ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

簿記やってみない?

2009年09月07日 | 女性の自立
スバイリエンの市場に、朝ごはんを食べに出かけました。


↓カンボジアはどこにいってもパンはおいしい


↓ちょうどタマリンドの季節で、大量に出荷中



↓バナナは年中季節のような気がするけれど・・・・山積み販売中。



朝ごはんを求めて、うろうろしたわたし。
7時前に行ったから、まだ開店してない店がほとんど。
販売している人の朝ごはんタイムだったのだ。


うろうろ市場を見学した挙句、結局若い女の子たちが食べてる店に決定。





どの店に行っても、いつも気になるのは、支払いの時。
お店の人がどこにお金を入れるか。


↓この店では、売上は、このかばんに入れてる。



ま、いいけどさあ・・・・ざる勘定ならぬかばん勘定。


うーん、簿記やってみない?
原価計算とかやってみようよー









オトコとオンナの違いって?

2009年09月06日 | 女性の自立


「ジェンダーって?」という点を教える研修は、カンボジアではけっこうはやってる。

個人的には、そんなこと教えても・・・・って思ってるのだけれど(定義なんかよりも、「だからどうなんだ」って方が大事だから)、まあ研修を見ていると、カンボジア人の考えていることが色々みえてきて面白いのも事実。

国際山形ボランティアセンター(IVY)さんの研修で、「ジェンダーとは?」のセッションを見学しました。

IVYさんは、スバイリエンという、ベトナム国境近くの州で活動を展開するNGO。
農村地域の女性たちを支援して、野菜を共同出荷するお手伝いを実施中。
今回研修には、IVYの職員と、女性組合のリーダーさんたちが参加。



↓研修の様子



参加者のみなさん、とっても元気で、ファシリテーターがみんなの意見を聞こうものなら、たーくさん手があがって意見が飛び交う元気さ。




研修では、「ジェンダー」とはなにかを考えるため、参加者はふたつのグループに別れて、それぞれ制限時間内に「男性」と「女性」の絵をフリップチャートに書くという作業。


↓行列をつくって、ひとりひとり、ちょこっとずつ男女の絵を仕上げていく様子



一応時間制限があるので、両チームとも必死。
「のどぼとけ!」とか「口紅!」とか意見はでるんだけれど、ペン一本ではそれを表現できないのであった・・・・


↓苦労して女性の図を仕上げるチームの様子



私と同世代くらいのひとたちは、絵を描いたことがないから、この作業はとってもむつかしい。
農村地域だと、子どもでも実はお絵かきをしたことがなかったりして、絵で表現をするっていうのは苦手。


でも、女性と男性は、なんとなくやっぱり違って描かれていたりして。

うーん、それほど違ってないんだけどなあ、実は。
表現力の問題なんだよなあ。

日本でこのエクササイズすると、もっと激しく違うんだよなあ。

うーん、でもやっぱり、このエクササイズはやらなくってもいいのではないかと個人的には思ってしまう。
この次のセッションでやってた、「男女が成長過程で直面するとなる課題」についてじっくり協議するほうが、自分たちの生活からジェンダーを考える機会になって効果的だと思うんだけれどなあ。

ま、いいか。新しい視点を持ってもらうっていうのは、基本的なところからはじめたほうがいいのかもしれない。





商売を成功させるには・・・・規格品をつくるには?

2009年09月05日 | 女性の自立

国際労働機関(ILO)が実施する、女性の起業家のための研修を視察しました。

対象は、国際山形ボランティアセンター(IVY)の職員と、IVYが支援する女性組合の指導者たち。

商品を受注して出荷する時のコツを学ぶための研修では、依頼を受けたネックレスと同じ企画のネックレスを生産して出荷するという課題。


実践して学んでもらおうという作業。



↓モデルになるネックレス




グループに分かれて、各チームこのモデルと同じネックレスを20分以内で作らないといけない。
石の色とか、石の種類とか、モデルをしっかりと観察して、同規格のものを作成。



↓必死でモデルを研究。


時間制限内でたくさん生産することは無理だったけれど、それぞれのチームでとりあえずひとつのネックレスを完成。


仲介人が、受注したネックレスの完成度をチェック。


↓厳しいコメントをする仲介人



規格とぜんぜん違ってるしー。色もあってなかったり。
ネックレスに使う紐も、一本じゃすぐきれちゃうから、何本かにしないといけないのに、そんなことやってるチームはなし。



この研修のポイントは、「わからなかったら聞く」という点。

でも、カンボジア人は聞かないのだ・・・・・・。
そう、自分で思うようにやっちゃって、仲介人に買ってもられないものしか生産できないって結果。
ここから、ビジネスについて学んでもらおうという研修。


うーん。カンボジア人だけじゃなくって、若い日本人もそういう傾向あるよなあ。









今日から休暇で日本

2009年09月04日 | カンボジアの外で感じたこと



今日から3週間ほど一時帰国で日本。

しっかりみんなとばいばいして、お留守番を頼んで出発。

↓荷物のまわりをうろうろしていたベッカム



↓一番心配なのはごーじゃす。外泊続かないといいんだけど・・



↓ST.バットマンといると幸せ?


ばたばたしてたら、おびわんとバットマンは撮影しそこねちゃった・・・・
おおたけくん、どこ行ってたんだろ・・・・



さらに途中で仕事の引き継ぎとかやってると、ばたばたしちゃって、あっという間に機上・・・







みんなの好きなお菓子

2009年09月04日 | カンボジアの生活
カンボジア人って、間食大好き。

職場でも、連日、誰かがおかしを持ってきてる。

あっついのに窓を開けている時は、お菓子のにおいが強烈で換気している時ってかんじ。


今日のお菓子は、ノムチャン。



↓バナナの葉っぱにつつんであるお菓子


もち米のなかに、スノーサンダエク(小豆)をつめたもの。







むしゃむしゃ食べながら、無駄話に花を咲かせる私たち。

でも、無駄話から、いろんなことが見えてくるんだよなあ、カンボジア社会って。




みんなで祝う中国のお盆

2009年09月03日 | カンボジアの生活



9月3日は、中国のお盆。


だから、ほとんどの人は出勤してこないうちの職場・・・・
うちのお手伝いさんも実家に帰っちゃったし。

でも同僚たちはちゃんと出勤してて、「昼食一緒に行こう!」ってことに。

これから、カンボジアのお盆も始まっちゃうので、仕事になるのかなあ。



写真は行った先のレストランで、店の人がお盆の準備中の様子。


激流を見ながらのランチ in Pursat

2009年09月02日 | カンボジアの生活
プルサットで、川をみながらのランチ。




州知事さんがいらして、わいわいおしゃべりしながら。
広島に1ヶ月ほど研修いってたらしい。
「でも、アリガト!しかしゃべれないんだよねー」とのこと。





プルサットでは、土地投機がけっこうすごいらしい。
政府高官が集まって食事すると、まあ必ずといっていいほど土地の値段の話・・・




↓マッシュルームがけっこうおいしい野菜の炒めもの。


↓レモングラスがいけてる鶏肉料理





プルサットも、雨が降らないからどんどん稲がかれちゃってるそう。
雨乞いまでしなきゃいけない事態らしい。

早く雨降らないかなあ・・・・と思ったのであった。












16歳未満のオンナは夜9時以降外出禁止??

2009年09月02日 | 女性の自立
2009年8月28日付英字紙プノンペンポストによると、プノンペン市長が新たな提案をするそうな。

「16歳未満の女子は、夜9時以降両親が同伴しないと外出していけないという条例を出すように内務省に要請したい」らしい。


カラオケやバーは、大人のためにあるべきで、子どもが行ってはいけないからだそう。

だからって、外出を完全に禁止しちゃうわけ?



またしてもとんでもない発想だなあと思いつつ、若者たちに「どう思う?」って聞いてみたりして。

するいと、女性は全員が、「市長の提案に大賛成!!」。
理由は、「若いオンナが夜出歩くのは伝統に反する」「危険だから」「倫理が低下することにつながるからオンナは夜は家にいたほうがいい」などなど。

他方、男性は、「倫理が低下するのをとめるためにこんな条例だけではだめ」というまともな発想もあったりして。

でも圧倒的大多数が、プノンペン市長の提案に賛成。

うーん、悪夢をみていると思いたい・・・・
 

内務省スポークスパーソンの回答は、「移動の自由を制限することになるから、(そのような条例を出すのは)むつかしいだろう」とのこと。
たまにはまともなコメントだすじゃん。


写真はお友達のおじょうさんのランチ。
彼女も夜は外出禁止?


今日も洪水

2009年09月01日 | 女性の自立


雨が降ると洪水しちゃうプノンペン。




昨日は雨が降って停電になっちゃって、「仕事になんないなあ・・・」って言って帰る準備しはじめたら、電気もどってきて。

今日も雨が降って、洪水。



洪水すると、交通渋滞になるし、車が水につかっちゃってたいへんな修理代がかかるんじゃないかと不安になるし・・・・


早くなんとかなんないのかなあ、この洪水。