趣味の小箱

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 「人生に計画をたててはなりません」ヘッセの手紙残像となる

からすうり(烏瓜)雑感  (1)

2004-11-20 16:00:08 | 気になる動物・植物
 子供の頃から見慣れている「からすうり」・・・・十一月になると、なぜか恋しくなる。
  
 葉も茎も素枯れて熟れるからす瓜淋しきときこそ恋いて手に採る
                                 田所 厚子
 からす瓜の朱(あけ)きはまりて木に縋(すが)る山の親しき季節となりぬ
                                 大畠 房恵
 からす瓜の紅あひよる空間もひしひしと寒しわが歳ゆかむ
                                 山田 あき


 それにしても、「からすうり」について知識としての感心を持った事がなかった。
真赤に色付いた「からすうり」はいかにも食欲をそそりそうだ、鳥が啄ばむのだろうか?
鳥の好みに合うのだろうか?
生っているつるは枯れてしまっているのに、「からすうり」は長く赤い色を保ち続ける・・・

 色付き始めた頃は艶があり、手に持っても重みがあるが、晩秋からの霜に当りながら
水分が抜け、果肉が薄くなって紙風船のように一部が凹むようになる。
「からすうり」は、一体何物なのがろうか?
何も知らないで眺めていただけの「からすうり」に対して疑問が湧いた!
それから、正体を探ろうと作業が始まった。・・・・{続く}
コメント (1)
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