なんでも銀行ランキング-とりあえず投票!

最新の情報・ユーザーランキングで、「正しい銀行えらび」。銀行員、大歓迎!

実況中継!自腹で資産運用~3年1ヶ月目(赤字:182万円)

2009-04-20 23:22:28 | Weblog
 このコラムは筆者の実際の資産運用の推移です。2006年4月から始めた想定ですので、3年1ヶ月目となります。実際はもっと前からやっていますが、この時期に運用を始めた資金があるのでその推移をご案内しています。筆者の失敗や成功から、何か運用のヒントを感じてもらえれば幸いです。

 なお、前号をご覧になっている方は間を飛ばして<4.運用実績>からご覧ください。

■前号:http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=326

<1.運用方針>
1.毎日、資産運用するヒマはないし、かけた時間だけの「あがり」は期待できないので、見直しは月1回のみとします。
2.投資対象は分散したいので、投資信託を中心とします。
3.目標利回りは年5%。割合、低めです(笑)。リスクは積極的に取りますが、安全性も重視します。
4.投資方針としては、「逆張り=下がったら買い」を目指していましたが、今や全額投資状態になっていますのでポートフォリオ重視になりました。どちらかというと「上がったら売り」ですかね。
5.投資比率は、リスクが低めの債券を少なくとも1/3くらいは維持しようと思います。


<2.計算方法>
1.筆者の実際の運用結果に基づき利回りを算出しますが、あまり元本が少ないのも迫力がありませんし、あまり元本が多いのも真実味がない、ということで元本を大体500万円くらいに換算して計算します。したがって目標利回り年5%ですから年間25万円くらいの利益を目指すことになります。
2.2006年4月からスタートしたことにします。
3.手数料なども加味します。したがって、運用開始時はいきなりマイナス3%など、手数料分だけマイナスから始まります。
4.計算が面倒なので、お給料などの追加資金は含めません。


<3.現在の運用割合>



 普通預金もほぼ0となり、全額投資=フルインベストメントに到達しています。今後は必要があればリバランスを中心に資産を組み替えていこうと思います。ただ、全体のバランスとしてはほぼ申し分ないかなぁと思いますので、今のところ積極的に何かを変更する気はありません。

 商品別の投資方針ですが、ある程度の安全性を確保する観点から債券ものは一定の割合を維持しようと考えています。

 株ものについては、日本株は高配当株と新興市場株に投資しています。日本株についてはそれほど強気ではないものの、長期的には日本債券よりはましなパフォーマンスを期待できることから、現状17%くらいのシェアで保有しています。今のところ、その期待は裏切られていますが・・・。

 海外株は中国(香港)、アジア、ロシア・東欧などの新興国を中心に投資してきました。新興国の株価の上昇に合わせて結構なシェアとなりましたので、一部売却してきましたが、株価も大幅に下がり大体いい感じ(?)に収まってきましたね。現状、新興国は約20%くらいです。

 ちなみにインド・ブラジルは投資のタイミングを逸しましたので投資先には加えておりません。今なら投資をしてもいいタイミングかもしれませんが・・・投資できる資金がありません(笑)。

 また海外株の方でも高配当株を加えています。新興国に偏っているポートフォリオを調整するのが狙いです。こちらは積極的に投資したいと思います。・・・って、こちらも資金はありませんけれど。何かを売却したら追加購入したいと思います。

 それ以外には、REIT(不動産投信)を加えています。インフレに強い資産のはず、です。今のところガタガタですが・・・。


<4.運用実績>



 まずは運用実績の前月との比較です。今月も先月に引き続きスカっと青いですねー。ぜーんぶ青です。つまり全ての資産が上昇しているということですね、すばらしいです・・・。先月は約17万円上昇したのですが、今月は全体で約32万円上昇していますね。ありがたや、ありがたや(笑)。

 先月は主に「円安」が全体の上昇につながったような気がしますが、今月は為替相場は比較的落ち着き、その代わり「株高」が全体の成績に貢献してくれました。先月から今月にかけて、もうどの市場も上昇していますからね。日本もアメリカも中国もインドもロシアも・・・というわけで我が運用もプラスのリターンとなりました。

 やはり株高の影響は大きいですね。為替だと、どう考えても1ドル=80円から120円になるような円安が精一杯。つまり、ものすごくうまく運用して1.5倍くらいが限界値ですが、株は違いますね。誰かが株の適正な値幅とは、適正な価格の半分から2倍の間である、と言っていましたが、そうだとすると、0.5(半分)から2まで、つまり「4倍」という値動きが「適正な値幅」の中で起こりうることになります。

 くしくも、筆者のこのポートフォリオも、概ねピークの半分になったわけで、ここからぜひ「4倍」を目指して欲しいものです。ただ株への投資は、このポートフォリオの半分にとどまるので、株が4倍になっても残り半分がそのままなら2倍、つまりピークから半分の現状からすれば「元に戻る」だけになりますが(苦笑)。まぁ、それでも、いつかは元に戻らないと増えることは永遠にないわけで、期待せずに期待したいと思います。

 しかし、こうやって株価が実際に上昇してくると、少しソワソワした気分になってきますね。もとから投資している人からすれば売却することも選択肢になりますが、まだ投資をせず様子を見ていた人からすると、「そろそろ投資のタイミングかな?」と思うかもしれません。株式市場の取引自体は大部分がプロの手によるものだと思いますので、そんな「気分」で動くことはないかもしれませんが、とはいえその周りにはたくさんの個人投資家がいるわけで、その中の数%でも動き出せば、相場は少しずつ動き出します。

 そして一旦、相場が上がり始めれば、そこからだんだんスピードが上がっていきますね。相場上昇のスピードが速いほど、そして相場上昇の期間が長いほど、みんなの自制心がだんだん薄れてきます。まわりで資産を倍増させている人がいるのに、横で指をくわえて待っていられる人は少ないですからね。後から不景気になった時に「横で指をくわえて待っていた」ことが美談になったりするのですが(笑)、お金で動機付けされている現代社会、なかなかその誘惑を拒むのは本能的に難しいです。

 それはプロだって同じですね。プロが「気分」で動くことはないかもしれませんが、「事実」として相場が上昇しリターンが上昇している中で、合理的な理由なしに自制するのは不可能ですからね。みすみす、自分のボーナスを減らそうとする人はいないでしょうし・・・。

 ただ、それだけで相場が大幅に上昇するかと言うと、ちょっと足りない気がします。必要なものは何かストーリーですね。夢を信じさせてくれるもの。今までも・・・

 ・テクノロジーが世界を変える(ハイテクバブル)
 ・バイオが世界を変える(バイオバブル)
 ・日本は世界一の経済大国になれる(日本バブル)
 ・インターネットは世界を変える(ドットコムバブル)
 ・ベンチャー企業が日本を変える(新興市場バブル)
 ・新興国、特に中国、インド、ブラジル、ロシアが世界の大国になる(新興国バブル)


と言ったものがありました。いずれも嘘とかペテンとかではなく、むしろ事実に近いものではあったのですが、期待が大きすぎましたね。結果的にバブルは弾けるわけですが、歴史上、何度も何度も、膨らんでは弾け、膨らんでは弾け、をしているところをみると、これはもう人間の本能的な集団心理に近いような気がします。

 てなわけで。

 何せ1年ぶりくらいの上昇局面ですからね。今までの下落で冷え切った投資マインドをちょっと解凍して、ここから「バブリーに上昇する」シナリオをいろいろ考えてみるのも、たまにはいいんじゃないですかね!?(笑)

 やはり基本は、新興国の隆盛と、先進国の緩やかな衰退、という流れだと思います。経済のグローバル化とフラット化。企業も個人もこの流れに適応できるかどうか、ですね。日本人も海外に出て行くしかないでしょう。せめて投資資金だけでも・・・。

 それと太陽電池などのクリーンエネルギー。太陽電池はどんどん値段が下がっていますからね。材料は無尽蔵にあるし。これが火力発電なみに発電効率が良くなれば世界は大きく変わるでしょうね。特に恩恵をこうむるのは新興国でしょう。発電所をつくって送電線を引いて、と言った電気インフラを作るには膨大なコストがかかります。それが太陽電池でサクっと安く発電できるなら、ラクですよね。さらに土地はたくさんあるでしょうから、電池を設置する場所にも困らない。

 この「新興国」や「クリーンエネルギー」あたりが、次の熱気を株式相場にも吹き込んでくれるのではないですかね!?期待、期待。

 とはいいつつ。

 今回の金融危機で欧米の金融機関の負った傷は、滅法深いですからね。200兆円だか、400兆円だかの不良債権のうち、まだ100兆円しか処理できていない、という話もありますので、今日明日、景気がよくなると考えるのは時期尚早ですね。確かに株は景気の先行指標ですので、景気より先に動くわけですが、景気そのものは・・・回復するのにあと数年かかってもおかしくはありません。希望はもちつつ、忍耐強くいきましょう。

 あとそれから、今回の大胆な財政出動で膨れ上がった借金を誰がどうやって返すのか、というのも引き続き先進国全般の大きな課題ですね。

 むしろ、これによって新興国の隆盛と、先進国の衰退がさらに加速するのだとすると、ちょっと皮肉ですね。はたして。



 先月に引き続き、通算成績は悲惨な状態を維持しています。中国(香港)株以外、全部赤字ですね。せっかく分散しているんだから、もう少し損益も分散してほしいのですけれど、今のところ、みんな仲良く赤字です・・・。どこが次に黒字化するんですかねー。読めません・・・。




 こちらは損益推移です。去年の9月→11月でガツン×ガツン×ガツンと3連発で大損となりましたが、今月も上述の通り2ヶ月連続で上昇していて、もしかすると反転局面にきたのかなー、と少し期待できる流れですね。

 目標としては毎回書いてきましたが、今月までに75万円の黒字を目指すと言ってきましたが・・・残念ながら182万円の赤字・・・。来年の4月に100万円の黒字ということで、がんばってまいりましょう・・・。目標はつみあがっていくばかりですね(苦笑)。


<5.今月の追加投資/売却>

 一旦、全額投資は完了したので、今後はリバランスを中心にゆったり調整していこうと思います。相場は最悪ですが、とはいっても筆者の運用スタンスを変更する必要性は感じていません。バランスとしては概ねいい感じですので、今月も特に売却はありません。売却がないと、もう普通預金は残っていませんので、購入もありません。


<6.他ファンドとの比較>

 筆者の運用スタイルはハイリスク・ハイリターンというよりはミドルリスク・ミドルリターンですので、以下2つのファンドと比較しています。

 ・3分法ファンド(内外の株式・不動産・債券に分散して投資)
 ・グローバル・ソブリン・オープン(先進国の債券に投資)

 そうするとこんな感じですね。3分法ファンドが緑、グロソブがピンクです。



 今月は全資産が上昇したこともあり、3つとも上昇していますね。特に国民的ファンドであるグロソブは、あと一歩で黒字化、というところまできましたね!すばらしい。グロソブが黒字化すれば、投資信託に対する逆風も弱まってくるかもしれませんね。

 それから筆者のポートフォリオは株式の比率が高いことが幸いし、3分法ファンドより上昇率がいいですね。来月あたりにはまず3分法ファンドをとらえたいですねー。
 
 では次回も来月のこの頃に更新予定です。黒字復活にご期待ください・・・いつのことやら!?




人気blogランキングへ(別ウィンドウ)


>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<


思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!
【4月30日まで】金利アップ!1年もの1.1%、5年もの1.7%の円定期
【4月30日まで】FX口座/口座開設するだけで3,000円(資金入金不要)
総合ランキング1位新生銀行
総合ランキング2位住信SBIネット銀行
ネットバンク口座数NO.1イーバンク銀行
手数料0円で外貨取引を楽しむならマネーパートナーズ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする