「節電の夏」が進んでおりますね。今週から本格的な夏休みシーズンで、家庭での電力使用量が増えるのでは、という懸念もありましたが、ここ数日は台風の影響もあってか過ごしやすい気温が続いておりますね。湿度も高いので「過ごしやすい」という表現は適切ではないのかもしれませんが、いずれにせよ、電力は比較的余裕がある状況となっています。
しかしご存知の通り、「浜岡ショック」「玄海ショック」ではないですが、菅総理の「脱・原発」の動きにより、全国の原発が停止の危機を迎えております。関西でもついに節電要請が出たようですし、全国で電力使用の抑制が進むようであれば、中長期的には先進的な流れなのかもしれませんが、少なくとも短期的には、日本経済は大きなリスクを抱えることとなりました。
世の中には「物事の進め方」というものがあると思いますが、市民運動家が総理になるとこうなってしまうのですかねぇ。
ただ「脱・原発」に関して不思議に思うのは、なぜ太陽光パネルの値段がもっと下がらないのか、という点です。太陽光パネルは造りとしては薄型テレビとそう変わらない、という話を聞いたことがありますが、薄型テレビはこの10年で値段が1/10くらいに下がったと思います。32型なら、今や3万円前後とかそんな感じですよね?
とすると太陽光パネルもそれくらい下がってもいいと思うのですがどうなのでしょう?高い高いと言われる太陽光発電ですが、確か火力と比べて発電コストが4倍とかそんなものだと思いますので、パネルの値段が1/10になれば十分ペイすることになります。
ぜひ日本お得意の技術革新でこの危機を乗り越えたいものですね。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、三菱東京UFJ銀行の劣後債を取り上げました。
劣後債とは聞き慣れない言葉ですが、社債の一種ですね。では一般的な社債と何が違うかと言えば文字通り「劣後」する点でありますが、これはつまり、会社が経営破綻した場合に弁済される順番が、他の社債や債権と比べて「後回しにされる」ということです。
会社が破綻した場合に、そもそも社債が全額弁済されることはまずありませんから、劣後債はほぼ紙くずになる可能性が極めて高いと言えます。
なので、通常の社債よりリスクが高く、その分金利も高くなっているのが通常です。ではこの三菱東京UFJ銀行の劣後債がどういう金利かと言うと以下の通りです。
■三菱東京UFJ銀行「劣後債」
・当初5年間:1.11%
・後半5年間:5年もの市場金利+0.48%
さすがに最長10年という運用期間もあり、金利は1%を超えております。ちなみに現状の5年もの市場金利は概ね0.5%程度ですので、後半5年間の出来上がり金利は今の金利水準から言えば約1%というレベルです。
注意点は、もし途中で換金しないといけなくなった場合には市場で売却しないといけませんが、世の中の金利が上昇していたり、三菱東京UFJ銀行の経営が傾いていたりすると、債券の値段が下がり、元本割れする可能性があります。
さて投票結果ですが、5つ★満点で、「2.0」・・・想像以上に低い評価ですね・・・。
この商品を取り上げた新聞記事によれば、販売は好調のようですが、それはあくまで「メガバンクの金利基準」ということなのでしょうね。
前回の記事でも触れましたが、確かに三菱東京UFJ銀行の10年もの金利は現状0.25%ですから、それに比べればはるかに高金利ではありますが、仕組み預金でよければもっと金利が高い預金はありますし、国債がそもそも似たような金利ですから、であれば普通に国債を購入してしまえば良い、という話もありますね。
金融危機直後の三菱東京UFJ銀行の劣後債はかなり高かったと記憶していますが、平時ともなるとこんなものなのでしょうね・・・。
では、まだの方は投票をお願いします。投票は8月15日まで。
投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=717
前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=493
今回は大和ネクスト銀行の開業記念キャンペーンを取り上げたいと思います。
まずいつものように金利をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:1年)
金利が1.1%台のレンジを抜け、ついに1.0%台まで低下してきておりますね。金利の低下傾向が鮮明になりつつあります。最近、株価が比較的堅調な割りには金利の低下が進むという、やや対照的な動きになっておりますね。預金者にとっては残念な動きです・・・。
預金金利が上昇するのはもう少し先ということなのでしょう。
さて本題に入りまして、別のコラムでも取り上げましたが、今年、新規で参入してきた大和証券の子会社である大和ネクスト銀行が開業記念キャンペーンを実施しております。気になる金利は以下の通りです。
■大和ネクスト銀行「開業記念キャンペーン」
・普通預金 : 0.20%
・6ヶ月 : 0.30%
・1年 : 0.40%
現状では、1年もので0.4%というのはトップクラスの高金利ですね!さすが開業記念だけあって、かなりの金利となっています。
また定期預金だけでなく、普通預金も0.20%と相応に魅力的です。メガバンクの普通預金は今や0.02%という状況ですからね。それに比べれば約10倍ということになります。
注意事項があるとすれば、この高金利はあくまでキャンペーン、特に開業キャンペーンなので、期限である8月31日以降ではどういう金利になるか分からない、という点ですね。
定期預金であれば、預入さえしてしまえば、キャンペーンが終了しようと、満期までの間は金利が下がることは当然ありませんが、普通預金の場合は後から金利が下がればダイレクトにその日から利息が減ってしまいます。
普通に考えれば、キャンペーン終了後は金利が下がるでしょうから、その点は割り切って、「満期のことは満期になってから考えよう」というスタンスで臨むのがいいのではないかと思います。
なお、大和ネクスト銀行は、金利だけでなく手数料が低いのも魅力の1つですね。残念ながらキャッシュカードを発行していないためATMは使えないようですが、振込手数料は他行宛てでも月3回まで無料ですね。
さらに他行の口座でも本人名義なら何回でも無料ですね!引き出すことが必要な時には、たとえばメガバンクの自分名義の口座に送金しておいて、そのATMから引き出す、といった使い方をすれば、意外に便利に使えるのかもしれませんね。
人気が出るでしょうか?久しぶりの新規参入銀行ですしね。がんばってほしいものです。
ここで最近の定期預金の金利をまとめるとこんな感じです。
■1年もの円定期預金・金利比較(300万円~)
・大和ネクスト銀行 0.40% ※8月31日まで
・あおぞら銀行インターネット支店 0.30%
・住信SBIネット銀行 0.30% ※9月30日まで
・ソニー銀行 0.30% ※8月31日まで
・オリックス信託銀行 0.25%
・ジャパンネット銀行 0.22%
・楽天銀行 0.17%
・三菱東京UFJ銀行 0.03%
■円仕組み預金(延長時の平均金利)
・東京スター銀行/右肩上がり円定期最長3年もの : 0.50%
・東京スター銀行/右肩上がり円定期最長6年もの : 0.73%
・東京スター銀行/右肩上がり円定期最長10年もの: 1.18%
この中ではやはり、大和ネクスト銀行が最高金利となっております。
ではこの、1年もの定期預金の金利が0.4%、普通預金の金利が0.2%となる、大和ネクスト銀行の「開業記念キャンペーン」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・トップクラスの高金利であることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は8月22日まで。
>>>大和ネクスト銀行の「開業記念キャンペーン」について詳しくはこちら
■最新の定期預金金利比較はこちら
http://www.ginkou.info/modules/tinycontent/index.php?id=8
1年もの定期預金の金利が0.4%、普通預金の金利が0.2%となる、大和ネクスト銀行の「開業記念キャンペーン」。あなたの評価は?(投票は8月22日まで) >>>投票はこちら
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しかしご存知の通り、「浜岡ショック」「玄海ショック」ではないですが、菅総理の「脱・原発」の動きにより、全国の原発が停止の危機を迎えております。関西でもついに節電要請が出たようですし、全国で電力使用の抑制が進むようであれば、中長期的には先進的な流れなのかもしれませんが、少なくとも短期的には、日本経済は大きなリスクを抱えることとなりました。
世の中には「物事の進め方」というものがあると思いますが、市民運動家が総理になるとこうなってしまうのですかねぇ。
ただ「脱・原発」に関して不思議に思うのは、なぜ太陽光パネルの値段がもっと下がらないのか、という点です。太陽光パネルは造りとしては薄型テレビとそう変わらない、という話を聞いたことがありますが、薄型テレビはこの10年で値段が1/10くらいに下がったと思います。32型なら、今や3万円前後とかそんな感じですよね?
とすると太陽光パネルもそれくらい下がってもいいと思うのですがどうなのでしょう?高い高いと言われる太陽光発電ですが、確か火力と比べて発電コストが4倍とかそんなものだと思いますので、パネルの値段が1/10になれば十分ペイすることになります。
ぜひ日本お得意の技術革新でこの危機を乗り越えたいものですね。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、三菱東京UFJ銀行の劣後債を取り上げました。
劣後債とは聞き慣れない言葉ですが、社債の一種ですね。では一般的な社債と何が違うかと言えば文字通り「劣後」する点でありますが、これはつまり、会社が経営破綻した場合に弁済される順番が、他の社債や債権と比べて「後回しにされる」ということです。
会社が破綻した場合に、そもそも社債が全額弁済されることはまずありませんから、劣後債はほぼ紙くずになる可能性が極めて高いと言えます。
なので、通常の社債よりリスクが高く、その分金利も高くなっているのが通常です。ではこの三菱東京UFJ銀行の劣後債がどういう金利かと言うと以下の通りです。
■三菱東京UFJ銀行「劣後債」
・当初5年間:1.11%
・後半5年間:5年もの市場金利+0.48%
さすがに最長10年という運用期間もあり、金利は1%を超えております。ちなみに現状の5年もの市場金利は概ね0.5%程度ですので、後半5年間の出来上がり金利は今の金利水準から言えば約1%というレベルです。
注意点は、もし途中で換金しないといけなくなった場合には市場で売却しないといけませんが、世の中の金利が上昇していたり、三菱東京UFJ銀行の経営が傾いていたりすると、債券の値段が下がり、元本割れする可能性があります。
さて投票結果ですが、5つ★満点で、「2.0」・・・想像以上に低い評価ですね・・・。
この商品を取り上げた新聞記事によれば、販売は好調のようですが、それはあくまで「メガバンクの金利基準」ということなのでしょうね。
前回の記事でも触れましたが、確かに三菱東京UFJ銀行の10年もの金利は現状0.25%ですから、それに比べればはるかに高金利ではありますが、仕組み預金でよければもっと金利が高い預金はありますし、国債がそもそも似たような金利ですから、であれば普通に国債を購入してしまえば良い、という話もありますね。
金融危機直後の三菱東京UFJ銀行の劣後債はかなり高かったと記憶していますが、平時ともなるとこんなものなのでしょうね・・・。
では、まだの方は投票をお願いします。投票は8月15日まで。
投票:http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=717
前回のコラム:http://www.ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=493
今回は大和ネクスト銀行の開業記念キャンペーンを取り上げたいと思います。
まずいつものように金利をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:1年)
金利が1.1%台のレンジを抜け、ついに1.0%台まで低下してきておりますね。金利の低下傾向が鮮明になりつつあります。最近、株価が比較的堅調な割りには金利の低下が進むという、やや対照的な動きになっておりますね。預金者にとっては残念な動きです・・・。
預金金利が上昇するのはもう少し先ということなのでしょう。
さて本題に入りまして、別のコラムでも取り上げましたが、今年、新規で参入してきた大和証券の子会社である大和ネクスト銀行が開業記念キャンペーンを実施しております。気になる金利は以下の通りです。
■大和ネクスト銀行「開業記念キャンペーン」
・普通預金 : 0.20%
・6ヶ月 : 0.30%
・1年 : 0.40%
現状では、1年もので0.4%というのはトップクラスの高金利ですね!さすが開業記念だけあって、かなりの金利となっています。
また定期預金だけでなく、普通預金も0.20%と相応に魅力的です。メガバンクの普通預金は今や0.02%という状況ですからね。それに比べれば約10倍ということになります。
注意事項があるとすれば、この高金利はあくまでキャンペーン、特に開業キャンペーンなので、期限である8月31日以降ではどういう金利になるか分からない、という点ですね。
定期預金であれば、預入さえしてしまえば、キャンペーンが終了しようと、満期までの間は金利が下がることは当然ありませんが、普通預金の場合は後から金利が下がればダイレクトにその日から利息が減ってしまいます。
普通に考えれば、キャンペーン終了後は金利が下がるでしょうから、その点は割り切って、「満期のことは満期になってから考えよう」というスタンスで臨むのがいいのではないかと思います。
なお、大和ネクスト銀行は、金利だけでなく手数料が低いのも魅力の1つですね。残念ながらキャッシュカードを発行していないためATMは使えないようですが、振込手数料は他行宛てでも月3回まで無料ですね。
さらに他行の口座でも本人名義なら何回でも無料ですね!引き出すことが必要な時には、たとえばメガバンクの自分名義の口座に送金しておいて、そのATMから引き出す、といった使い方をすれば、意外に便利に使えるのかもしれませんね。
人気が出るでしょうか?久しぶりの新規参入銀行ですしね。がんばってほしいものです。
ここで最近の定期預金の金利をまとめるとこんな感じです。
■1年もの円定期預金・金利比較(300万円~)
・大和ネクスト銀行 0.40% ※8月31日まで
・あおぞら銀行インターネット支店 0.30%
・住信SBIネット銀行 0.30% ※9月30日まで
・ソニー銀行 0.30% ※8月31日まで
・オリックス信託銀行 0.25%
・ジャパンネット銀行 0.22%
・楽天銀行 0.17%
・三菱東京UFJ銀行 0.03%
■円仕組み預金(延長時の平均金利)
・東京スター銀行/右肩上がり円定期最長3年もの : 0.50%
・東京スター銀行/右肩上がり円定期最長6年もの : 0.73%
・東京スター銀行/右肩上がり円定期最長10年もの: 1.18%
この中ではやはり、大和ネクスト銀行が最高金利となっております。
ではこの、1年もの定期預金の金利が0.4%、普通預金の金利が0.2%となる、大和ネクスト銀行の「開業記念キャンペーン」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・トップクラスの高金利であることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は8月22日まで。
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1年もの定期預金の金利が0.4%、普通預金の金利が0.2%となる、大和ネクスト銀行の「開業記念キャンペーン」。あなたの評価は?(投票は8月22日まで) >>>投票はこちら
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