四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

東海道新幹線の終日運休に巻き込まれて

2024年07月22日 | 論評・研究

22日㈪昨夜くん、山下くんと東京に泊まった。山下くん「東京に行くのは初めて」と言うので「それなら少し東京見物をして帰ろう」と話していた。

 朝のニュースで、東海道新幹線が愛知県内での事故で運休していることを知ったが、「夕方までには回復するだろう」と思って、築地の場外市場に朝ご飯を食べに行った。

 築地と言えば海鮮丼を食べに行くイメージだが「築地は吉野家1号店の地だから」と説明し、今日はあえて牛丼とホルモン丼を食べた。このホルモン丼(900円)がボリュームもあって、非常に美味しかった。

 築地市場を見て歩きながら、タレントのテリー伊藤の実家、丸武で玉子焼(150円)を買って、三人でシェア。これも初めて食べたが、甘くて美味しかった。

 次は浅草へ。仲見世を通って、浅草寺をお参り。日本人よりも外国人が多かった。

 浅草寺から歩いて10分ほど北東にある山下くん希望の待乳山聖天というお寺にもお参りした。200円払って大根をお供えするというお寺だった。

 

 暑いし、これからどうしようか?と喫茶店で休憩。ネットニュースを見てみると、東海道新幹線は「今日は終日運休」との報道。

 もう1泊することも考えたが、山下くん「明日朝から、どうしても外せない仕事がある」というので、綾部まで今日中に帰る方法を模索することにした。

 とりあえず、「みどりの窓口」があるJRの駅へ行こうと考え、東京駅や品川駅は相当混んでいるだろうから、近くでどこか…と浅草から近い上野駅へ向かうことにした。

 

 12時過ぎ上野駅に到着。「みどりの窓口」はそこそこ行列していたが、待ち時間は40分ほどだと書いてあったので、そこに並んだ。

 13時前ようやく順番が来て相談すると「北陸新幹線で敦賀回りなら行けますけど」と勧められた。しかし、すでに自由席しかなく、並んでもらうしかない」とのこと。13時半に上野駅発の新幹線は乗れないだろうと考えて1時間遅らせ、上野駅ではなく始発の東京駅で並ぶことにした。

 

 東京駅の新幹線改札のあたりは切符の交換を求める人で大行列。上野駅へ行って正解だった。弁当を買って新幹線ホームに上がると、そこもいっぱいの人。どこに並んだら良いのかも分からない。しかし、しばらくすると先発の新幹線や東北行きの新幹線に乗り込む人があってホーム上の人は少なくなり、駅員さんに聞いて並ぶ場所が分かった。

 そこから1時間以上、弁当を食べたりして時間を潰し、暑いホームで並んだ。遅れて並んだ人達は座る席もなく、新幹線の中は満員電車並みになっていた。トイレに行くこともできないくらい、通路まで人でぎっしりだった

 敦賀までの3時間以上、そういう状態だったので、途中、気分が悪くなる人が出たのか、糸魚川駅で救急車に乗せるために停車し、さらに10分強遅れた。

 

 北陸新幹線と東海道新幹線では1時間あたりの本数が違い過ぎる。代替ルートだと声高に言っても、みんながそちらに向かえば全く乗り切れない。

 「北陸新幹線を東海道新幹線の代替路線にする」と言うのなら、こういう場合にどうやって列車を増発させるのかも考えておかなければ、いい加減なことは言うべきではないと肌身に沁みて感じた。

 福井県の国会議員が「北陸新幹線、“バックアップ”の本領発揮。これが国土強靭化」と顔文字付きの脳天気なTwitter投稿をしていたので、あの暑さの中で予定変更を余儀なくされた乗客の苦しみに、もっと心を寄せるべきだろうと指摘した。

 

 また、乗客には多くの外国人がおられたが、車内や敦賀駅では英語での説明が少なく、異国での状況把握に困っておられる様子だった。

 私たちは敦賀駅でサンダーバードに乗り換えて京都駅へ。約1時間強で到着した。そこから約1時間待って綾部への最終特急に乗れたので、無事に22時前に家に帰ることができた。

 北陸新幹線をつなぐことの必要性は感じた。それならばこそ、国会議員や国交省、JR、知事たちは「京都問題」と呼ばれる京都府の我々地方政治家や事業者、市民の意見をもっとよく聴いて、実現可能なルートに早く転換することが必要だろう。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« AYAの会 | トップ | るんびに学園賛助会の総会 »