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急変する長期金利!上昇はホンモノ?

2013-05-15 11:09:19 | Weblog

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「日本株は4年11ヶ月ぶりに1万4,000円台を回復するなど、国内外の株式市場に活気が戻ってきていますが、この株価上昇はいつまで続く?」では・・・


 1位:半年 42%
 2位:1年 21%
 3位:3ヶ月 17%
 4位:2年 7%
 5位:3年 3%
  〃:6年~10年 3%
  〃:その他 3%


 ということになりました。1位は「半年」ということで約4割2位は「1年」で約2割3位は「3ヶ月」でこれまた約2割。つまり「株価上昇は1年以内に終わる」と考えている方が全体の8割に上る、ということになります。


 みなさん・・・冷静ですね!


 かく言う筆者自身も、何度も書いているように国内外の株価や為替相場を見るたびに「売り時」を強く意識する今日この頃です。リーマンショックと、その後の長い長い冬を経験した個人投資家にとっては、やはり次なる金融危機や相場下落に対する本能的な警戒感が刻まれてしまっているのかもしれませんね。


 しかし、相場が下落しても神経をすり減らし、上昇してもビクビクするなら、永遠に投資を楽しむことはできなさそうですね(苦笑)。実際、そうではないかとも思います。つまり投資は楽しめるものではない、ということですね。


 特に一度、下落相場を体験してしまうとそうなる気がします。筆者も思い返すと、投資が楽しかったのは2000年代前半の新興国ブームや新興株市場ブームに乗って株価や資産価格がどんどん右肩上がりに上昇し、「資産運用なんて楽勝かも!?」と思えたころですかね。あの時は資産が1.3倍とか1.5倍とかに増加し、「これで多少、相場が下落しても大丈夫。逃げ切った。」と思ったものですが、実際にはリーマンショックによって半減し、多額の含み損を抱えることになってしまいました(笑)。


 同じ経験をした方も結構、多いのではないですかね?


 ここからさらに投資経験を積めば、いつか投資も楽しくなるのでしょうか?それとも投資を楽しめるかどうかは、楽天的であったり、鈍感であったり、感情に左右されない、といった先天的な要素も必要なのですかね?


 今の段階では筆者は答えを持ち合わせてはいませんが、今回の株価上昇は何とか「勝ち逃げ」したいものです・・・。


 では投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。


〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=923


〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=721


 さて今回は、急変する長期金利について。


            --- Ginkou ---


「アベノミクス相場」半年、円20円安・株7割高
金利は上昇、動揺続く
http://www.nikkei.com/


 「アベノミクス相場」の起点は野田佳彦前首相が衆院解散を表明した昨年11月14日。政権交代や日銀の積極緩和への政策転換で、停滞していた金融市場に変化が生じた。


 代表例が円安だ。円の対ドル相場は半年で一時102円台まで20円超下落した。通貨の総合的な実力を示す名目実効為替レート「日経通貨インデックス」でみた半年間の円の下落率は22%に達し、2番目に下落率が大きい英ポンド(4%)に大きく差をつけた。


 急ピッチで進んだ円安を背景に株式相場も大幅高となった。「日銀緩和と安倍政権が進める経済政策の合わせ技で、景気回復期待が高まった」(大和証券の野間口毅氏)。自動車や不動産など幅広い銘柄が買われた。


 対照的に動揺が続くのが債券市場だ。14日は長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時0.855%と、9カ月ぶりの高水準に。特に上昇が目立ったのが大手銀行が売買するケースが多い5年物国債で、一時0.400%と1年10カ月ぶり高水準となった。


 銀行の運用資産のリスク管理手法次第では国債相場の変動で想定する損失額が膨らみかねない。三菱UFJリサーチ&コンサルティング金融戦略室の五藤靖人氏は「資本の少ない銀行ほど相場変動で国債売却を迫られる可能性がある」と話す。


〔 出典:日本経済新聞 〕


            --- Ginkou ---


 金融市場にご興味がある方はよくご存知の通り・・・ここ数日、長期金利が急変しています。


 急変と言われると、「異次元の金融緩和」が4月に発表されたばかりであり、いよいよ金利が急落したのかな?と思われるかもしれません。金融緩和が行われれば銀行や金融市場にお金があふれることから、強い金利低下圧力となるのですね。


 では最近の長期金利の動きをチェックしてみるとこうなります。


 


 金利低下どころか・・・金利が急上昇していますね!昨日(14日)の長期金利は0.845%ということで、ほぼ1年前の水準まで回復していることが分かります。


 加えて今日(15日)の午前現在では、長期金利は0.900%まで上昇してきているようです。0.9%まで上昇すると昨年の水準を上回ってくることになりますね。


 どこまで上昇するのかは分かりませんが、現段階では4月の「異次元緩和」や、そこに至る昨年末来の金融緩和期待による金利の低下が完全に無かったことになっている状況と言えます。


 もちろんこれが、景気回復に伴う金利上昇なのであれば、預金者にとっては誠に喜ばしいことではありますが、残念ながらそうではないのでしょうね。上記グラフを見れば分かるとおり、今回の金利上昇は、現在進行中ではありますが、わずか3日間(今日を含めれば4日間)で起きています。


 これはやはり、ファンダメンタルズや分析に基づいた理論的な金利形成というよりは、「売りが売りを呼ぶ」「買いが買いを呼ぶ」と言った、一種のパニック的な動きなのでしょうね。


 実際に市場参加者が我を失っているわけではないと思いますが(一部の関係者は我を失っているかもしれませんが)、たとえば各金融機関が相場急落時に損失を膨らませないよう、一定ラインで「損切りルール」を作っているとすれば、そうしたラインに達するたびに売りが売りを呼び、さらに国債価格が下落(=金利が上昇)していく、という構図はありえそうです。


 最近のトレーディングは機械化・システム化が進んでいますからね。実際、ここ数年の大きな相場下落の背景にはこうしたコンピューター取引の存在が指摘されています。


 また、上記記事にある通り、「資本の少ない銀行ほど相場変動で国債売却を迫られる可能性がある」ということで、短期的なトレーディング戦術とは別に、銀行のリスク管理上、売りが出てくるとすれば、やはりこれも金利上昇要因となってきます。


 ではそもそも、何が今回の金利上昇パニックを引き起こしたのでしょうか?


 もちろん筆者は素人ですので正解も、それを検証する方法も持ち合わせていませんが、連日の報道を見る限り、国債先物市場の動きがこうした相場の変動を生み出しているようです。


 先物市場というのは基本的にはFXと同じように、少ない元手でレバレッジをかけて取引ができる市場と理解していますので、そうだとすると、何か投機的な資金がこの先物市場に流れ込み、意図的に相場をかき乱しているような気がするのですが、いかがでしょう?いわゆるヘッジファンドやそうした類ですね。


 いずれにしても今回の金利上昇のキッカケ自体は、景気や株価といったファンダメンタルズなどでは説明できない極めて投機的な動きだと思います。その読みが正しければ、数日後には再度、長期金利は0.5%台まで急低下する可能性も十分あります。


 一方で。


 景気も相場も、「気分次第」という面があり、みんなが「今回の金利上昇は景気回復・株価回復に基づく健全な金利上昇だ」と捉えれば、この金利上昇にさらなる弾みがつく可能性もないではありません。「嘘から出た誠」とまでは言いませんが、投機的な動きが本格的な金利上昇のキッカケを与える、というシナリオですね。


 今後出てくる「異次元の金融緩和」の効果を考えれば、一本調子で金利が上昇していくということはないとは思いますが、果たしてどうなるでしょうか?


 しばらくは市場金利から目が離せそうにありません。


 ・・・しかし毎年5月は、金融市場が荒れますね(苦笑)。


 では今回のアンケートでは、「長期金利は15日現在で0.90%に達するなど急上昇していますが、今後、金利は上昇する?しない?」でいきましょう。6月15日まで。



■長期金利は15日現在で0.90%に達するなど急上昇していますが、今後、金利は上昇する?しない?(6月15日まで)
 
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=925


 






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