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実況中継!自腹で資産運用~3年8ヶ月目(前月比▲10万円)

2009-11-24 06:24:23 | Weblog
 このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、3年8ヶ月目となります。実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。


 なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。また、最新号をご覧になりたい方は(本サイトの)メインメニューの「実況中継!資産運用」をクリックしてください。


■前号:http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=373


<1.運用方針>

1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、今や全額投資状態になっていますのでポートフォリオ重視になりました。どちらかというと「上がったら売り」ですかね。
5.投資比率は、リスクが低めの債券を少なくとも1/3くらいは維持しようと思います。



<2.計算方法>

1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。



<3.現在の運用割合>





 普通預金もわずかとなり、全額投資=フルインベストメントに到達しています。今後は必要があればリバランスを中心に資産を組み替えていこうと思います。ただ、全体のバランスとしてはほぼ申し分ないかなぁと思いますので、今のところ積極的に何かを変更する気はありません。


 商品別の投資方針ですが、ある程度の安全性を確保する観点から債券ものは一定の割合を維持しようと考えています。


 株ものについては、日本株は高配当株と新興市場株に投資しています。日本株についてはそれほど強気ではないものの、長期的には日本債券よりはましなパフォーマンスを期待できることから、現状2割くらいのシェアで保有しています。今のところ、その期待は裏切られていますが・・・。


 海外株は中国(香港)、アジア、ロシア・東欧などの新興国を中心に投資してきました。新興国の株価の上昇に合わせて結構なシェアとなりましたので、一部売却してきましたが、株価も大幅に下がり大体いい感じ(?)に収まってきましたね。現状、新興国は約1/4くらいです。


 ちなみにインド・ブラジルは投資のタイミングを逸しましたので投資先には加えておりません。今なら投資をしてもいいタイミングかもしれませんが・・・投資できる資金がありません(笑)。


 また海外株の方でも高配当株を加えています。新興国に偏っているポートフォリオを調整するのが狙いです。こちらは積極的に投資したいと思います。・・・って、こちらも資金はありませんけれど。何かを売却したら追加購入したいと思います。


 それ以外には、REIT(不動産投信)を加えています。インフレに強い資産のはず、です。今のところガタガタですが・・・。



<4.運用実績>





 まずは運用実績の前月との比較です。今月は少し減少しましたね。全体で約10万円減少しました。


 内訳を見てみると、中国株式ロシア・東欧株式が増加して、それ以外は全部減少という状況ですね。あれ、そんなに下がってましたっけ?あまりそんなに減少している印象はなかったですが、個別に見てみましょう。


 固まりとして、最も減少に貢献(?)したのは日本株ですね。高配当株と新興市場株の両方を合わせて6万円近く減少しています。先月は両方合わせて70万円近くありましたので約9%減少していることになりますが、日経平均を見てみると同じ時期に10,300円→9,500円と約8%減少していますので、ほぼ市場に連動した動きと言えそうです。


 プロに任せているんだから市場の成績を上回ってよ!という気もしなくはありませんが、学術的にはそれは望んではいけないことになっていますので(プロの成績は市場の成績を上回れない)、諦めるしかないですが、いずれにせよ、日本株市場自体が盛り上がってこないと日本株投信の成績も上がらないということになります。


 では日本株の上昇が今後どんなものかと言うと、「しばらく時間がかかる」ということになりそうですね。そう考える理由はいくつかありますが、1つ目は「日本株はすでにかなり割高である」という点ですね。株価収益率(PER)で見れば、他の国の株は大体10倍台に留まるのに対して、日本株だけが30倍台になっています。難しい説明は抜きにして、日本株は海外の株に比べて「2-3倍割高」な状態にあります。2-3割ではなく、2-3倍ですからね(苦笑)。株価収益率だけを考えれば、今後、日経平均が5,000円くらいになっても驚かない、と言えます。


 2つ目は「円高基調は続きそう」という点ですね。特に米ドルに対する円高・米ドル安の状態は、もうしばらく続きそうです。アメリカの景気回復は思ったより順調にきていましたが、ここに来てやや足踏みしているようにも見えます。恐らくそれほど心配ないような気もしますが、もうしばらくアメリカ政府や連銀が金利を上げられないとすると、米ドルの「0%金利」状態が続きますので、日本円と米ドルの金利差はほとんどないままとなります。この中では、誰も日本円を売って、米ドルを買いませんよね。


 加えて、気がつけば他の通貨に対しても最近は少し円高になっているようですね。以前はドルに対しては円高、それ以外の通貨に対しては円安と、ドルが一番弱くその次に円が弱いみたいな状況でしたが、最近はその動きが修正されてきているのでしょうか?どうなんでしょう。もう少し様子を見ないとトレンドは分かりませんが、いずれにせよ日本経済が輸出頼みというのはよく分かりましたので、この「全面円高」の動きは日本経済にとっては痛いですね。


 ただ個人投資家にとっては円高は投資チャンスと言えるわけですが。


 そして3つ目は「民主党に経済政策は期待できなそう」という点ですね。もちろん「こども手当て」などの家計に対する直接給付はそれなりの内需刺激策になるかもしれません。お金が余っている人にお金を渡しても使ってくれませんが、お金に困っている人にお金を渡せば確実に使ってくれます。そして日本経済が何で困っているかというと、お金を使ってくれる人が減っているからですね。そういうわけで内需を志向した政治というのも悪くはありませんが、いかんせんこのままでは財源がありません


 バッサリ歳出を削減して財源を確保した上で、家計への給付を考えて欲しいわけですが、財源を確保しないままの給付は単に借金を増やすだけです。借金を減らせないなら給付もやめてほしい、というのが筆者の偽らざる気持ちです。


 もちろん短期的な株価だけを考えれば、国が借金でも何でもして発注をすれば、企業に仕事が回り、売り上げが立ち、業績が回復し、株価が上昇するのかもしれませんが、自民党政権がそれを20年間続けて、結局株価は上昇していないですからね。やはり付け焼刃の政策は付け焼刃の結果しか出ない、ということでしょう。民主党にはそのあたり、長期的な&本質的な経済成長のビジョンを描いて欲しいものです。

 

 日本の長期的な成長を考えた場合、やはりアジアとの経済・資本の結びつきを深めていく、ということが何よりも大事だと思います。まずは人材交流から、じゃないですかね。アジアの人々に来てもらうのはいいですが、とは言いつつ、今の円高=円のパワーを考えれば、やはり我々日本人がアジアにどんどん出て行くことが必要なのではないでしょうか。工場が進出するなら、それに合わせて日本人もどんどん進出する。シニアだって老後はアジアで暮らせるようにする。


 そして少々蓄えのある人は、どんどんアジアの株式や債券に投資することでしょうね。そうすればアジア圏の成長の果実を受けとることができます。そういった中長期的な成長のビジョンを民主党は示して欲しいものですね。






 先月に引き続き、通算成績はまだ悲惨な状態を維持しています。海外株式/中国(香港)株以外、全部赤字ですね。アジア株あたり、そろそろ黒字になっても良さそうなものですが・・・もうしばらく時間がかかりそうです。






 こちらは損益推移です。去年の9月→11月でガツン×ガツン×ガツンと3連発で大損となりましたが、ようやく半値くらいまで戻してきましたね。


 目標としては毎年25万円の利益。ということで5年目を迎える来年の4月には100万円の黒字を目指すということにしておりますが、先はまだまだ長いですね・・・。


 ただ去年の混乱が「100年に一度の危機」だったのだとすれば、ここまで短期間の回復は、ある意味「期待以上」と言えるのかもしれません。まぁ、いずれにせよ長期投資ですから「10年間くらいは目をつぶって運用する」くらいでいいのかもしれません。



<5.今月の追加投資/売却>


 今月は少し減少しましたが、とはいえ長期的にはそろそろ景気回復に賭けてもいいのかと思っていますので、先進国債券を一部売却した資金10万円で、


 ・海外株式/高配当株 5万円

 ・海外株式/アジア  5万円



を追加購入することにします。


<6.他ファンドとの比較>


 筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。


 ・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
 ・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)


 そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが緑、グロソブがピンクです。





 今月は、グロソブが再度、赤字に転落していますね。

 筆者のポートフォリオの方も今月は若干下落しましたが、3分法ファンドはそれ以上に下落したようで、その差は残り6万円。来月には追いつけるのではないでしょうか!?期待せずに期待したいと思います。


 では次回も来月のこの頃に更新予定です。黒字復活にご期待ください・・・いつのことやら!?


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