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実況中継!自腹で資産運用~10年8ヶ月目(前月比-1万円)

2016-11-21 07:51:05 | Weblog
このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、10年8ヶ月目となります。

 実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

 なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。また、最新号をご覧になりたい方は(本サイトの)メインメニューの「実況中継!資産運用」をクリックしてください。

■前号:http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1076

<1.運用方針>
1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、昨今の株価下落を背景に「積極的な手仕舞い」モードに移り、現時点ではほぼ手仕舞い完了です。

<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。

<3.現在の運用割合>



 現在の運用割合ですが・・・ついに投資資産のかなりの部分を売却し、9割超普通預金となりました!

 国内外の債券日本株先進国株新興国株海外REITもたたき売り、残る投資資産は国内REITだけとなっております。さっぱりしてしまいましたね・・・。

 売却については春先の株価下落に対して過剰反応してしまった気もしなくはないですが、吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知る、です。

<4.運用実績>



 まずは運用実績の前月との比較です。今月は-1万円・・・と、言いますか-7,543円ですね。わずかにマイナスです。

 つまりは残った唯一の投資資産である国内REITが下落したということですが、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラスであってもマイナスであってもその金額は誤差の範囲内です・・・。

 次に当ポートフォリオの通算成績はこのようになっています。



 通算成績としては、ほとんどのリスク資産を売却してしまったこともあり、当面は海外債券/先進国海外債券/新興国国内REIT国内株式/高配当株海外株式/高配当株海外株式/中国海外株式/アジアの黒字が確定、ということになります。

 逆に言えば海外REIT国内株式/新興市場海外株式/ロシア・東欧海外株式/ブラジル海外株式/インドの赤字もまた当面確定ということになります。

 そうしたわけで「7勝5敗」という全体成績もまた当面はこのままですね。



 全体の通算成績の推移ですが、通算の運用益はプラス約72万円となっています。こちらも当面はこのままということです。

 目標としては毎年25万円の利益ということなので、丸10年となる今年4月の目標は「250万円の黒字」が必要だったわけですが・・・重い「宿題」となりそうです。

 先は長いですが、どこかのタイミングで投資を本格的に再開していく中でこの目標値をクリアしたいものです。

<5.今月の追加投資/売却>

 さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたいと思います。まず株式相場を眺めてみるとこうなっています。

■日経平均

 

■アメリカ株(S&P500)

 

■先進国株(円建て)

 

 日経平均も、アメリカ株も、円建ての先進国株価もどれも明確に上昇していますね!すばらしい。その理由はもちろん、アメリカの大統領選挙でトランプ氏が勝利し、そのトランプノミクスに対する期待が高まっているからです。

 選挙前のトランプ氏に対するあれだけの懸念や不安、疑念は一体何だったのかという気もしますが、筆者自身も大いにそのネガティブインパクトを心配しておりましたので全く人のことは言えません。

 また、日本の投資家にとってさらなる追い風はドル高円安が進んでいるという点ですね。ドル円相場をチェックしてみるとこうなっています。

■ドル円相場

 

 これまでずっと続いてきた円高傾向がいよいよ反転し、足元では1ドル=110円まで円安方向にリバウンドしています。そもそも株高の上に円安なわけですから、「Wでおいしい」状況ですね。

 このようにドル高が進んでいる背景としては、上記の「トランプノミクスに対する期待」に加えて、アメリカの「大規模な財政出動に伴う財政悪化懸念」によって、アメリカの金利が急上昇している、という点もあるものと思われます。期待と懸念の両方が金利上昇要因となっているわけですね。

 そのように米ドルの金利が上昇してくると逆風になってくるのが新興国の株価です。新興国の株価は、投機的な取引を好む「リスクマネー」のよって底支えされているわけですが、アメリカの金利が高くなればそうしたリスクマネーの一部がアメリカに戻っていくと言われています。

 もしそうなれば新興国の株式市場から資金が流出するわけですから株価が下落する、ということですが、では新興国の株価がどうなっているかと言えばこうなっています。

■新興国株(円建て)

 

 上記の通り円安効果があっても上昇していないわけですから、実質的には下落しているということですね。現地通貨建てで主な新興国の株価をチェックしてみるとこうなっています。

■中国株

 

■インド株

 

■ブラジル株

 

 確かに11月8日以降、どの新興国市場も株価は下落基調ですね。「トランプ相場」がこのまま続くようであれば金融市場は以下のような流れが継続することになります。

 ・株価 : 先進国株は上昇、新興国株は下落

 ・為替 : ドル高円安

 ・金利 : 上昇


 こうした動きが世界経済にとって良いことなのかどうかは微妙ですが、少なくとも日本の個人投資家にとってはありがたい状況です。

 ただ一方で、そのように相場が動いている主因となっているのは上記の通り「トランプノミクスに対する期待」ですね。仮に期待が裏切られれば巻き戻しが起こることになります。要するに「株安・ドル安・金利安」になっていくということです。

 そもそもトランプ氏の主要な政策は「保護主義」「排外主義」色の濃いものでしたから、そのまま実施すればアメリカの成長を阻むことになります。

 もちろん氏はビジネスマンであり、自分やアメリカ経済にマイナスになるようなことはしない、「アメリカ第一」ではなく「アメリカ経済第一」で物事を進めていく、という期待もあるようですが、仮にそうなれば氏を支持したアメリカの中低所得者層が離れていくことになりそうです。

 要するに「トランプ大統領」には「光の面」と「闇の面」があるわけで、今はおそらく「光の面」だけがクローズアップされているわけですね。さすがに「都合が良すぎる」と思うのは筆者だけでしょうか?

 「ご祝儀相場とはそんなもの」と言えばそれまでですが、やはり今のような「順回転」がいつまでも続くとは思えません。いつ「逆回転」が起きてもおかしくない、という警戒心をもって相場に臨んでいただければと思います。

 筆者自身は・・・もう少し様子見ですね。仮に投資をするとしても完全にタイミングを逸した感がありますし・・・。

 ちなみに。

 いつもご案内しているように、トランプ氏がいくら奮闘しようとも数年以内に世界的なリセッション=景気後退が到来する可能性があります。

 これまで概ね10年に一度繰り返されてきた世界的な金融危機を思い出せば、リーマンショックから10年後の2018年というのは大きな心理的な節目となります。

 もちろんそれは根拠のないアノマリーではあるのですが、仮にそのような危機が勃発すれば、大幅な「円高株安」局面となるのは間違いありません。要するにリーマンショックの再現ですね。

 そして、そうした「円高株安」局面こそ、真の「絶好の投資機会」と言えます。

 投資機会をただただじっと待つというのはそれはそれでストレスを感じなくもないですが、もちろん大切なのはストレスの有無などではなく着実・堅実な運用リターンです。

 フォローの風が強く吹くことをのんびり待ち続けたいと思います。

<6.他ファンドとの比較>

 筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

 ・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
 ・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

 そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが、グロソブがピンクです。



 当サイトのポートフォリオは引き続き1位を維持しています。

 では次回も来月のこの頃に更新予定です。

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※掲載金利は投稿時点のもので、年利・税引き前です。投稿後の更新はしておりません。最新の金利や条件などは各金融機関のホームページにてご確認ください。




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