朝8時に正暦寺に行った。今日は不動明王大祭の本番だった。
綾部藩主であった九鬼の殿様は、本宮山の麓(今の大本長生殿のところ)に屋敷を構えていた。本宮山の隣りに那智山正暦寺はある。そのため、殿様は参勤交代の度に道中の無事を正暦寺で祈願されたそうだ。
その由来にちなみ、49年前に祖父・四方源太郎が筆頭総代を務めていたときに、不動明王大祭を始めたそうだ。その後、玉川正信住職になられて、一般の方にも参加していただく現在のような大きなお祭りになった。
父が筆頭総代として挨拶して、大祭は始まった。
行者さん方が様々な儀式をされる。今年は行者さん方の出入りの紐を取ったりつけたり、清めの水をかけたりという役割を与えてもらったので、間近で見ることができた。
最初に「入れる入れない」の問答がある。
めでたく入れて、次は弓矢や剣で悪霊を退散させる。
続いて、護摩焚きが始まる。
昼まででお客さんの足も途絶え、午後は片づけがあり、夕方からお寺で反省会だった。
今年の9月には檀家の役員さん方が30名ほど住職の出身地の五島列島を訪ねることになっていて、僕も玉川さんに誘われているので行こうと思っている。住職にも誘われたので、「行くつもりです」と言ったら、喜んでおられた。