コルディア(カウンターテナー)、クリストフ・プレガルディエン、ゲルト・テュルク(テノール)、フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ、ペーター・コーイ(バス)、フリーダー・ベルニウス指揮シュトゥットガルト室内合唱団、ムジカ・フィアータ・ケルン(SONY/VIVARTE原盤)

今日もまたバロック60枚BOXから。

バロックの巨星ハインリッヒ・シュッツ(1585~1672)の「ダビデ詩篇集」から下記14曲が収録されています。

1.主はわが主に言われた
2.なにゆえ、もろもろの国びと騒ぎたち
3.深き淵よりわれ汝を呼ぶ
4.われ語られしことをわれ喜ぶ
5.われ山に向かって目を上げ
6.恵み深い主に向かって感謝せよ
7.主はわが牧者なり
8.全霊もて、われ主に感謝す
9.主に向かいて新しき歌を歌え
10.主に向かいて歓呼の声をあげよ
11.わが魂よ、主をほめたたえよ
12.エフライムはわが親愛の息子ならずや
13.今ぞわが魂よ主をたたえよ
14.涙と共に種まく者は

数多の作曲家の中で「強靭な」音楽を書いたという点では筆頭に挙げたい人です。

合唱を中心にそれを支える限られた楽器による禁欲的な音楽。

堅苦しさ、息苦しさも感じ、LP時代からディスクに手が伸び難いのですが、その音楽は厳しさの反面、深い優しさを秘めています。

「ダビデ詩篇集」もLP時代以来久々聴きましたが、そんなシュッツらしさ満開の作品。

ベルニウス指揮の合唱が凛とした美しい歌を聴かせてくれます。

ヨーロッパの大聖堂とかで聴けば更に感動的でしょうね。

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ヘンデル「水上の音楽、王宮の花火の音楽」パイヤール

2009-06-09 22:52:59 | Weblog
前にも書きましたが、梅雨は結構好きな季節。

でもさすがにムシムシと暑いのは辛いところ。

昨夜は今年初めてエアコン付けっ放しで寝ました。

まあ体内アルコールの燃焼作用?もあって暑くてたまらなかったのかもしれませんが。

さて、残念ながら一回も経験無いのですが、京都の「川床」行ってみたいですね。ずっと憧れております。

東京湾の「屋形船」も乗ったこと無いです。

こういう蒸し暑い季節になると、食い意地の張っている私は「水上の食卓」についつい想いを馳せちゃうんですよね。(笑)

そんなことを夢想しながら帰りの通勤電車に乗っていたら、コンビニで買った風の「冷やしうどん」を食べている女子高生風がいました。

まあマナーからはハズレる訳でして、バカ野郎と吠えているオッサンもいましたが、通勤電車の中でうどん食うかあ~?というちょっと意表突かれた感が、妙に痛快でもありました。

ジャン=フランソワ・パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団(RCA原盤)

今日もバロック60枚BOXから。

月並みですが、暑くなると聴きたくなる曲です。

パイヤール、LP時代バロック~古典派の演奏を中心に一世を風靡した団体の一つですね。

この1990年の録音でも優美で上品な昔からの持ち味を生かした演奏を聴くことが出来ます。

しかし、オリジナル楽器演奏に慣れてしまった耳には、おとなし過ぎて物足りなさが付き纏うことも確か。

まあ、たまにはこういう「まったり」したバロック演奏を聴くのも良いですが。

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フックス「レクイエム」クレマンシック

2009-06-08 23:42:37 | Weblog
帰宅途上、駅で現場検証の場に遭遇致しました。

おじさんと女子高生、警官数名が現場再現をしている様子。

第一印象は、痴漢の現場検証。

しかし、予断を持って見ちゃいけないのでしょうね。

実はおじさんは、エレベーターから転落しようとした人を助けようとした人を助けた命の恩人かもしれないし…?

もし、裁判員になり凶悪事件を裁く場に立ち合えば、「即刻、死刑!」と叫んでしまいそうですが、事実(と思われること)を冷静沈着に見極め、判断しなきゃならないのですよね。

法的知識も無く、そういう訓練を積んでいない素人にそれが可能なのかな?

少なくとも自分には自信が無いです。

凶悪犯罪であればあるほど、有罪、重罪に傾く気が致します。

ルネ・クレマンシック(指揮、オルガン)、クレマンシック・コンソート(ARTE NOVA原盤)

バロック60枚BOXからですが、ちょっと悔しいダブり音源。

発売当初からショップで安売されていて気になっていたCD。

ようやくに購入したのですが、未聴のうちにこのBOXを調達したら同じ音源が含まれていたものですから悔しい訳です。

まあ、単独で購入したCDは7~800円だったし、BOXの方は1枚当りにすれば100円以外ですから、ダブりによる損失は微小っちゃ微小なんですが。

はて、この場合損失額は7~800円?、それとも100円以外?(数学クイズのようですね)

ウィーンで活躍したバロックの作曲家ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660~1741)。

ルネサンスや古典派以降のレクイエムは色々思い浮かぶけれども、バロック時代のレクイエムは少ないのでしょうか?当ブログで以前取り上げたジルの曲くらいしか、パッと浮かぶ作品がありません。

しかし、この曲は美しい。

均整の取れた響きの中、真摯な祈りの音楽が歌われ、奏でられます。

クレマンシックは、LP時代、ルネサンスの巨匠オケゲムの名品レクイエムで、非常に恣意的な演奏をしていた記憶があって、原典に対する忠実性がどうなのかな?という疑問があったのですが、ここに聴くフックスは誠実、清潔な演奏で好感度高いです。

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西村朗「ピパ」アムステルダム・ギタートリオ

2009-06-07 22:32:17 | Weblog
今日は久しぶりに近所の図書館でCDを借りました。

以前はよく借りに行ったのですが、借りたCDだと真面目に聴かず、借りては来たものの貸出期限が来て(期限を大幅に過ぎてもありますm(__)m)、一回も聴かず返却するようなこともしばしば。

自宅の近所の図書館は、古い、小さな、蔵書も決して多くない所なのですが、クラシックCDが充実しているんです。

もしかしたらベートーヴェンの交響曲は全曲揃っていないかもしれないのに、古楽、オペラ、現代音楽とかは結構あるんですよ。

ライヒ、シュニトケ、グバイドゥーリナを知ったのもこの図書館のお蔭ですし、色々なオペラにも親しみました。

ベートーヴェンのピアノ・ソナタや弦楽四重奏曲はほとんど無いくせに、「トリスタンとイゾルデ」は数種あったり、借りなかったけれど、リュリのオペラも今日見掛けました。

以前、ちょっと離れた別の新しい綺麗な図書館が出来て間もない頃、期待して行ってみたら、クラシックCDはホーム全集みたいのがあるだけで大変がっかりしたのを記憶しております。クラシックに興味も関心も無い担当者がお座なりで購入したのが露骨に分かりました。

対して最寄の所は、本当にクラシックが好きな担当者が、本当に良いと思うCDを揃えたという感があります。単に自分が聴きたいCDを公費で購入した、という可能性もありますが。(笑)

いずれにしても、私にとっては大変嬉しい品揃えなので、またちょくちょく利用させて貰おうかと思っています。

一回で借りられるのは3組まで。

木曽さんが取り上げられていたブラームスのピアノ五重奏曲、この名曲、CD所有していないのです。それでこれを1枚。

REIKOさんがお好きとのルクレールのヴァイオリン・ソナタを1枚。

聴きたいと思う曲が、ほらちゃあ~んとあるのです。(単なる偶然?)

アムステルダム・ギタートリオ(fontec盤)

そしてもう1枚が、西村朗さんの作品集。

その中から、3台のギターの為の「ピパ」という10分半ほどの曲を繰り返し聴いています。

オランダのアムステルダム・ギタートリオから、ギターをアジアの伝統楽器の様に使った曲を、と委嘱されたという作品。

中国の琵琶の奏法にヒントを得たという三連のトレモロにより、東洋的なたゆたうような旋律が奏されて行く。

このトレモロの上をフラジオレット(ハーモニックス)の透明な音が響いたり、強く弦を弾いたり、ビリビリとした弦の雑音も入れた東洋風の響きが流れて行く。

知らずに聴けば、3台のギターとは思われず、「アジアの伝統楽器」に聞こえるかもしれません。

緩やかな風の様なとても心地良い音楽ですね。

(写真は、ゴルフ練習に行く途中見掛けた、一見ゴルフ場に見えますが(見えない、っうの!)近所の「スギナ」(つくしの親)の原)

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ヘンデル「ヴァイオリン・ソナタHWV371」寺神戸、ルセ、鈴木

2009-06-06 21:05:32 | Weblog
以前、会議中に「通奏低音」という言葉を多用していた人がいたことをふと思い出しました。

私の勤務する会社は音楽とは何ら関係が無いので、勿論それは比喩。

会議で何回か一緒になった違う部署の人なので、その人がクラシック好きなのか、通奏低音の本来の意味を知っているのかは分かりませんでしたが、「一貫して流れている」という様な意味合いで使用していましたね。

会議の出席者が皆「通奏低音」という言葉を知っていた様には思いませんし、もしかしたら私だけしか知らなかったかもしれません。

しかし、誰一人「ツウソウテイオン?何じゃそれ?」と質問することも無く、雄弁な彼の話をおとなしく聞いておりました。

同席していた上司にわざと「ツウソウテイオンってなんすか?」と聞いてみようかという意地悪な気持ちも浮かびましたが、「何か知らんけど、英語かドイツ語かなんかだろ」位の答えが返って来て動じそうも無く、面白く無いので止めときました。

ネットで検索してみたら、余り普及している用法とは思えませんが、通奏低音という言葉がこのように喩に使われる場合があるようです。

ならば、他の音楽用語で会話に使えそうなものは無いだろうか?

ありました、ありました、良いのが。(笑)

「ミニマル」です。

ミニマル音楽は好きなジャンルで今までもライヒの曲などを何回か取り上げていますが、一つの音型が何回も繰り返される中で少しずつ変化して行く音楽。

この「何回も繰り返し」に着目です。

用例:「部長のお話、大変素晴らしいミニマルですね」(素晴らしいにアクセントを置き、にこやかに言うのがポイント)

意味:「さっきっから、同じことをくどくどくどくど、まったくうぜえな」

ねっ、使えるでしょ?(笑)

寺神戸亮(バロック・ヴァイオリン)、クリストフ・ルセ(チェンバロ)、鈴木秀美(バロック・チェロ)(DENON盤)

REIKOさんのブログで、ヘンデルの声楽曲以外でたぶん一番好きな曲と拝見しました。(http://m.webry.info/at/handel/200906/article_2.htm;jsessionid=3AA367C2DEEFAE12CBE0CA2552A7B54B.1028bblog403?i=&p=&c=m&guid=on)

え~と、どんな曲だったかな?

改めて聴いてみなきゃ。

第1楽章アフェットゥオーソ、空気感と言いましょうか、ゆったりとした伸びやかな調べが至福の時をもたらします。

第2楽章アレグロ、躍動感はあるが、決してはしゃぎ過ぎず落ち着きを保っているところが、いかにもヘンデルらしい。リズミカルなヴァイオリンと通奏低音が織り成すフーガ。

第3楽章ラルゲットロ短調は深い深い息の長い美しい歌。

第4楽章アレグロ、アレグロですが急がず慌てず堂々とした響き。終曲に相応しいスケール感があります。

12分程度と短いながらもヘンデルらしい大らかさに満ちた素晴らしい曲ですね。

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レスピーギ「魔法の鍋」、「セーヴル焼きのフランス老婦人」アドリアーノ

2009-06-05 22:57:43 | Weblog
ずっと長い間、1枚の絵画が謎でした。

あれは小学生の時だったでしようか?もしかしたら中学生になっていたでしょうか?

家族で上野の国立西洋美術館に行った時に見た、ロシアの画家の1枚の絵が強く印象に残りました。

もしかしたら、その時が最初に見た本格的な絵画展だったのかもしれません。

松林を非常に写実的に写したもので、光を受けて美しく輝いています。

写真みたい!

驚きでした。

明るい構図を含め大変気に入りました。

もし私が大富豪の子息とかであれば、「あれ買って~」と言って、その日から我が家にその絵画が飾られていたかもしれませんが、あいにく貧乏人なもので、絵ハガキで妥協せざるを得なかった様な記憶がございます。

その絵は画像としては鮮明に記憶されたのですが、画家も題名も脆弱な記憶保持力の脳細胞からこぼれ落ちてしまったのですね。

その後、高校でカンディンスキーなどの抽象絵画を識り、写実的な絵画を蔑む様な変な気持ちも生まれ、いつしか、あの「初恋の絵画」は記憶の彼方に追いやられてしまいました。

ところが、先日のもうやださんの記事が深層の記憶を呼び起こしてくれました。

国立トレチャコフ美術館展「忘れえぬロシア」(Bunkamura)。

ロシアの絵?もしや…?!

ネットで検索したら、そこにイワン・シーシキンという人の「陽を浴びる松」という絵があって、小さく載っている写真はあの絵画に間違いありません!

そして遂に本日、会社帰りうん十年ぶりに感動の再会をして参りました。

記憶と寸分違わぬ、明るい写真の様な松林でしたねえ。

そして、この絵のみならず、他もロシアの美しい自然や素朴な人々を想像させる素晴らしい絵画ばかり。

行って良かった~!

もうやださん、どうも有難うございました。m(__)m

アドリアーノ指揮チェコスロヴァキア放送交響楽団(MARCO POLO盤)

先日ブックオフで250円で調達した1枚。

「ローマ三部作」などで有名なオットリーノ・レスピーギ(1879~1936)の知らない作品。バレー曲です。

さあ、どんな曲なのでしょう?

親しみ易く、愉快な、可愛らしい曲ですね!

「魔法の鍋」は、10曲から成る20数分の作品。

7曲目のコサックダンスなどを始め、ディズニーの世界が似合う様な夢に満ちた愛らしい音楽が満載。

たまにはこういう音楽良いなあ~。

そして、「セーヴル焼きのフランス老婦人」。

4曲で構成される8分ほどの作品。

終曲のガヴォット、あれ~っ?、何て歌だっけ?小学校(幼稚園?)でこれ歌わされたことあるぞ!

誰かの曲か、有名な歌の編曲だと思うけど。

何だっけ?、何だっけ?

1枚の絵画の謎は氷解したけれども、新たな謎が生まれてしまいました。

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ドヴォルザーク「交響曲第9 番《新世界より》」ノイマン

2009-06-04 21:28:41 | Weblog
やはり今日は一日お腹の調子がすぐれませんでした。

「ほたるレベル5」の壁は厚かった。

また体制を立て直して、今度は「レベル1」からの再出発ですね。

ネットに拠ると「レベル10」を平然と完食した人もいるらしいですが、一体どんな人なのでしょう。尊敬してしまいます。

「ほたる」1,050円でレベル2から一段階毎に+110円と、ラーメンとしてはちょっと高いんですよ。

それもあってリベンジはちょっと先になりそうです。

勿論、超激辛専門店では無く普通のラーメンも美味しそうだし、餃子やシューマイなどもあって居酒屋としても使えるので、オペラシティのお帰りにでも如何でしょう?

ちなみに、蒙古タンメン中本の池袋店は東京芸術劇場のすぐ裏。

やっぱ、クラシックと激辛は縁が深いんだあ~、納得。(オイオイ)

皆様もコンサート帰りに是非「味の新世界(激辛世界)」へどうぞ。お待ち致しております。(笑)

ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(Supraphon原盤)

例によってブックオフ250円品。

GRAMMOPHONやSupraphonの原盤を学研がシリーズで出しているもので、ノイマンは何回もこの曲を入れていると思いますが録音年は分かりません。

今日の演奏は激辛とは対極です。

最初ちょっとおとなし過ぎる演奏にも感じましたが、いやいやこのビロードの様な美しい響きは絶品ですね。

勿論、フォルテでは金管が鳴り渡りますし、ティンパニの強打も。

しかし、弦を中心としたチェコ・フィルの柔らかな響きが全体を包みます。

草の香りがすると言うと素朴な感じに受け止められるでしょうが、世界遺産のような美しい風景の草原でしょうか。上品な響きであります。

ドヴォルザークの土臭さをあまり感じさせない演奏で好きですね。

うん、やはりこれは素晴らしい名演ですね。

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ペッタション「交響曲第13 番」フランシス

2009-06-03 23:48:15 | Weblog
今日は、悲痛、苦痛、沈鬱、恥辱の日でありました。

ノー残業デーの為、定時に会社を退け、渋谷に向かいました。

もうやださんのサイトで教えて頂いた展覧会を見ようかとBunkamuraへ。

ワタシ、実はBunkamura入るの初めてでして、間違えて109を左折してしまいちょっと迷いましたが何とか到着。

ところがどっこい、最終の入館受付時間の18:30を過ぎちゃってるんですね。

20:00頃迄と勝手に思い込んでいたのですが、夜間は金土のみでした。

やはり、事前に開催内容をきちんと確認しないと駄目ですよね。

それで仕方ないので、minaminaさんに教えて頂いた、初台にある「やぐら亭」へ。

宇宙一辛い味噌ラーメン「ほたる」というのがあるんですね。

まずは小手調べのつもりで、「レベル5」(写真)を注文。

ウォッカを加え火を付け、青白い炎の点ったラーメンが運ばれて来ました。

早速、麺に箸を付けてみましたが、こりゃ只者じゃない!

ちょっと食べると舌がヒリヒリ。

蒙古タンメン中本の「冷やし味噌ラーメン」や「北極」の比じゃありませんね。

少なくとも中本では、舌が痛くて苦しむ様なことはありません。

ちょっと辛く感じたとしても、麺自体は辛く無いし、野菜を箸休めにも活用出来ます。

ところが、この「ほたる」はどこにも逃げ場が無い。

スープが辛いのは勿論、ハバネロが練り込んであると言う麺自体が超激辛。チャーシューやナルト、もやしやメンマも超激辛スープに汚染されている。

誰一人?助けてくれない。

普段、中本では食べている間はほとんど水は飲まないのだが、その禁断の水に手を着ける。

しかし、当然の様に舌の辛さは消えない。

仕方なく、日本酒、当店で一番甘そうなコーンバターを注文。

でもですね、ほたるはそんなことにはめげないのですよ。とにかく激烈な辛さ。

でもこんなに辛く無ければ旨いだろうと感じる麺でした。スープは勇気無くてほとんど飲めなかったけれど。

このまま完食したら、胃が爆発するか、そうでなくとも痙攣くらいは起こしそうだったので、麺を半分近く残し投了。

負けました。m(__)m

お腹痛くなってくるし、油汗をかきながら某店舗へ避難。

トイレに駆け込み、腹部の減量を図ったのですが、ここでまた災難到来。

詰まって流れないんですわ。

水が引くのを待って何回かトライするが、先ほどより懸案となっている問題の解決には至らず。

溢れさせるのはヤバイ。

そう直感したワタシは個室を出て、店員に声を掛ける。

店員は、うら若き乙女3名。

「店長、店長」と声を掛け、おじさんが出向くものと思い込んでいたワタシ。

ところが、現場に急行したのはうら若き乙女A。

うら若き乙女Bも援軍に。

詰まっているのが紙だけであることをただひたすら祈るワタシ。

パッコンパッコンやるやつを借りて、自分で現状回復すべきだったと後悔のワタシ。

ラーメンで油汗かいて、また油汗のワタシ。

うら若き乙女Bはちょっとしたら戻って来たのですが、うら若き乙女Aはなかなか戻って来ず、現場での作業が難航を極めているのではと気を揉むワタシ。

またまた油汗。

何とか復旧した様子だったが、もうあそこの店行けないよ~。

参ったよ、昨日閉店間際にヘンな冴えないオッサンが入って来てさあ。トイレ詰まらせちゃって、それはもう大変だったんだからぁ~。

こんな声が聞こえてくるのですが、幻聴でしょうか?(笑)

アラン・フランシス指揮BBCスコティッシュ交響楽団(CPO盤)

こんな辛い日は、スウェーデンの作曲家アラン・ペッタション(1911~1980)を聴くに限ります。

スラム街で極貧の中、アル中の父親の暴力などに耐え育ち、成人してからはペンも握れないほどの関節炎、重い腎臓病、ガンといった病魔に苦しめられた作曲家です。

その音楽は、彼の辛い人生がそのまま投影された、悲痛極まるもの。

全く救いの無い世界です。

この13番の交響曲はかなり強烈。

単一楽章で70分近く、沈鬱で暗く、悲痛な音楽が続きます。

無調系ですが、どこか壊れている様な響きでもあります。

苦痛が変容した暴力的なパワーの様なものもあります。

しかし、困難を極めた人生においても負けなかったペッタションの強靱さをも感じる音楽です。

たまに聴きたくなる曲です。

まだお腹が苦しい。トイレの件と合わせて夜中うなされそうです。

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ヘンデル「オルガン協奏曲Op.4 」エヴァーハルト、コレギウム・アウレウム

2009-06-02 21:35:18 | Weblog
会社帰りにショップに寄り、CDを見ておりました。

バッハのオルガン曲のCDを探しに来たお客さんに店員が説明をしているのに遭遇。

耳をそばだてて聞いていたところ、お客さんは何かの目的で探している様子。目的が何かは聞き落としましたが。

クラシックには詳しく無いのか、少なくともバッハのオルガン曲に関してほとんど知らない様で、曲や演奏の事を店員に色々質問していました。

店員は非常に丁寧かつ的確に説明していましたね。

「決して聴き易い曲ばかりではなく、むしろ取っ付き難い曲が多いこと」、「オルガンの音色がずっと続くので、飽きてしまう可能性があること」など。

同感!

慣れないとオルガン曲って取っ付き悪いし、バッハの数多い曲の中でも一番馴染み難い分野なんじゃ無いかと思いますね。

ルドルフ・エヴァーハルト(オルガン)、コレギウム・アウレウム合奏団(Deutsche Harmonia Mundi原盤)

バロック・マスターワークス60枚BOXから、LP時代に聴いていた懐かしい音源です。

作品4-1~6の全6曲が収められています。

ヘンデルのオルガン協奏曲はCD持っていなかった為、第1曲Op.4-1の第1楽章の厳粛な音楽を聴いた時、あれっ?こんな曲だったかな?と思いました。

しかし、第2楽章アレグロの喜ばしく、オルガンの技巧冴える記憶通りの音楽が蘇る。

短いアダージョを挟み、澄んだ弦とオルガンの掛け合いが愉しい終楽章。

これですよ、これ!この大らかさと愉快さこそヘンデルの真骨頂。

Op.4-2の序奏に相当する1分ほどの短い第1楽章も大きなスケール感あるし、第2楽章のオルガンの可愛らしい響きも魅力的。

バッハのオルガンと同じ楽器とは思えない親しみ易さ。

Op.4-3第1楽章アダージョの弦とオルガンが織り成す癒しの世界。

Op.4-4、5も何れも素敵な音楽。

そして、Op.4-6!

有名なハープ協奏曲の原曲。典雅でチャーミング。ハープ協奏曲の代表作の筆頭クラスのオリジナルであります。

オルガン音楽入門には、ヘンデルのオルガン協奏曲がベストでは。

聴いて快感、爽快感を味わえる曲集です。

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