ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

人身取引に関する会合

2015年02月18日 | カンボジアのジェンダー規範

 

Heinrich Boll Stiftungが主催で、タイをハブとした人身取引に関するセミナーが開催。

↓4日間にわたって開催される5つのセミナーとワークショップの一環

面白いと思ったのは、労働搾取の問題が何度も取り上げられたことと、中国へ売られていく女性の事例がたくさん紹介されたこと。騙されて売られて性産業に、っていう構図から、かなり変わってきているのである。

2014年、子どもといっしょにバンコクからポイペトまで移動した時、記録では20、0000人がタイから帰還してる。同じようなことが、だいたい時期を同じくして、ビルマでもおこったそう。でも、今でも1000人毎日強制送還させられている。

海外に移住した出稼ぎ労働者たちは、137百万ドル(一年)、海外からカンボジアの家族に送金している(政府の発表統計)。

中国への偽装結婚での人身取引では、最高2万ドルの結納金が支払われているケースがあるそうな。

 

最近の労働者は、経済コンセッションのせいで土地を失って、出稼ぎに出ているケースが多い。借金も大きな問題。めちゃくちゃ名取たてとか、高い金利で貸し付けている人たちに罰則はないのか?っていう質問に対して、罰則はあってもだれも知らないし守ってないとのこと・・そんな罰則あったのかな?