REIKOさんからお題を頂戴した(http://m.webry.info/at/handel/cmtlist.htm;jsessionid=A3F2C3B6358B5740AF327D9FCD553B0B.1028bblog403?id=0801f6d4c7&i=&p=&c=m&page=1&guid=on)ので考えてみました。
いわゆる「大岡裁判」のニューバージョンです。
昔、あるところに長い間行方不明になっていた子の親権を争う2人の女性がおりました。
1人は大商人の奥方のカネ子、一方は長屋に住む貧乏な職人のおかみさんのトメ。
大岡「どちらがこの子に対する愛情が深いか、どちらの家に帰るのがこの子の幸せになるかを見極める為、2人に料理を作ることを命ずる」
カネ子は、この子が戻って来てくれたらと、大きな鯛の尾頭付きにお刺身やら蒲鉾やらたいそう豪勢な料理を作り始めました。
しかし、トメにはお金がありません。小さな目刺しが3尾のみ。これを七輪で焼いておりました。
小さな目刺しと言えども炭火に当り、芳ばしい香りが辺り一面に漂います。
と、そこに三毛猫が素早く七輪に近付き、目刺しを掠め取ってしまいました。
「こら!」、カネ子が制したから1尾は残ったものの2尾はあっという間に三毛猫の胃袋に。
ほどなく、大岡の「はい、制限時間一杯!」という野太い声が響き渡りました。
カネ子の用意したお膳には鯛の尾頭付きが光っており、その周りを豪華なおかずが取り巻いております。
一方、トメの方は貧相な目刺し1尾にアワとヒエのご飯が縁の欠けた茶碗に入っているのみ。
勝ち誇った表情のカネ子。俯き加減のトメ。
誰の目にも彼我の差は明白、財力の差は歴然。
大岡「この子がどちらの家に戻った方が幸せかは皆の者にも良く判ったじゃろ」
そういうと大岡は、2人が争っていた三毛猫をトメの手に渡しました。
大岡「やはり日頃食べ慣れた物が一番じゃ。畜生と言えども我が家の『味』は良く憶えておるものじゃのう」
トメ「畏れながら、大岡様」
大岡「なんじゃ?トメ」
トメ「大岡様、これはアジではなく、イワシにごぜえます」
お後がよろしいようで…。
寺神戸亮(バロック・ヴァイオリン)、クリストフ・ルセ(チェンバロ)、上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鈴木秀美(バロック・チェロ)(DENON盤)
REIKOさんの「三大ヴァイオリンソナタ」の一つがルクレール、とのことで先日図書館から借りたCDです。
前から気になっていたジャン=マリ・ルクレール(1697~1764)のヴァイオリンソナタ。未聴だったのでこの機会に聴いてみました。
優美で微笑みの様な明るさを湛えていて良いですね~。
寺神戸さん始め、このシリーズの常連メンバーの素晴らしい古楽器演奏が心地良いです。
今度このCDも買わなきゃ。!
ところで、見直ししたら、REIKOさんご推奨はOp.9-3なんですね~!
そちらも是非とも聴いてみなくちゃ。
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いわゆる「大岡裁判」のニューバージョンです。
昔、あるところに長い間行方不明になっていた子の親権を争う2人の女性がおりました。
1人は大商人の奥方のカネ子、一方は長屋に住む貧乏な職人のおかみさんのトメ。
大岡「どちらがこの子に対する愛情が深いか、どちらの家に帰るのがこの子の幸せになるかを見極める為、2人に料理を作ることを命ずる」
カネ子は、この子が戻って来てくれたらと、大きな鯛の尾頭付きにお刺身やら蒲鉾やらたいそう豪勢な料理を作り始めました。
しかし、トメにはお金がありません。小さな目刺しが3尾のみ。これを七輪で焼いておりました。
小さな目刺しと言えども炭火に当り、芳ばしい香りが辺り一面に漂います。
と、そこに三毛猫が素早く七輪に近付き、目刺しを掠め取ってしまいました。
「こら!」、カネ子が制したから1尾は残ったものの2尾はあっという間に三毛猫の胃袋に。
ほどなく、大岡の「はい、制限時間一杯!」という野太い声が響き渡りました。
カネ子の用意したお膳には鯛の尾頭付きが光っており、その周りを豪華なおかずが取り巻いております。
一方、トメの方は貧相な目刺し1尾にアワとヒエのご飯が縁の欠けた茶碗に入っているのみ。
勝ち誇った表情のカネ子。俯き加減のトメ。
誰の目にも彼我の差は明白、財力の差は歴然。
大岡「この子がどちらの家に戻った方が幸せかは皆の者にも良く判ったじゃろ」
そういうと大岡は、2人が争っていた三毛猫をトメの手に渡しました。
大岡「やはり日頃食べ慣れた物が一番じゃ。畜生と言えども我が家の『味』は良く憶えておるものじゃのう」
トメ「畏れながら、大岡様」
大岡「なんじゃ?トメ」
トメ「大岡様、これはアジではなく、イワシにごぜえます」
お後がよろしいようで…。
寺神戸亮(バロック・ヴァイオリン)、クリストフ・ルセ(チェンバロ)、上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鈴木秀美(バロック・チェロ)(DENON盤)
REIKOさんの「三大ヴァイオリンソナタ」の一つがルクレール、とのことで先日図書館から借りたCDです。
前から気になっていたジャン=マリ・ルクレール(1697~1764)のヴァイオリンソナタ。未聴だったのでこの機会に聴いてみました。
優美で微笑みの様な明るさを湛えていて良いですね~。
寺神戸さん始め、このシリーズの常連メンバーの素晴らしい古楽器演奏が心地良いです。
今度このCDも買わなきゃ。!
ところで、見直ししたら、REIKOさんご推奨はOp.9-3なんですね~!
そちらも是非とも聴いてみなくちゃ。
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