四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

自民党府議団の議員団会議

2023年09月06日 | 京都府議会

 日㈬から京都に向かい、12時半からの議員団会議に出席。

 会議に入る前に、二之湯真士府議から京都市長選挙をめぐる新聞報道について、経緯の説明があった。

 団会議では代表質問の登壇者による質問内容の発表があり、宮下友紀子議員(上京区)私立高校と府立高校のことについて質問されるというので、私の一般質問の内容との整合性を図るようお願いした。

 京都市長選挙に関する月曜日からの報道は、二之湯府議いわく、この件に関して新聞社の取材はまだ一切受けていないので、自分についての部分は憶測で書かれたもの。京都市長選への立候補決意を正式に表明するのは、今日の自民党府議団の議員団会議を初めてにしようと考えて準備してきた、ということだった。

 記事掲載以降の数日はマスコミ等の取材が殺到したので、それを受けないようにホテル住まいして電話にも出なかったが、いつまでも説明しない訳にはいかないので明日7日に記者会見して来年2月の京都市長選挙への立候補を表明する、と決意の披瀝があった。

 

 自民党府連副会長でもある自民党府議団の近藤永太郎団長「二之湯くんの決意を聞かせてもらって、団長として非常に嬉しく思う。ただこれを受けて自民党が推薦するかどうかはここで決められる問題ではないので、府連に二之湯先生の意志を伝えてほしい。そして、今後、我々が協力できる体制を作っていただきたい」おっしゃった。

 京都新聞に「松井孝治氏を自公で擁立検討」という記事が掲載されたことに対して「府連会長に確認したが、自公で候補者協議をしていることは一切ない。もちろん自民党京都府連が松井孝治氏擁立を検討していることも一切ない、府連はまだ全く動いてない」と説明があった。

 

 さすがに新聞記者も何もないのに記事を書くということはないと思う。正式な協議の前に感触を確かめたり打診することはあり得ることなので、松井さんが否定しないところを見ると打診はあったのだと思うが、松井さん側の条件提示の答えまでは自民が出せていなかった「生煮え」「半熟」での「先走り報道」になってしまったのだと思う。

 その困惑と話が完全に消えた訳ではない気持ちが交錯している様子が、それから数日の松井さんのTwitter投稿に現れていると思う。

 松井さんほどの実績や能力のある方古巣の民主党ではなく、対立する自民党が担ぎ出そうとするならば、「絶対当選させる」ことと「当選後も議会運営を安定させる」ことをどう担保するのかが条件になると思う。

 それが突然の門川市長引退会見の理由だったのかもしれないし、門川市長を当選させてきたオール与党を再構築するため自民党をまとめることはもちろん、維新や京都党と組んで候補擁立に意欲を見せている前原誠司氏を味方につけるという条件もあっただろう。

 この条件を全て整えるのは相当難しいが、条件が整えられなくても、そのまま時間が経って誰も有力な候補者が出ないという状況になれば、「もう誰もいない。条件は後で整えるので出てもらうしかない」と持っていこう「見切り発車」しようとしていたのではないだろうか。

 「自公で松井孝治氏を擁立」という記事がそのまま事実となる可能性もあるが、他党の元議員の擁立という元々難しめの話でもあり、通常、こんな状態で名前が出てしまうと話が潰れてしまうのが政治の世界である。

 最後に誰が候補者として出揃って、どういう戦いになっていくのか、まだ全く読めないが、私は自民党府議団で切磋琢磨してきた同世代の友人である二之湯真士府議に頑張ってほしいと思っている。

 

 二之湯府議の7日の記者会見の中で「二重行政の排除」という公約について、「維新の言っていることと一緒ではないか?」と疑問を呈してこられた自民党綾部支部の役員の方がおられた。

 「二重行政の解消」が維新の十八番になっているとはあまり意識してこなかったので、少し驚いた。

 私が12年前に府議になって1年くらい経った頃だっただろうか、2期の二之湯府議に誘われ、長岡京市・乙訓郡選出で同じ1期だった能勢昌博府議と3人京都市会の寺田一博市議(上京区)、津田大三市議(中京区)、吉井章市議(山科区、現参議院議員)との朝食勉強会に毎月参加していた。

 その中で最も熱心に取り組んだのが「二重行政の解消」であり、我々の活動の結果、動物愛護センター、消防学校、計量検定所、保健環境研究所などの施設を京都府、京都市で統合することができた。

 大阪維新の会ができるよりもずっと前から、京都では自民党の若手議員の我々がそれに取り組み、実現してきている。「二重行政の解消」が維新の政策だと思われるのは甚だ遺憾である。

 自民党こそが改革政党であり、これからもそうあらねばならないと思っている。それは二之湯府議と同じ気持ちだ。

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