もう明日は金曜日か。
最近、1週間がとても早いです。
深夜残業、休日出勤も日常茶飯事、徹夜も、という生活を社会人になってから結構長く過ごして来たので、健康管理だの不況だのに起因する最近の労働環境の激変で、1週間があっという間です。
だからこうして呑気にブログなどやっていられるのでありますが。
まあ、身体が既に慣れてしまったので、もう昔には戻れませんね。(笑)
ニュー・ヘレニック弦楽四重奏団(BIS盤)
以前、同じ作曲家の「日没」(夕暮れ)という弦楽四重奏を伴奏にメゾソプラノが歌う美しい曲を取り上げたことがあり、そのCDにカップリングされている作品です。
オットリーノ・レスピーギ(1879~1936)は最近ちょっと気になっている作曲家。
シェーンベルク(1874~1951)、バルトーク(1881~1945)、ストラヴィンスキー(1882~1971)とほぼ同世代でありながら、保守的な分かりやすい、新古典主義の楽曲を書いていますよね。
ローマ三部作に代表される色彩感豊かで、華やかな作品の印象も強いでしょう。
しかし、「弦楽四重奏曲」はそういうレスピーギの印象とはちょっと違います。
弦楽四重奏というジャンルのゆえもあるでしょうが、やや内省的で技法的にも少し新しさを感じます。
内容的にもなかなかの力作です。
第1楽章はヴァイオリンを中心とした伸びやかな歌。
第2楽章も緩やかで穏やかな息の長い歌。中間部、低弦の強奏で盛り上がりも見せますが、平穏さがかき乱される訳ではありません。
第3楽章、弦の細やかでややバーバリースティックな動きがほんの少しですが、バルトーク的な新しさも感じさせます。しかし、基調は明快で古典的。
第4楽章冒頭の荒々しいリズムも新鮮。しかし、伸びやかな楽想が現れ、従来の音楽の枠組みから外れることはありません。
一方、単一楽章の「ドリア旋法の四重奏曲」は、イタリア的な明快な歌の要素もより目立つ作品。
「ローマ三部作」や「リュートの為の古風な舞曲とアリア」などの一部の有名管弦楽曲が目立ってしまっていますが、他にも色々良い曲がありそうです。
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以前、同じ作曲家の「日没」(夕暮れ)という弦楽四重奏を伴奏にメゾソプラノが歌う美しい曲を取り上げたことがあり、そのCDにカップリングされている作品です。
オットリーノ・レスピーギ(1879~1936)は最近ちょっと気になっている作曲家。
シェーンベルク(1874~1951)、バルトーク(1881~1945)、ストラヴィンスキー(1882~1971)とほぼ同世代でありながら、保守的な分かりやすい、新古典主義の楽曲を書いていますよね。
ローマ三部作に代表される色彩感豊かで、華やかな作品の印象も強いでしょう。
しかし、「弦楽四重奏曲」はそういうレスピーギの印象とはちょっと違います。
弦楽四重奏というジャンルのゆえもあるでしょうが、やや内省的で技法的にも少し新しさを感じます。
内容的にもなかなかの力作です。
第1楽章はヴァイオリンを中心とした伸びやかな歌。
第2楽章も緩やかで穏やかな息の長い歌。中間部、低弦の強奏で盛り上がりも見せますが、平穏さがかき乱される訳ではありません。
第3楽章、弦の細やかでややバーバリースティックな動きがほんの少しですが、バルトーク的な新しさも感じさせます。しかし、基調は明快で古典的。
第4楽章冒頭の荒々しいリズムも新鮮。しかし、伸びやかな楽想が現れ、従来の音楽の枠組みから外れることはありません。
一方、単一楽章の「ドリア旋法の四重奏曲」は、イタリア的な明快な歌の要素もより目立つ作品。
「ローマ三部作」や「リュートの為の古風な舞曲とアリア」などの一部の有名管弦楽曲が目立ってしまっていますが、他にも色々良い曲がありそうです。
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