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実況中継!自腹で資産運用~9年4ヶ月目(前月比-8万円)

2015-07-20 10:52:28 | Weblog
このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、9年4ヶ月目となります。実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

 なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。また、最新号をご覧になりたい方は(本サイトの)メインメニューの「実況中継!資産運用」をクリックしてください。

■前号:http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=936

<1.運用方針>
1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、昨今の株価好調を背景に、どちらかというと「上がったら売り」と変更しています。
5.投資比率は、リスクが低めの債券を少なくとも1/4くらいは維持しようと思います。


<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。


<3.現在の運用割合>



 株価上昇局面もそろそろ終盤戦なのではないかと思っておりますので、今後はタイミングを見計らって売却しながらバランスを維持していきたいと思います。

 商品別の投資方針ですが、ある程度の安全性を確保する観点から上記の通り債券ものは一定の割合を維持しようと考えています。

 株ものについては、日本株は高配当株と新興市場株に投資しています。日本株についてはそれほど強気ではないものの、長期的には日本債券よりはましなパフォーマンスを期待できることから、現状15%くらいのシェアで保有しています。

 海外株は中国(香港)、アジア、ロシア・東欧などの新興国を中心に投資してきたことに加え、投資の機会を逸してきたインドとブラジルも追加してみました。金額はわずかですけれど。現状、新興国は20%くらいです。

 また海外株の方でも高配当株に投資しています。新興国に偏っているポートフォリオを調整するのが狙いです。

 それ以外には、REIT(不動産投信)にも10%くらい投資しています。インフレに強い資産のはず、です。

<4.運用実績>



 まずは運用実績の前月との比較です。今月は残念ながらマイナス8万円と減少してしまいましたね。これまで上昇一辺倒だった当ポートフォリオですが、5月はマイナス、6月はプラス、そして今月7月はマイナスとややギザギザしてきました。

 そもそもずっと上昇を続ける方が異常なわけで、いよいよ「通常状態」へと移行してきたということかもしれませんが。

 さて今月成績がマイナスとなった理由というのはもちろん中国株の下落ですね。先月もご案内しましたが、中国本土における主要な株式相場である上海市場はこのように推移しています。

 

 見事に下落していますね。これをバブル崩壊と言わずに何をバブル崩壊と言うのか、と言っていいくらい急激に株価が崩壊しています。

 ただ一方で去年の今頃は2,200程度だったわけで、下落したと言っても4,200前後という水準はまだその2倍近い高値です。ここから半値=2,000前後の水準まで低下していく可能性が十分ある一方で、再び上昇トレンドに戻っていくようであれば「バブルはまだ続く」ということになります。

 これが完全に自由な市場なのであれば前者のシナリオの可能性が高いと思います。ここまで株価が完全に崩壊すれば、市場参加者は株価が下がる方へ賭けるわけで、そうした取引が膨らめば膨らむほど株価は予定調和的に下落していきます。

 とはいえ中国本土の株式市場は完全に、とは言わないまでも「相応に」中国政府の管理下にあります。とすると無用な株価下落に伴う社会や経済の混乱を避けるために強権的な株価維持政策を行うことは十分考えられます。

 実際、報道では「悪意のある空売り」が規制されたとのことですね!笑ってしまうのが株取引に善意も悪意もないということです。売るか買うかのどちらかしかありません。とするとどうやって、この取引は悪意で、この取引は善意だと判断するのでしょうか?

 要するにシンプルに「空売りが規制された」ということですね。株価下落=悪である以上、それを助長する空売りは「全て悪」というロジックなのでしょう。しかしそのように露骨な株価操作をするほど株価は無意味なものとなっていきます。株価は行き過ぎたり下がりすぎたりを繰り返しながら、健全性・妥当性を維持するものだからですね。

 短期的にはそうしたなりふり構わない干渉もあって株価は下げ止まっているようですが中長期的には株価がいびつになり、誰かがその代償を払うことになります。新たな金融危機の火種とならなければいいですが・・・中国政府がどうソフトランディングさせるのか注目ですね。

 ちなみに上記上海市場をはじめとする中国本土の株式市場は基本的に中国人しか投資できない特殊な市場です。その点では株価下落のダメージを受けるのは中国の一部の投資家であり、世界の金融市場に対する影響は限定的ではないかとも期待するわけですが、より透明性の高い香港の株式市場はこのようになっています。

 

 つまりこちらも仲良く下落しているのですね。一足早く1年前とあまり変わらない水準まで低下してきました。いくら中国本土の株式市場が閉鎖的であったとしても影響を全く受けないということはないのでしょうし、直接的に影響がなくても株価下落によって中国本土の投資家のフトコロが厳しくなるのは間違いなく、その結果消費が落ち込めば間接的にでも地域経済、そして世界経済に影響を与えるということなのでしょうね。

 サブプライム問題が世界に波及していったのと同じ理屈です。

 実際、株価下落によって中国本土での外車売り上げが4割減った、という報道もありました。こうした中国の株価変動がもうしばらく続き、それに伴い世界の株価も影響を受けるのであれば、当ポートフォリオの運用成績もしばらく落ち着かない展開が続くのかもしれません。心しておきたいと思います・・・。

 ただ今月の成績を振り返ると決して下落一色だったわけではありません。そうした中でも国内高配当株や海外高配当株、つまり日本株や先進国の株価は上昇しているのですね。その主な原動力はと言えばやはりギリシャ問題の一服が挙げられます。

 国民投票でEUからの財政緊縮提案が否決されたときは誰もがギリシャのユーロからの離脱が現実味を帯び始めたと思ったわけですが、とりあえず新たな緊縮策につき合意され、最悪の結果は免れることとなりました。

 だとするとそもそも最初から緊縮策を飲めばよかったのではないかと思わないでもないですが、民主主義の下で大きな痛みが伴う政策を受け入れるには必要なプロセスだったと言えるのかもしれません。

 これでとりあえずヨーロッパの債務問題が落ち着くのであればウクライナなどの地域的な問題がないわけではないものの、先進国全体としては大きな懸念はなくなり、再び回復軌道に乗ってくる可能性が高そうです。

 世界経済の中心であるアメリカ経済は引き続き好調ですからね。だからこそ日本を含め先進国の株価が回復してきた、ということだと思いますが。

 加えて世界経済好転の兆しとして、イラン核問題の前進もあげてよいかもしれません。イランに対する経済制裁も今後解除されていく見通しですが、仮にイランと西側諸国との関係が根本的に好転するのであれば、地域での緊張が大きく緩和されます。中東は引き続き世界最大の原油供給地域ですし、イランの原油埋蔵量・産出量も大きいわけですから、エネルギーリスクが緩和されるのであれば世界経済にプラスなのは間違いありません。

 また、イランはイスラム教の中でもシーア派ですが、国際問題化しているIS=イスラム国もシーア派であり、宗教紛争だけでなく「宗派」紛争の側面があります。もしイスラム国の後ろ盾の1つともいえるイランが西側の友好国に転ずるのであれば地域の安定にも一定の貢献があるかもしれませんね・・・そう簡単にはいかないでしょうけれど。

 いずれにしてもアメリカやヨーロッパの経済が回復する一方、中国経済が転機を迎えつつあるのだとすれば、ここ最近の「先進国好調・新興国低調」という構図がますます固定化される可能性があります。

 筆者も含め日本の個人投資家のみなさんは「新興国好き」の側面があると思いますが、だとすればそうした嗜好が運用成績に悪影響を及ぼさないよう十分ご注意いただければと思います。要するに何事も「バランスが大切」ということですね。

 次に当ポートフォリオの通算成績はこのようになっています。



 通算成績としては、すでに黒字転換している海外債券/先進国海外債券/新興国国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/中国海外株式/アジア海外株式/インドが今月も黒字を維持しています。ありがたいことです。

 逆に言えば引き続き赤字にとどまるのは残り4資産ということですね!早期に黒字化することを期待したいと思います。



 全体の通算成績の推移ですが、上記の通り今月は前月比マイナスだったものの、通算の運用益は高水準を維持しています。プラス約164万円ということですね。

 ただ目標としては毎年25万円の利益ということなので、丸10年となる来年4月の目標は「250万円の黒字」ということになります。まだ相当なギャップがありますね・・・今後利益が拡大することを期待したいと思います。

 筆者の目の黒いうちにこの目標値をクリアしたいものです。

 ちなみに世界的には株価の上昇局面は4年程度と言われています。今回の株価上昇を上記運用成績の通り2009年スタートとするならもう6年が経過したことになりますが、その後レンジ相場が続いたこともあり、2013年スタートとするなら2017年まで続いてもおかしくない、ということになります。

 最近何度もご案内しているように、最近の金融危機は1987年のブラックマンデー、97年に始まったアジア通貨危機、2008年のリーマン・ショックと、ほぼ10年毎に繰り返されているという指摘もあり、その点からも「2017年終了説」というのは相応に信憑性があります。

 ちょうど国内では消費税が再増税されるタイミングですしね。アノマリーに違いはないのですが、1つの目安として意識しておいてもよさそうです。

<5.今月の追加投資/売却>

 今月は特に追加投資も売却もありません。

<6.他ファンドとの比較>

 筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

 ・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
 ・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

 そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが、グロソブがピンクです。



 当サイトのポートフォリオが先月に引き続き1位を維持しています。これで9ヶ月連続ということですね。このまま安定的に首位を維持したいものです。

 今月のように新興国の株価が下がると最も影響を受けるのは当ポートフォリオではないかという気もしますが・・・。

 では次回も来月のこの頃に更新予定です。黒字拡大にご期待ください。

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