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三菱東京UFJ銀行:劣後債1.11%

2011-07-15 10:01:24 | Weblog
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

 前回の「キャンペーンを斬る」では、マネックス証券の取り扱うRBS円建て社債を取り上げました。

 社債とは、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品ですが、注意事項としては

 ・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

 ・その会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。

 ということになります。で、そういったリスクの見返りに、このロイヤルバンクオブスコットランド(RBS)円建て社債の気になる金利はと言うと・・・

■RBS円建て社債

 ・4年:1.50%


 1%をはるかに上回るかなりの高金利になっています!すばらしいですね。

 ということで十分検討可能な商品だと思いますが、問題がありまして・・・すでに売り切れております(苦笑)。

 かく言う筆者も少し購入しようかな?と思い、販売開始日の7月6日に気がつき、銀行口座から送金をし、翌7日に購入しようと思ったら、すでに「キャンセル待ち」の状態でした・・・。で、翌8日には「完売」ということであります。1日~2日で完売したということですね。

 そんなわけで「次回」があるのかどうかは分かりませんが、次を狙うなら、マネックス証券に先に口座開設をしておいて、資金を充填しておいた方がよさそうです。筆者も送金したお金は回収せず、「次回」を待ちたいと思います・・・。

 さて投票結果ですが、5つ★満点で、「3.5」。真ん中が3つ★ですから、それを上回るまずまずの評価ですね。

 やはり1%超えの金利水準は魅力的ということなのでしょうね。筆者もそう思います。

 では、まだの方は投票をお願いします。投票は8月8日まで。

投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=715

前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=491


 今回は三菱東京UFJ銀行の劣後債を取り上げたいと思います。



 日経平均株価も1万円を超え、ようやく持ち直しつつあるかな、と安心したのもつかの間、ヨーロッパの債務危機が再燃し、一転円高・株安の状態に逆戻りしております。

 なかなか日本の投資家がゆったり、安心できる状況が来ませんねぇ(苦笑)。リーマンショック前の円安バブルが誠に懐かしいです・・・。

 株安となると金利も下がるはずですが、最近の長期金利はこうなっております。

■長期金利推移



 やはり低下しておりますね。ただ一応まだ1.1%台の「レンジ内」と言えるのかもしれません。ここから下抜け、つまり1.0%台に低下すると、いよいよ金利も下落トレンドということになりますが、どうなるでしょうか?

 下がるにせよ、踏みとどまるにせよ、預金金利が上昇するのはまだまだ先のことですね。

 では本題に移りまして、今回取り上げるのは、三菱東京UFJ銀行劣後債です。

 劣後債とは聞き慣れない言葉ですが、社債の一種ですね。では一般的な社債と何が違うかと言えば文字通り「劣後」する点でありますが、これはつまり、会社が経営破綻した場合に弁済される順番が、他の社債や債権と比べて「後回しにされる」ということです。

 例えば、とある会社が破綻して、給料などを支払った後に10億円の資産が残ったとします。この会社の債務が、借入5億円、社債5億円、劣後債10億円とすると、通常は保有している債権で按分して、それぞれ2.5億円、2.5億円、5億円が弁済されるのが一般的なルールですが、劣後債はまさにこういう時に「劣後=後回し」されます。

 つまりこの場合では、残った10億円の資産から、「優先」される借入5億円・社債5億円が先に弁済され、「劣後」する劣後債には1円も資産が残らず、結果的に1円も返ってこない、ということになります。

 会社が破綻した場合に、そもそも社債が全額弁済されることはまずありませんから、劣後債はほぼ紙くずになる可能性が極めて高いと言えます。

 なので、通常の社債よりリスクが高く、その分金利も高くなっているのが通常です。ではこの三菱東京UFJ銀行の劣後債がどういう金利かと言うと以下の通りです。

■三菱東京UFJ銀行「劣後債」

 ・当初5年間1.11%
 ・後半5年間:5年もの市場金利+0.48%


 1%を超えるなかなかの金利ですね。ちなみに現状の5年もの市場金利は概ね0.5%程度ですので、後半5年間の出来上がり金利は今の金利水準から言えば約1%というレベルです。

 注意点は、期間が最長で10年と長いことですね。もし途中で換金しないといけなくなった場合には市場で売却しないといけませんが、世の中の金利が上昇していたり、三菱東京UFJ銀行の経営が傾いていたりすると、債券の値段が下がり、元本割れする可能性があります。

 一方、5年後に「期限前償還」される可能性もあるようですので、10年運用できると思ったら、5年で終わってしまった、ということもありえます。ま、こちらは預金者からすればそれほど大きな問題はないでしょうけれど。

 後はやはり三菱東京UFJ銀行が破綻するリスクですが・・・まぁ、その可能性は限りなく0に近いのではないですかね?なんと言っても日本最大のメガバンクですし、堅実経営では定評がありますしね。

 加えて、仮に破綻するとすれば、金融機関の場合、普通は大幅な債務超過に陥りますから、通常の社債だって元本が大きく毀損する可能性が高いですね。であれば「劣後する」ということを取り立てて警戒する必要はなく、少しでも金利が高いならいいや、という割り切りもあるかもしれません。

 ということで評価は10年で平均約1%程度の金利が純粋に魅力的かどうかと言う点に収斂していくわけですが・・・微妙といえば微妙ですね。

 平均金利で言うと東京スター銀行右肩上がり円定期の最長10年タイプの方が高いです。定期預金ですから預金保険の対象ですしね。

■東京スター銀行/右肩上がり円定期最長10年もの

 ・当初3年間   :1.00%
 ・次の3年間   :1.20%
 ・次の4年間   :1.30%
 ・延長時の平均金利:1.18%


 また10年もの国債の金利がまさに上記長期金利と同じですから、1.1%前後ということになっていて、であれば国債を買った方がはるかに信用力が高いです。

 結局のところ、この劣後債の1.11%の値付けというのは「10年もの」というより「5年もの」の性格の方が強いのでしょうね。なので銀行側から見れば「期間5年で1.11%」という意味に近いのかもしれません。もちろん5年で1.11%ならかなり魅力的ですね。

 とは言いつつ、預金者からすれば、いくら期限前償還の可能性があるとしても、期間10年である以上、やはり「期間10年」で考えざるをえないので、とすると1.11%という水準は、ものすごく魅力的というわけではない・・・ということになりそうです。ちょっとややこしい表現ですけれど(笑)。

 ちなみに三菱東京UFJ銀行の10年もの定期の金利は0.25%ですから、それに比べれば高金利ですけれどね。 

 では、この当初5年間1.11%、後半5年間5年もの市場金利+0.48%となる三菱東京UFJ銀行の「劣後債」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★」くらいですかね。投票は8月15日まで。

>>>三菱東京UFJ銀行の「劣後債」について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
 http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=8


当初5年間1.11%、後半5年間5年もの市場金利+0.48%となる三菱東京UFJ銀行の「劣後債」。あなたの評価は?(投票は8月15日まで) >>>投票はこちら




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