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ネット銀行預金10兆円は多い?少ない?

2015-06-03 12:12:21 | Weblog
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「夏のボーナスは日経新聞の中間集計によれば1.7%増の予想ということですが、昨年の集計結果=5.9%増からは大きく後退しています。この1.7%増という水準は多い?少ない?」では・・・

 1位:多い 33%
 1位:どちらかと言えば少ない 33%

 3位:少ない 25%
 4位:どちらかと言えば多い 8%

 ということになりました。票が割れましたね!1位は同率で「多い」と「どちらかと言えば少ない」という、対照的な回答が約3割で並んでいます。

 全体的に見てもこういう分布ですね。

 ・多い  : 42%
 ・少ない : 58%


 回答が大きく分断されていることが分かります。ただ比べてみると「少ない」が約6割ということでリードしていることになります。

 筆者のように、昨年のボーナス増額割合や今春の賃上げの動きといった世の中全体の雇用情勢から期待値が高まった結果、「1.7%増では少ない」と感じる人もいるでしょうし、一方で、自分自身の業績評価から照らし合わせると「1.7%増では満足できない」という主観的な思いから「少ない」と感じる人もいると思います。

 そもそも業績評価って、平均的に自己評価が他者評価より2~3割高いのでしたっけ?だとすると一般的に言えば他者評価に対して満足することは永遠になく、翻って他者評価=お給料とするなら、お給料に満足することも永遠にないのかもしれません。

 理想の人事制度・評価制度がない所以ですね。評価するのもされるのも、筆者の最も苦手とする事柄の1つであります・・・。

 それはともかくとして経営層各位におかれましては、日本経済のため、そして社員の士気向上のためにもう一段のボーナス増額を検討していただければと思います。賃上げよりは容易なはずですからね。

 他方、忘れてはいけないのは、そうは言いつつ4割を超える方々がこの1.7%増という水準に対して「多い」と回答している点です。

 もちろん回答者の中には自己評価がつつましく「もらえるだけで幸せ。」と、足るを知っておられる方は多少はおられると思います。

 ただおそらく大部分の方は「うちの会社では1.7%増なんてありえない!」という具体的な支給状況からのご意見なのではないかと思います。前回のコラムでもご案内したように増えるのは製造業であり、非製造業においてはむしろ減るわけですからね!そうした方々からすれば「1.7%増でも自分・自社に比べれば多い」と感じるのは当然です。

 こうした回答結果からも悲喜こもごものボーナス支給状況が想像できるわけですが、こちらはあくまで支給前の中間集計ですからね。最終的には従業員の満足度がさらに高まるような結果となっていることを期待したいと思います。

 円安が再加速している状況では、ますます好調になる製造業と、ますます苦しくなる非製造業とで、より明暗が分かれるのかもしれませんが・・・。

 ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは6月27日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1153

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=929



            --- Ginkou ---

ネット銀の預金量10兆円超 存在感高める

http://www3.nhk.or.jp
 
 インターネット上の資金決済が広がるなか、店舗を持たないネット専業の銀行の預金量が全体で10兆円を超え、存在感を一段と高めています。

 ネット専業の6つの銀行の預金量はことし3月末時点で、最大手の「住信SBIネット銀行」が1年前より16.2%増えて3兆5700億円となりました。

 このほか、「大和ネクスト銀行」が27%、「楽天銀行」が22.6%、「じぶん銀行」が16.9%、「ジャパンネット銀行」が4.8%それぞれ増え、1行を除く5行が増加しました。

 また、6行を合わせた預金量は10兆9700億円に上り、トップクラスの地方銀行並みの規模にまで増えています。

 これは、カードローンや住宅ローンの貸し出し金利を低くしたり、ショッピングサイトを展開するIT企業との連携を強化したりすることなどで、新規の口座加入を増やしているためです。

 ※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

            --- Ginkou ---


 インターネットバンキングはすっかり日常生活の一部となりましたね。もはや振込をするたびに銀行に行く必要などありません。2000年より以前にはこうしたサービスはなかったわけで・・・当時、資金決済は一体どうしていたのでしょうね!?

 同じく銀行取引の利便性を格段に向上させたものとしてはコンビニATMがあります。基本的に24時間×365日、いつでも引き出せるわけで(実際には多少は引き出しできない時間はありますが)、これによって「現金がなくて困る」という状況はほぼ解消されました。

 筆者の若かりし頃は「財布の中の現金をなるべく少なくする」戦略で消費を抑制していたわけですが、これは容易に「現金欠」という状況を生みます。つまり銀行口座の中にはお金があるけれど財布の中にお金がない状態ですね。わざとそうしているわけですから当たり前ですが。

 で、その状態のまま週末にドライブなどをするとお昼ごはんがまだなのに財布の中の現金は1,000円以下というかなりスリルいっぱいの状態になります(笑)。まぁ、こうしたギリギリの状態というのはクリアしたときに相応の脳内報酬=脳内麻薬が分泌されるようですので、無意識のうちに節約以外の目的を見出していたのかもしれませんが。

 それはさておき、そのようにインターネットとコンビニATMという2つの巨大なインフラの登場によって大きな追い風をうけている銀行業態が何かと言えばネット専業銀行ということになります。この2つのインフラがあればもはや銀行のリアル店舗に行く必要はなくなるわけですから、より金利が高く、より手数料が安く、より利便性の高いネット銀行で十分、ということですね。

 同じようにインターネットの勃興により業界地図が大きく変わった金融業態としては証券会社が挙げられます。今や個人の株取引のほとんどがネット証券経由で行われており、業界構造が劇的に変化したわけですね。

 ならば当然、銀行業界の勢力図が大きく変わっていてもおかしくないわけですが、上記記事の通りネット専業銀行の預金量はトータルでようやく10兆円を超えたということで・・・正直、全くもって少ないですね(苦笑)。「トップクラスの地方銀行並みの規模」とのことですが、では「トップクラスの地方銀行」が業界で存在感を発揮しているかと言うと申し訳ないですが、全くそんなことはありません。

 ちなみに全国116銀行の総預金量は652兆円とのことです。率直に言って10兆円などもう誤差の範囲、目くそ鼻くそです(不適切な表現をお詫びします)。

 さらにここにゆうちょ銀行や全国の信用金庫、信用組合の預貯金が合算されればそのシェアはさらに低下するわけですね。

 前から不思議に思ってはいるのですが、なぜネット証券で起きたことがネット銀行で起きないのでしょうね?15年かけてシェアを0%から1.5%に伸ばしたということであれば、150年経ってもシェアは15%にとどまることになります。

 同じようなことが生命保険業界にも言えるのかもしれません。ネット生保の伸びもすっかり落ち着いてしまったと言われますし、証券やFXなどのようなトレーディング型ビジネスはともかくとして、預金や保険などのようなストック型ビジネスについては消費者が極めて保守的で、ネット専業に切り替わっていくのにはかなりの時間がかかるということなのでしょうか。

 ネット専業銀行を愛する筆者としては誠に残念なペースではありますが、ただ日本の金融資産の過半は60歳以上に占められているわけで、こういった世代のネット活用がまだ限定的なのだとすれば、今の40~50代が60以上になった時に始めて本格的な「ネット金融時代」が到来するのかもしれません。

 とするとまだ10年以上先の話となってしまいますが、それでももうネット銀行誕生から15年経ったわけですからね。一支持者としては気長に「次のステージ」を待ちたいと思います。

 なお上記記事で筆者が引っかかったのは何と言っても「1行を除く5行が増加しました」というくだりです。「1行を除く」と言われるとどこか気になりますが、住信SBIネット銀行・大和ネクスト銀行・楽天銀行・じぶん銀行・ジャパンネット銀行以外となると・・・もちろんソニー銀行ですね!

 ソニー銀行の金利は決してよいわけではないものの、悪いわけでもありません。だとするとなぜソニー銀行だけが苦戦しているのでしょうね?謎です・・・。

 しかしそうなってくるといつものように疑念がわいてくるのが毎年恒例の日経新聞による顧客満足度調査ですね。この調査ではソニー銀行が「8年連続1位」の快挙を達成し現在でも更新中なのですが、そうした絶対的な人気を示す客観的なデータをこの調査以外で見たことがありません

 預金量は減っているけれど人気ナンバーワン!とかありえるのですかね・・・。

 なおオリックス銀行もネット専業銀行なのではないかと思いますが、これが抜けているのはNHKのご愛嬌ということで。

 いずれにしても金利・手数料・利便性のどの面でも既存銀行より魅力的なネット専業銀行がさらに成長することを期待したいと思います。
 
 ということで、今回の読者アンケートは「ネット銀の預金量が10兆円を超え、トップクラスの地方銀行並みの規模にまで増えているとのことですが、こうした規模感・存在感は期待値より大きい?少ない?」でいきましょう。投票は7月3日まで。

■ネット銀の預金量が10兆円を超え、トップクラスの地方銀行並みの規模にまで増えているとのことですが、こうした規模感・存在感は期待値より大きい?少ない?(7月3日まで)
 http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1155







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