Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

鳥取一人旅 3日目

2019-03-30 | 旅に出た
3日目は鳥取市とその周辺です。
山陰線乗って岩美駅から岩美町営バスで田後下車。
このバスでも乗り放題手形使えます。
例によって乗客私だけ。平日だけど通学客とかはなし。
田後では漁村の狭い道に木造の家が並んでました。

朝から浦富海岸を散策します。
田後バス停から南へ坂を上って県道155号に出て
城原展望所へ。海岸の美景は道路脇の展望所からでも
見えるので、時間や体力のない人は車で来て公衆トイレの
辺りに駐車して展望所から眺めるだけでもOKかと思います。
近くの散策路入口から木の階段を下ります。
他に人はおらず椿林にいる鳥の高い声がよく聞こえます。
下りきると小石の浜辺(歩きづらいね)にギザギザの岩島。
実際に菜の花が咲くらしい大きな菜種島から5つの島を
菜種五島と言うとか。花崗岩が波で削れ、洞門の過程を経て
崩壊したものだそうです。ここ以外でも岩の島に松が
生えてるような「天然の盆栽」が多く風光明媚!
ただ、浦富海岸の浜辺に下り立つと結構ゴミが多くて
中には韓国から来たハングルの漂着物も…。
城原海岸から西方向の散策路入口は看板もないし
ちょっと分かりにくいかも。その後林の中をひたすら
階段を上って下る。平日朝から歩いてるの私だけなので
出来立てであろう蜘蛛の巣に掛かってしまった(苦笑)。

鴨ヶ磯海岸に出ると透明な少し緑色の海の底に
海藻が漂ってます。洞穴あるとテンション上がるね!
今ある洞穴も遠い未来には波に削られて崩壊する
運命なのかもしれませんが。
砂浜を横切り再び散策路、記念碑近くの一部は木道で
歩きやすかったです。またアップダウンがあり水尻洞門が
見えてきます。日向に出ると日差しが暑い…。
時間見たら予定よりかなり早く、この先も散策路を1km進む
選択肢もありましたが、結構上りそうで逆にバスに遅れる
おそれがあったので(予習してないから所要時間も不明)
予定どおり鴨ヶ磯展望所に上って県道を網代港まで
下ることにしました。網代港の海の向こうに砂丘。
そしたらバスの時刻までまだ1時間あったので、
網代の散策路入口から千貫松島まで歩いてみました。
また階段を上るといい香りのする花。蜘蛛の巣払いながら
歩くと展望台。網代バス停に戻っても30分以上時間余ったが。

時々撮影や水分補給で立ち止まってますが
コースタイムはたぶんこんな感じ。

田後バス停 7:36[徒歩17分]
城原展望所 7:53※[徒歩8分]
城原海岸(砂場) 8:01~8:08
鴨ヶ磯・酒宴洞門 8:22~8:32[徒歩10分]
水尻洞門 8:42~8:47[徒歩8分]
鴨ヶ磯展望所 8:55[徒歩21分]
網代港散策路入口 9:16[徒歩10分]
千貫松原付近の浜辺 9:26~9:30[徒歩10分?]
網代港散策路入口 9:40頃?

※城原展望所の前後でトイレ休憩あり

バスで鳥取駅まで戻る途中梨農園がありましたね。
砂丘の近くも通ったけどまた後で訪れます。
昼は11時早々に我天で特撰天丼1380円。
穴子なしだと1000円だけど好物なので付けました。
穴子1本(熱々のうちに食べてと言われた)+海老天2匹
(しっぽまでうまい)+白身天+イカ天(小さく切られてた
ので歯が弱い人でも噛み切りやすいと思う)+野菜天3つ
(獅子唐、茄子、南瓜)、味噌汁(なめこ)と漬物付き。
平日昼は卵天サービスも付けられます。栄養満点!
完食したけど女性はご飯少なめにした方がいいかな。
ちなみにこの建物のトイレは男女共用で奥に和式、
手前に男性用便器があり、女性はトイレ中の男性と
遭遇するおそれがありそうなので勧められないですね…。

くる梨バス赤コースに乗って午後は市内の庭めぐり。
大丸前で乗って山の手会館前バス停で降ります。
日差しが暑い中、まずは観音院の名勝庭園。
次のお寺にもいたけど鈴虫が鳴いてました。
庭にサンダルがあったから外も回れたのかもしれませんが
屋内から見てました。ちょうど結婚カップルが着物で
撮影してたので邪魔にならないよう端の方で写真撮ってた。
素敵な江戸期の池泉庭です。裏山に繋がる築山の
黄色いツワブキと緑の苔のコントラストもいいですね。
抹茶と和菓子をいただきました。二十世紀梨の寒天菓子が美味。

歩いて興禅寺。臨済宗から黄檗宗になったお寺だそう。
200円なのにお茶と和菓子いただいてすみません。
こちらも江戸初期のいい池泉庭で見学者は私だけ、
後ろの森は落葉樹(紅葉)も照葉樹も針葉樹もある。
築山に石組と植え込み、手前の苔も元気。

とりぎん文化会館~寿町をくる梨バスで移動、玄忠寺へ。
仇討ちで有名な荒木又右衛門記念館がありますが
仇討ち話は全然詳しくなくて庭の見学目当てです。
乗り放題手形で50円割引、記念品も貰いました。
仇討ちに使ったとされる刀(決闘で折れたらしい)や
鎖帷子などを展示。荒木又右衛門の墓は地震で割れたのと
勝負事のご利益目当てで削られないようにとで金網保護。
倉吉出身の高木百拙(棟方志功と親交があったらしい)の
墨絵の襖は羅漢がいろいろな言葉を授けるもので
沢山ある割には作成期間は短かったらしいです。撮影可。
庭は分かりやすく中央に三尊石。亀石に七本枝の松を
鶴に見立て、松竹梅を植えたもの。すぐ次に案内されたので
そんなにゆっくり見てる暇はなかったです。
本堂は天女などの彫刻が彫られた欄間に注目。もう一組の
家族と一緒に案内を聞いてたので40分くらい掛かりました。

鳥取駅に戻りバスで有名な鳥取砂丘へ向かいます。
砂丘の前に10月下旬に見頃になるらっきょう花畑を
見に行ったけど、砂の美術館前じゃなくてリフト近くの
砂丘センター展望台バス停から坂下った方が楽だったかな。
坂上って下るとラクダ発見、その向こうに広がる畑。
紫色の花が咲いてたけど、小さい花だしらっきょうも
ぎっしり隙間なく植えられてるわけじゃないので
畑が遠目で一面紫色に見えるとまではいかないです。
砂丘センターまで上ると学生が造った砂像の展示がありました。
リフトは使わず砂丘方向へ歩道を下ります。

砂だらけ(当然)の鳥取砂丘に足を踏み入れます。
ガラケーだからポケモンGOしに来たわけじゃないYO!(笑)
でもブームが過ぎたからかそれっぽい人見かけなかったな。
砂の上、平坦なところはゆっくり歩けば何とも。坂を歩くと
少し下に滑って止まるので、下りは滑り続けて転ぶこともなく
歩きやすいのですが、上りがなかなか進まず大変。
トレッキングシューズだったので靴に砂は入らなかったです。
外国人も多かったけど日本に来て砂丘観光ってちょっと驚き。
他に砂漠や大規模な砂丘がある国あるよね?
水が貯まって周りに草が生えてる場所がオアシスと呼ばれてる
らしいです。砂丘の他の場所は砂なので雨が降っても溜まらず
地下に浸透する(水溜まりもできない)けど火山灰層などでは
地下水が溜まり、「オアシス」から湧くそうです。
川じゃないので雨が少ないと枯れるらしい。
馬の背と言われる丘に上ったらみんな靴脱いで裸足になってたので
私も真似。普通の海辺の砂浜と違って砂が濡れてなくてサラサラ!
足に多少汗かいててもそのうち乾いてほとんど付かないです。
夕方なので砂がひんやり冷たくて気持ちよかった!
貝殻や漂流物もないので裸足で歩いても痛くない。
暑くない夕方を狙ってか、16:00過ぎても上ってくる人が多かった。

砂丘の隣にある砂の美術館に入りました。
何故浦富海岸の後に砂丘を訪れなかったのかと言いますと、
街中のお寺は閉まるのが早い一方でここが18:00までやってるのと
気温が下がってから砂丘に行きたかったからです。
展示は「北欧編」。サンドアート専門の美術館は世界唯一らしい。
必ずしも砂丘の砂使ってるわけじゃないと思いますが。
サンドアートは砂と水だけで接着剤不使用らしいです。
長く持たないからか常設展みたいなのはないみたいですね。
世界各国の作家が北欧の城や人魚姫、バイキング、北欧神話などを
テーマにした作品を展示。ブリュンヒルド気高げな美人っすなあ。
1つの作品かと思いきや複数繋がってるのもありました。
2階にあるけど3階からも見下ろせるようになってます。
今回テーマになった北欧4ヶ国の作家はいなかったです。
「外国人(日本人など北欧以外の人間)から見たイメージの北欧」
になりがちだと思うので、北欧の作家がいないなら北欧文化
研究者の監修があるとよかったのかな、あるかもしれんが。
外に出たらフィンランド大使館のキャラクター「フィンたん」の
砂像まであったぞ。砂丘展望広場でカップルに囲まれながら(笑)
砂丘の向こうの大山に日が沈むのを眺めました。

鳥取駅に戻り駅近くの食堂の浜市で刺身定食1280円。
小鉢や麩の味噌汁付き。刺身はイカやマグロなど5種類を2~3切れずつ。
昨日まで肉ばかり食べてたから魚介うまいっすなあ。
昼も魚介だったからこの日は魚の日?前日と前々日は肉の日?
極端に分けないで昼は肉で夜は魚みたいにバランスよく食え自分。


《写真ブログ記事》
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