なんでも銀行ランキング-とりあえず投票!

最新の情報・ユーザーランキングで、「正しい銀行えらび」。銀行員、大歓迎!

メルマガ「間違いだらけの銀行選び」11月号。

2013-11-25 10:42:04 | Weblog
11月号の内容はこのようなものです。

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□ 2013年11月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (あおぞら銀行、新生銀行、静岡銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・新生銀行は新たにローソンとファミリーマートのATMと提携し、新
    生銀行ユーザーはこれらのATMを24時間無料で利用できるように
    なりましたが、あなたの対応は?

   ・QUICKの調査によれば市場関係者は、長期金利は11月~12月
    を底に上昇すると見ている方が多いようですが、あなたが考える『定
    期預金金利』が上昇するタイミングはいつ?

   ・民間シンクタンク4社の冬のボーナス予測によると、民間企業1人あ
    たりの平均支給額は、前年に比べ1.0%増える見通しとのことです
    が、あなたの冬のボーナスは増えそう?

 4.今月の世界の株価収益率

 5.自腹で資産運用中!(7年8ヵ月目)

 6.8年11ヵ月目のひとりごと:「超・強気シナリオ」
   +9500本+96万円

 7.お問い合わせ

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 ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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□ 2013年10月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (あおぞら銀行、楽天証券、ソニー銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・日経新聞が実施した2013年銀行リテール力調査では、1位がみず
    ほ銀行、2位が三井住友信託銀行、3位が三井住友銀行となりました
    が、この結果に納得できる?

   ・いつかはゆかし」サービスで実質的にファンドを販売していたアブラ
    ハム・プライベートバンクが業務停止となるようですが、その罪状と
    して最も罪が重いと感じるのはどれ?

   ・暴力団融資事件で揺れているみずほ銀行ですが、その裏で顧客優遇サ
    ービスである「みずほマイレージクラブ」の「改悪」を発表していま
    す。あなたが不満なのはどっち?

 4.今月の世界の株価収益率

 5.自腹で資産運用中!(7年7ヵ月目)

 6.8年10ヵ月目のひとりごと:「感情+シリアスvs理性+無節操」
   +9400本+93万円

 7.お問い合わせ

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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.あおぞら銀行:1年定期0.30%
   http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=659

■あおぞら銀行インターネット支店/あおぞらネット定期

 ・6ヶ月 : 年0.20%
 ・1年  : 年0.30%
 ・3年  : 年0.25%
 ・5年  : 年0.30%

 いずれもかなり好金利ですね!中でも魅力なのは1年もの=年0.30%で
はないでしょうか?3年もの金利を上回り、5年もの金利と同じ水準というの
は、やはり戦略的な金利設定だと思います。

 つまり、1年もの定期により積極的な金利を付与することで、新規口座や預
金の積極的な獲得を狙っているのではないか、ということですね。

 実際、市場金利の低下傾向が鮮明になる中で、あおぞら銀行は、この10月
から1年もの定期金利を従来の年0.25%から年0.30%へ引き上げてい
るわけで、その背景としてはやはりそうした狙いがあるのではないかと思いま
す。ありがたいことですね。

 >>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.3」。
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=966

 金利の割りにはそこまで評価は伸びなかったですね。現状の金利水準を勘案
すれば3点台後半くらいになってもおかしくない気がしますが。

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■2.楽天証券:福岡市公募債0.68%
http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=661

 公募公債と言われてもピンと来ませんが、要は今まで何度も取り上げている、
個人向け国債や個人向け社債の「仲間」ですね。国が発行するのが国債、会社
が発行するのが社債なら、公共団体が発行するのが公債、というわけです。

 この福岡市公債(10年)の気になる金利はと言うと・・・

■楽天証券/福岡市平成25年度第4回公募公債(10年)

 ・10年:0.684%

 10年という期間は長いですが、利回り自体は0.684%とかなり高いで
すね!

 >>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.8」。
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=968

 お、かなり高いですね。実際、4割を超える方が最高の5つ★に投票されて
います。すばらしい。

 ただ残念ながら、この債券は既に締切日を待たずして「完売」となったよう
ですね。楽天証券のサイトをチェックすると次回は12月に発行予定だそうな
ので、今回、チャンスを逃した方は口座開設の上、販売をお待ちくだださい。

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■3.ソニー銀行:1年もの定期0.15%
http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=663

■ソニー銀行/円定期預金

 ・6ヶ月:0.15%
 ・1年 :0.15%
 ・3年 :0.10%
 ・5年 :0.18%

 ということですね。0.1%台の金利が並んでおり、やはり「閑散期」なら
ではの渋い金利水準となっています。

 ただしソニー銀行の名誉のために申し添えさせていただきますと、メガバン
クの1年もの円定期の金利は0.025%とかそういった水準でありまして、
そこから見ればちょうど「6倍」ということで相対的に魅力的なのは間違いあ
りません。

 >>>読者アンケート:5つ★満点で平均「2.1」。
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=970

 まぁ、そんなものでしょうね。むしろ1点台に落ちなくて良かったと言える
のかもしれません。

 それでもソニー銀行の1年もの定期の金利は、メガバンクと比べれば上記の
通り「6倍」なわけで、それでこの評価と言うことは・・・メガバンクの評価
は壮絶に低い、ということなのでしょうねぇ。

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■4.その他の取り上げたキャンペーン
   http://www.ginkou.info/modules/news/

 ・オリックス銀行:eダイレクト金銭信託0.4%


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.info2:最新ランキング
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 恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その「2013年
版」が開始しています!その10月1日現在の途中経過は以下の通りです。

 ※不自然な投票は調整しています。

・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
  1位:住信SBIネット銀行
  2位:新生銀行
  3位:東京スター銀行

 また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。

・口座サービス:住信SBIネット銀行
・円預金   :東京スター銀行
・外貨預金  :住信SBIネット銀行
・FX    :SBI FXTRADE
・投資信託  :住信SBIネット銀行・新生銀行
・住宅ローン :住信SBIネット銀行
・カードローン:オリックス銀行・三井住友カード
・セキュリティ:住信SBIネット銀行
・証券会社  :GMOクリック証券

 全般的に見れば、今のところ住信SBIネット銀行が圧倒的な強さですね。
10ランキング中、6つで1位となっています。総合ランキングでも当然1位
ですね。

 5年連続1位を達成した住信SBIネット銀行ですが、6年連続1位のニオ
イが漂ってきました・・・他の銀行もがんばってほしいものです。

 さて今月は、上位では動きはありませんね。いよいよこのランキングも終盤
戦ですが、このまま順位が確定してしまうのでしょうか?

 では2013年版ランキングへの投票がまだの方は、是非投票をお願いいた
します!

 >>>2013年版のランキング投票はこちらから
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=16

 >>>2013年版のランキング詳細はこちら
http://www.ginkou.info/modules/ranking/index.php


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.info3:読者アンケート結果
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■1.日経新聞が実施した2013年銀行リテール力調査では、1位がみずほ
   銀行、2位が三井住友信託銀行、3位が三井住友銀行となりましたが、
   この結果に納得できる?
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=965

   1位:納得できない 68%
   2位:納得できる面もあれば納得できない面もある 31%

 ということになりました。1位は断トツで「納得できない」ですね。約7割
となっています。まぁ・・・そうでしょうね。筆者も概ね同感です。

 しかも・・・かどうかは分かりませんが、タイミング的にも、暴力団融資問
題で揺れている最中ですからね。「銀行リテール力」と直接関係があるわけで
はありませんが、印象を害した可能性はゼロではありません。

 ちなみに昨年の同じアンケートではこのような回答となっています。

 1位:納得できない 82%
 2位:納得できる面もあれば納得できない面もある 11%
 3位:「店頭サービスランキング」なら納得できる 5%

 おや?こうしてみると、昨年に比べて「納得できない」という方が少し減っ
ていますね。ちょっと風向きが変わりつつあるのでしょうか?

 ただ8割が7割に減ったというだけの話なので誤差の範囲といえば誤差の範
囲ですが・・・。

 いずれにしても全体的に見れば、これだけ納得感の低い調査も珍しいのでは
ないかと思います。日本経済新聞は常日頃から、顧客満足度の低い会社やサー
ビスを厳しく糾弾しているわけですから、やはり自社の調査結果についても同
じ様な厳しさで臨み、改善を図っていただきたいと思います。

 毎年、書いていることではありますが(苦笑)。

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■2.いつかはゆかし」サービスで実質的にファンドを販売していたアブラハ
   ム・プライベートバンクが業務停止となるようですが、その罪状として
   最も罪が重いと感じるのはどれ?
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=967

   1位:他社よりも運用実績を高く見せるような広告を掲載 42%
   2位:「販売手数料等をもらっていません」と虚偽の説明 36%
   3位:金融商品販売業者登録をせずに販売する「無登録販売」 15%
   4位:特定の顧客に利益を提供することを禁じる金商法に違反 5%

 ということになりました。1位と2位は拮抗しましたが、それぞれ約4割、
あわせて8割ということになります。

 筆者は前回のコラムでもご案内しましたが、「罪が重い」と感じるのは1位
の「他社よりも運用実績を高く見せるような広告を掲載」した、という点です
ね。金融商品は運用実績が全てですので、そこでウソをつかれると全てがウソ、
ということになってしまいます。つまりは「粉飾」と何一つ変わりません。

 こうした実績の誇張が、あくまで広告に留まり、実際の契約時には誠実な説
明がなされていたと願いたいと思います・・・。

 また同社の広告は、他社商品との比較だけでなく、「うまい投資をすれば年
10%くらいのリターンが得られる」という幻想を振り撒いた点でも問題が大
きいですね。個人的にはむしろこちらの方が悪質だと思います。

 もちろんそんな投資があるはずもありません。リスクとリターンは比例して
いますので(投資詐欺などの場合はリスクとリターンは比例していない=ハイ
リスク・ノーリターンのケースもありますので一概には言えませんが)、実際
には「年-10%くらいのリスクを取れば、年10%くらいのリターンが得ら
れる」ということになります。正確ではありませんが、感覚的には概ね間違い
ないと思います。

 加えて、そんなオイシイ投資があるなら、全部自分で独り占めしますよね。
銀行借り入れをしてレバレッジをかければ、あっと言う間に、何もしなくても、
寝ているだけで大金持ちになれます。筆者ならそうしますね(笑)。

 そうしないということは、結局、その案件が決してオイシクない、というこ
とですね。

 ちなみに同社が紹介していた海外ファンドは運用実態があるという意味では、
まだ救われる点ですが、ただこちらもよく考えると本当にすごい腕前や実績の
あるファンドであれば、大手銀行や大手証券会社と組むわけで、わざわざ知名
度も顧客基盤も皆無のアブラハム・プライベートバンク社と組む必要はないは
ずです。

 そう考えると、同社顧客の資産が本当にキチンと運用されるのか、期待通り
の成績となるのか、一抹の不安を感じなくもないですね・・・。無事、投資資
金が回収できることを祈っております。

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■3.暴力団融資事件で揺れているみずほ銀行ですが、その裏で顧客優遇サー
   ビスである「みずほマイレージクラブ」の「改悪」を発表しています。
   あなたが不満なのはどっち?
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=969

   1位:どっちも不満/自分の取引はない 25%
   2位:サービス改悪/自分の取引・口座開設を解消する 21%
   3位:サービス改悪/自分の取引・口座開設は解消しない 14%
   4位:暴力団融資事件/自分の取引・口座開設を解消する 7%
    〃:暴力団融資事件/自分の取引・口座開設は解消しない 7%
    〃:暴力団融資事件/自分の取引はない 7%
    〃:サービス改悪/自分の取引はない 7%
   8位:どっちも不満/自分の取引・口座開設を解消する 3%
    〃:どっちも不満/自分の取引・口座開設は解消しない 3%
    〃:どっちも不満ではない 3%

 ということになりました。3×3のマトリクスなので当然ですが、結構、分
散しましたね。1位は「どっちも不満/自分の取引はない」ですが25%に留
まっています。

 というわけで色々な切り口で集計してみます。まず一連の動きが不満かどう
かと言うと、言わずもがなですがこうなります。

 ・不満:97%
 ・不満ではない:3%

 当然ですが、圧倒的に不満ということですね。次にどっちが不満かという点
についてはこうなります。

 1位:サービス改悪 42%
 2位:どっちも不満 31%
 3位:暴力団融資事件 21%
 4位:どっちも不満ではない 3%

 やはり銀行ユーザーからすれば「サービス改悪」の方が不満ということです
ね。もっともなご意見だと思います。

 次に応対方針はこういうことですね。

 ・自分の取引はない:39%
 ・自分の取引・口座開設を解消する:31%
 ・自分の取引・口座開設は解消しない:27%

 これはなかなか意義深い結果ですね。後者2つの回答が概ね「口座保有者」
と仮定すると、半分の方は取引関係の解消を検討する一方で、半数の方はそこ
までは考えていない、ということですね。97%の方が不満を感じているにも
関わらず、です。

 まぁ実際のところ、口座解約は面倒です。

 加えて、たしかにみずほ銀行単体で見ると「サービスの改悪」ですが、他の
メガバンク=三菱東京UFJ、三井住友、りそな銀行のサービスと比較すれば
「横並びに戻った」だけで、メガバンクの口座を作成する限りどこも一緒、と
いう現実もあります。

 銀行ユーザーは泣き寝入りしたくなければ、「脱メガバンク」を志向してい
くしかなさそうですね。

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■4.その他の銀行関連ニュース
http://www.ginkou.info/modules/xfsection/index.php?category=2&orderby=createdD

 ・りそな銀行のソフトウェアトークンは魅力的?

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.info4:今月の世界の株価収益率
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 株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになってい
るか、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超え
ていないかどうか」チェックすればいいと思います。

<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2013年10月現在)>
http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=765


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.info5:自腹で資産運用中!(7年7ヵ月目)
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<運用実績(2013年10月現在)>
http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=766

 2006年4月の投資金額: 525万7,529円
 2013年9月の評価額 : 544万7,756円
 損 益         : +19万0,227円

 今月は・・・前月比、何とかプラスを維持しましたね!今月は難しいかな?
と思っておりましたのでありがたいことです。

 さて、この6ヶ月の実績を振り返ると、5月は上昇し、6月は下落し、7月
は上昇し、8月は下落し、9月は上昇するという、文字通り上がったり下がっ
たりを繰り返してきました。

 で、その順番から言うと10月は下落するはずだったのですが、当然、これ
は根拠のないアノマリーでして、今月は何とかその呪縛を断ち切りプラスを維
持したということですね。

 ただし今月の増加額はわずか+1万円でして、その点ではまだこの「呪縛」
は続いていると考えていいのかもしれません。

 さて毎月ご案内しているように、足元で株価が上がったり下がったりしてき
た大きな要因は、アメリカの金融緩和の縮小観測です。

 金融緩和とはアベノミクスの代名詞のようになっていますが、景気が悪い時
に中央銀行が金融市場に大量の資金を供給し、景気の浮揚を図る金融政策です。

 直接的な効果としては、株価が上昇しやすくなる、ということですね。

 ではアメリカでなぜ今、こうした金融緩和の「縮小」が予測されているのか
と言うと、それはもちろん、アメリカの景気が徐々に回復し、そうした金融緩
和に頼らなくても、景気が拡大していく見通しがついてきているからですね。

 ただ足元では、早期の金融緩和縮小観測は後退しつつあるようです。実際、
9月17日・18日のアメリカFOMC=連邦公開市場委員会において誰もが
金融緩和縮小が決定されると予想していたところ、意外にも緩和縮小決定は次
回以降の会合に持ち越しとなったのですね。

 ではアメリカの金融緩和縮小がいつ開始されるかというと、今のところ「1
2月」という見方が有力のようですが、最近では「来春」という意見も目にす
るようになりました。識者の予測としては徐々に後ろ倒しとなりつつある、と
いうことですね。

 それだけアメリカの景気回復が鈍化しているというネガティブな見方も、金
融緩和による株高がもう少し続くというポジティブな見方もできそうですが、
いずれにしても短期的には株価は堅調に推移しそうです。

 そうしたわけで、日本の株価も含めて、世界の株式市場は今、完全にアメリ
カの政治・金融要因に振り回されているわけですが、懸念が一時後退している
間になるべく株価が上昇し、「貯金」ができることを期待しておきたいと思い
ます。


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.info6:8年10ヵ月目のひとりごと
───────────────────────────────────

■「感情+シリアスvs理性+無節操」+9,400本+93万円

 何となく「先送り感」があるのが原発問題です。今のところ、原発が稼動し
ていなくても日本経済は問題なく回っていますし、安倍政権としても目下の課
題は来年4月に迫る消費税増税と、その後にやってくる消費税10%への再引
き上げの決断であって、もちろんこれらは不人気政策なわけですから、わざわ
ざ不人気政策である原発再稼動問題を上積みする気はない、ということなので
しょう。

 また、東京オリンピック開催に向けて、国民の関心は福島第一原発の放射性
物質をいかに封じ込めるか、食い止めるか、ということであって、それが進ま
ないことにはやはり、原発再稼動の機運は高まってこないということになりま
す。

 もちろん、避難を余儀なくされている周辺住民の方々の生活の「真の復興」
というのも大切なポイントです。そうした方々が不安・不満なく暮らしている
まで復興は終わらないというのは忘れてはいけない点ですね。

 加えて、最近では小泉元首相が「原発反対」の立場を表明しており、世の中
の流れも、「今のところ困っていない」現状も踏まえ、原発不要論へと傾きつ
つあるのではないでしょうか?

 ちなみにネットでググったところ、原発(再稼動)に対する世論調査はこの
ようになっています。

 ・7月(時事):賛成41%・反対50%
 ・7月(共同):賛成40%・反対51%
 ・6月(朝日):賛成28%・反対58%

 設問の内容や読者層の違いがあるのかもしれませんが、概ね賛成4割、反対
5割と言ったところでしょうか?

 やはり反対の方が多いという見方もできますが、逆に福島のあの過酷な事故
があってもなお、賛成が4割というのは多い!という見方もできそうですね。

 筆者は正直、後者の感想です。原発再稼動を後押しする材料があと1つ2つ
あれば逆転してもおかしくなさそうですね。 

 ところで興味深いのは原子力委員会の調査で、このような結果となっていま
す。

 ・2012年11月:必要36%・不必要26%・どちらでもない38%

 何と必要が36%と不必要を上回っているのですね!

 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2013/siryo23/siryo1.pdf

 もちろんこの原子力委員会はバリバリの推進派なのでなんとしてもポジティ
ブな結果を得たいというスタンスは間違いありませんが、どうやればこのよう
な「不自然な結果」が得られるのでしょうね!?

 設問を見ると、問1と問2はこのようになっていて、潜在的に誘導が行われ
ていると考えることもできます。

・問1:あなたは石油の可採年数はどのくらいだと思いますか。
・問2:あなたは二酸化炭素などのガスの増加によって地球温暖化が起きると
    言われていることをご存知ですか。

 http://www.jaero.or.jp/data/01jigyou/pdf/tyousakenkyu24/2.pdf

 ただ、それだけでここまでの逆転現象は起こらない気もしますね・・・。や
はり調査や集計プロセスのどこかで、恣意的で意図的な「何か」が行われたの
でしょう。

 そんなことをしている限り、永遠に原子力行政は信頼を得られることはなさ
そうですが。

 と、いきなり脇道にそれていますが(苦笑)、筆者自身は「ノンポリ」と
「原発容認派」の真ん中くらいを漂っています。原発再稼動に理解を示す理由
としては以下の通りです。

1.ランニングコストが安いこと(事故コストを含めても)
2.原発停止に伴う化石燃料の輸入増加で慢性的な貿易赤字に陥っていること
3.化石燃料によるCO2排出量の増加が気になること
4.原発の危険性に関する説得力のあるデータが乏しいこと
5.逆に原発はそれでも危険性が低いという統計データが多いこと

 といった感じでしょうか。特に筆者にとって分かりやすいのは2でして、2
013年の1月~6月の貿易収支は4兆2,382億円の赤字、ということで
す。事故前は当然黒字で、2010年上期の貿易収支は約4兆円の黒字だった
ようですので、半年だけで8兆円の利益を失っているということになります。
現在進行形で。

 単純計算はできませんし、してもいけないのかもしれませんが、日本全体で
見れば原発を再稼動させて貿易収支を元の水準に戻すと、福島第一原発の廃炉
費用、除染作業、補償費用を全て賄っても十分、「お釣り」が来る計算となり
そうです。

 で、何でこんな原発について久しぶりに書いているかというと、今朝の日経
新聞の記事でIEA前事務局長の田中伸男氏の意見として、上記のような損得
勘定とは別に、安全保障上の問題として原油依存の問題点が指摘されていたか
らですね。

 つまり今まで中東の産油システムが正常に稼動し続けてきたのは、アメリカ
の軍事力によるお陰なのは間違いありませんが、そのアメリカで今起こってい
るのはシェール革命。

 シェールガスがばんばん採掘可能になって、以前ほど中東の原油に依存する
必要がなくなってきたわけです。とすると、多額の国防費を払って中東の安定
を維持する必要もなくなってくるわけで、仮に中東でのアメリカ軍の存在感が
弱まれば、イランによるホルムズ海峡封鎖などの「オイルショック」が現実味
を帯びてくる、ということですね。

 そしてそのように原油の供給が不安定となって困るのは、日本のように輸入
される化石燃料に依存する国、というわけです。

 理性vs感情が対立した場合、感情が勝るのは間違いありません。というの
も感情は基本的には生存本能・種の保存本能に根ざしているからですね。仮に
感情よりも理性の方が強いという人が生まれても、そういう人は生存本能で負
けるわけで、あっさり淘汰されてきたはずです。

 とすると、「化石燃料に依存すると国益を損なう」という理屈より、「放射
能は怖い」という感情が上回るのは止むを得ません。

 ただ感情というのは長続きしないのも事実です。どこかで平常値に戻さない
と生存本能として機能しないからですね。

 ある時、感情論が収まり、一方で貿易収支の赤字や安全保障上の問題がクロ
ーズアップされるタイミングが来れば、いよいよ原発は再稼動していくのでし
ょうか。

 もちろん、それまでに周辺住民の方々の生活の「復興」がなされているのが
前提ですが。

 加えて、技術革新が進み、核廃棄物の安全な処理方法も確立されることを期
待したいと思います。そもそも日本の太平洋側のプレートは地球内部に沈み込
んでいるわけですから、そっちの方に埋めれば放っておいてもどんどん地中に
沈んでいきそうですけれどね(笑)。少なくとも放射性物質が安全となる数十
万年という単位では地上に戻ってくることはないとは思います。

 一方、個人投資家として、この原発が再稼動せず貿易収支の赤字が続く状況
を投資のチャンスに生かそうとすると・・・やはり円安圧力がかかるわけです
から、海外投資を進めて為替差益を得ていく、ということでしょうね。

 逆に言えば、原発再稼動容認派が徐々に増え、反対派と拮抗してくるように
なると・・・いよいよ貿易赤字は修正され、今回の円安局面は終了してくる、
ということになりそうです。

 こうしたシリアスな論点を投資のチャンスとして考えるというのは節操がな
と怒られるかもしれませんが・・・しかも、そう怒られると返す言葉が見つか
りませんが・・・少なくとも、日本経済の行方を左右するカギの1つとして、
参考にしていただければと思います。

 短期的にはむしろ、アメリカの金融緩和縮小の機運が遠のいていることによ
る、ドル安・円高傾向の方が強いかもしれませんが。
  
 原発の議論はともかくとして、投資の運用成績の回復についてはもう少し続
くことを期待したいと思います。

<御礼>

 今月もいくばくかの寄付を行いました。

 1.植樹活動への寄付 :累計で9,400本相当になりました。
 2.東日本大震災寄付金:今月も3万円寄付し累計で93万円となりました。

ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
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                         2013年10月/本間


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